楽しそうな先輩達。姿勢と微笑みが人間性を物語る。
2014/04/22
僕ら美容師って、自分のお店でも人がカットしたものを、流れ以外で触る事はほとんどできない。
例えば、お客様の仕上がりを
「失礼しまーす」とか言って触らしてもらうことってありません。
(当たり前なんだけど。)
お金をもらっている以上お客様で練習はあり得ないし、勉強させて頂くのもおかしい。(でも実際はお客様で経験を積ませて頂いてるのは事実です。)
カットやカラーやパーマの方法とかって様々で、美容師さんによって違う。
見た目では判断できても、
触った柔らかさであったり質感、
お客様の本当の気持ちはわからないことがいっぱい。
本当はそれ含めて、見て感じて、聞けれたら、とても良い勉強になるはず。
また、他の美容師さんの普段の営業風景はなかなか見れない。
(別にお互いが隠してるわけではないんだけど)
見るならお客様として行くしか無いのがほとんど。(本当はバイトでも体験でも良いから、他のお店の日常を体験したいけど難しい)
そんなこんなで、2つの美容室の2人のスタイリストの営業風景、デモンストレーションを見る講習会に参加してきました。
今回、僕は
「技術を見よう」
「お客様目線で見てみよう」
の2つをテーマにしてきました。
技術はもちろん勉強になりました。
でもお客様目線での美容室の感じ方が勉強になりました。
それぞれのお客様に対しての施術を全部鏡越しで美容師さんをずっとみてました。お客様から見たら、「あの人ずっと鏡越しに映ってる」みたいな位置で。
接客の距離感であったり、話すトーンだったり、
ポイントをどう伝えているかとか、話す目線であったり。微笑み方だったり。
いろいろ感じましたけど、
やっぱり先輩たちの仕事は、気持ちが良い。楽しい。
経験とか知識とかもちろんあると思いますが、今回参加して学んだのは、
「とにかく笑顔がとても楽しそう。美容師好きなんだなー」ってこと。そんな好きな気持ちあったら上手いにきまってる。
それを、今の僕に落とし込むと、
お客様やスタッフ達に、
「上から目線の教え方ではなく
全てを聞いてアドバイスする教え方でもなく、
普段の仕事の楽しさから、やる気を促す教え方。」
「好きな仕事は美容師ってアピール」
ということかなと。
僕はそ素敵な美容師の先輩たちに出会えてること、
今、嬉しく思います。
これからもたくさん学んでいけたらいいな。
そして、いろいろな美容師さんや、他業種の方と話ししていきたい。