自分自身の未来に向かって、レールは自分で作らないといけない
「頑張ればできるんじゃなく、やる気があれば何でもできる」
ある方がよく言ってます。
まず頑張るってことは誰でもできる。子供でもできるし。でもいろんな物事に対して、目標を立てて実行することや、できたということやできないということに対して反省と計画を立て進んでいくことや第3者が判断することが大人の頑張ること。そしてできた、できてないの判断。結局、「結果が全て」なんだと思う。
子供の時は、親が決めたり、導いてやってくれた。できたら親が喜んでくれた。中学や高校、大学になると、自分の意思で部活や勉強、進学を考える。そこには、先生や先輩など導いてくれる人たちがいて、みんなで頑張れて、結果が出ればみんな喜んでくれた。就職はほとんど自分の意思で決めるようになる。自分が決めないと進まない。決めて進んでも相手が評価してくれないと先が無い。みんなが喜んでくれるってことより、自分が良いか悪いか。いつのまにか、作ってくれたり引いてくれたレールがなくなり、自分でレールを作らなければいけなくなる。新しいレールを作り、その都度修正して引き直したり。壊したり、新しいレールをまた作ったり。社会の中で生きていくために自分自身で考えて行動していかなければならないってこと。
しかもそれは、社会の中では、相手に評価されて成り立つ。結果が出て相手が判断する。そこではじめて「よくできた」ってなる。だから頑張れるってことになっているのだろう。
僕ら美容師は社会の中だけど、部活動のような環境の中で育ち、いつのまにか就職して自分自身を考えないといけなくなる。入社して、何もできないアシスタント。スタイリストまでのレールがある。スタイリストになればレールがなくなり、自分自信で考えて、先を見据えて行動しなければ、結果も出ないし周りも評価してくれない。自分のスタイリスト像は自分で作るしか無い。
でもそれでいて、スタイリストになれば何でも出来る錯覚になり、「いずれ売り上げも上がるだろう」みたいな考えになる人も多い。お店がやってくれたのしても、個々がやらないと成果が出ない。本当はスタイリストって商品を売るためのブランディングや広告をしないといけないし、自分自身をわかって計画をたてないといけない。
よくお店の環境のせいにするスタイリストさんや中途で面接にくるアシスタントがよく言うけど、いろんな理由があるにしろ、少なからず途中で逃げ出したり、諦めちゃっただけだと思ってます。でもそこでまた新しいレールを引き直して「頑張る」姿勢を魅せて、結果を出したいってことに対しては応援したい。
結果に対しての相手の評価は、スタートさせる前から始まってると思います。気持ちをもって、やる気を出して。やる気があれば何でもできるはずだからね。
僕はまったくできてませんでした。導いてくれたレールにのって、毎日無我夢中でアシスタントしてたら、いつのまにかスタイリストになってた。広告係だから、お店の広告考えてはいたけど、自分自身のスタイリストの宣伝とかは考えてなかった。たまたまSNSとかWEB広告とか新しいことを始めるにあたり、お店がやらせてくれたから、とりあえずやってみたことが良かっただけ。僕のスタイリストのスタンスである「常にスタイルチェンジ」とか「相手に合わせた接客」とかは先輩スタイリストと違うことしたかっただけ。全てが結果オーライでしたw
今考える時間を作っていろいろ思い直すことも多い。僕は上に立つ人間には向いてないし、人間力もまだまだない。悔しいけど。でも少しでも良くなるよう頑張ろうと思ってます。
だから、この「頑張ればできるんじゃなく、やる気があれば何でもできる」は今はできないことばかりだけど自分の今後のため、この言葉信じていこうと思ってます。
結果が全てだし、評価するのは相手だからね。