デブスちゃんの恋愛
数年前の話。
好きだった男性と飲んでいたら突然「花子が半分になってくれたらなあ」と言われた。
「花子みたいな体型が好きな男もいると思うけど、普通はちがうんだからね?」
「自分の好きに生きるのもいいけど、付き合うなら、相手の好みに合わせることも必要だと思うよ」
そっか、そうだね。。。
全部わたしを思って言ってくれたんだろうか。今までこんなこと言ってくれた人いなかったな。
ありがたいな。わたしはそう捉えた。
それから半年で25kg落とした。自分が変わることで好きになってくれるかもしれないと思って頑張ってた。
結果、その人は何も言わなかった。
ああ、これでも求めるものに追いつかなかったんだな。見た目が良い人なら他の人いっぱいいるし、中身なんかわたしじゃなくても性格良い人いっぱいいるし、もういいかな。
振ってほしい。
あきらめようと思う。
そう伝えた。
返ってきた言葉は
「俺が振ったらあきらめられるの?」
「それくらいの気持ちならあきらめれば?」
彼はそう言って、席を立った。
軽く振ってくれると思ってたわたしにはキツイ言葉だった。
その場でひとりになったわたしは友人に電話した。その人との事を全て話した。友人はわたしを心配してくれた。彼は何でそんな上から目線なんだ、むしろ花子から振るべきだと、怒っていた。
わたしは、ちょっとほっとした。わたし自身も彼の言動に対して違和感があって、傷ついていながら、好かれようとしていたという事に気づいた。
でもわたしは、その日から自分を許せてない。
本気で向き合ってくれてたとしたら、中途半端だった。振ってくれと相手に委ねてしまったことも失礼だったかもしれない。もっとストレートに付き合ってくれと言ってみれば良かったんだ。
そんなこと出来る勇気も自信もないけど。
ちなみにその後はなぜかまた普通に飲み友達でいたけれど、いまはもう連絡が取れない。
さよならを言っていなかったね。
元気で笑って過ごしていてほしい。
もうだいぶフラッシュバックしなくなっていたけど、今朝急に思い出したので書きました。
恋愛対象外なのはごもっともだし、
太っている事でいい事なんてない。。。
って言おうと思ったけど、
好きなものが好きなだけ食べられて幸せです!笑