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ボドゲのLesson初級編

どうも、ヤバスギ謙信です。

皆さん、ボードゲームって知っていますか?
近年、人気ユーチューバーやテレビが取り上げることで知名度が上がったのか、ボードゲームにじわじわとブームが来ています。
itoやボブジテン、あいうえバトルなどのゲームを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなボードゲームについて、ボードゲームカフェ店員の端くれという立場から少しだけ語っていこうと思います。

人気ボードゲームとは?ボードゲームの定番って何?

一口にボードゲームと言っても、様々なジャンルがあります。手軽に大人数でコミュニケーションを取ることを目的としたコミュニケーション・大喜利系や、運や度胸試しで盛り上がるダイス・チキンレース系、ゲームとしてしっかり歯ごたえのあるものが多い拡大再生産やワーカープレイスメント。
上に挙げたもの以外にも多くのジャンルが存在しており、その多様性はデジタルゲームに引けを取りません。

その中でも特に近年人気なのが、コミュニケーション・大喜利系でしょう。手軽さも然る事ながら、盛り上がりがわかりやすく外から見ていても面白いことから動画や配信映えしやすく、インフルエンサーがこぞってプレイしていることも人気の一因でしょうか。

↑YouTuberが遊んでいる動画

確かにこの辺のゲームも面白いですが、しかしこればかりやっていてもいずれ飽きてしまうのが現実。ボドゲに関わるものとして、これらのゲームばかり遊ばれているのはあまり面白くありません。

では何を遊んでほしいのか。
通常ならここで出てくるのが、ボードゲームの取っかかりとしても優秀な三大と呼ばれるゲームや、それに準ずる定番ゲームです。
カタン、ドミニオン、宝石の煌めき、スカル、街コロ、カルカソンヌなどなど。

カタンのプレイボード

ボードゲームカフェなどに行けばまずおすすめされるゲームたちです。
しかし、この辺のゲームをしっかり紹介するのもいいのですが、そういうことは大抵他の人がやっています。定番ボードゲームと調べたらすぐ出てくるでしょう。

おすすめの非定番ボードゲーム5選

というわけで本題。
今回僕がやりたいのは、定番というほど有名ではないけど、初心者~中級者におすすめのゲーム紹介です。特に、この記事を読んでいる人はカードゲームやデジタルゲームの経験者が多いでしょうから、少し難易度高めでも十分楽しめるのではないかと思っています。
ではやっていきましょう。

○エルドラドを探して
難易度:★★☆☆☆
プレイ人数:2~4人 プレイ時間:30~60分
プレイ感:戦略6運4、デッキ構築入門

ライナー・クニツィアというゲームデザイナーが作った、デッキ構築系のすごろくゲーム。
ドミニオンなどで有名なデッキ構築要素を、よりカジュアルに楽しむためにすごろくに落とし込んだ中々革新的なゲームです。
すごろくならダイスを使って進みますが、このゲームでは構築したデッキを使いゴールを目指します。
カード効果も単純なため、デッキ構築系にありがちな『カード効果を覚えなければいけない』というハードルもなく、初心者でも十分楽しめるゲームとして非常におすすめです。

緑が森林、青が水辺を数値分だけ渡れることを表している。黄色はお金。


○インフェルノ
難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:3~7人 プレイ時間:10~30分
プレイ感:ワイワイ、ハラハラ

こちらもライナー・クニツィア作のゲームで、UNOにトリックテイキングの要素を加えたカードゲーム。
5色で1~5の数字カードが各4枚ずつの計100枚で構成されています。
UNOと大きく違う点は、最初に出されたカードに絶対従わなければいけないこと。
例えば赤の3が出されたら、後のプレイヤーは全員赤か3のカードしか出すことは出来ません。
それを誰かがカードを出せなくなるまで続けて、出せないプレイヤーが場にあるカードを全部引き取ります。引き取ったカードは1枚につき1マイナス点。更に赤のカードだったら数字の値だけマイナス点になってしまいます。

赤の3に出せるのは赤のカードか数字の3。今カードを引き取ると12点のマイナスを食らってしまう

これだけだと手札運だけで決着がつきそうですが、カードが出せなくなる前に敢えて引き取ってマイナスを抑えることも可能。
いつ誰がカードを引き取るのか、というハラハラ感やバーストしたときの盛り上がりを楽しむゲームです。

○キャメルアップ
難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:2~8人(大人数おすすめ) プレイ時間:30~60分
プレイ感:ワイワイ、ギャンブル

競ラクダ。
ラクダのレースにお金をかけて、1位と最下位を予想しよう!というゲーム。
単純かつめちゃくちゃ盛り上がるので大人数でボドゲするなら是非。


似たような盛り上がり方だと『インカの黄金』というチキンレースゲームもおすすめ。友人曰くタダで打てるパチンコらしい。

○アートの横取り
難易度:★☆☆☆☆
プレイ人数:2~5人 プレイ時間:20~40分
プレイ感:読み合い、攻撃

またしても何も知らない大泉洋さん、ではなくライナークニツィア。
ここまで来たらわかったかもしれないですが、この人の作るゲームは基本的に面白いのでおすすめです。
数字カードを使って同じ数字のお宝を盗むゲームですが、特徴的なのはプレイヤー同士でお宝を強奪し合うこと。5のカードを使えば5点分のお宝を手に入れられますが、その後他のプレイヤーに盗まれてしまうかもしれません。
誰のお宝を盗むのか、いつゲームを終わらせるのかという読み合いが楽しいゲームです。

中央の数字チップ(お宝)がなくなったらラウンド終了
プレイヤーから盗むか、中央から取るかという駆け引きが面白いゲーム

○マインクラフト ビルダーズ&バイオーム
難易度:★★★☆☆
プレイ人数:2~4人 プレイ時間:45~75分
プレイ感:戦略6運4

あのマインクラフトを原作とする拡大再生産型のゲーム。マイクラかあと侮るなかれ。ゲームとして普通に出来がいいです。
マイクラらしいブロック形の資材を集めて建物を建築、勝利点を競うというカタンなどに近い建築型の拡大再生産ですが、特徴的なのは建造物に混ざってエンダーマンやスケルトンといった倒すべき敵が出てくること。これらを倒すためには自分の持つ武器デッキを強化しなければいけません。なんとデッキ構築要素まであるわけです。

資材がブロック状になっているのが特徴的
ランダムに配置された資材を崩さないように取らなければいけない

デッキ構築を始めとする運要素と戦略要素のバランスが優れた良ゲーです。


終わりに

いかがでしたか?
まだまだおすすめしたいゲームはありますが、ひとまず今回はこの辺で。

ボードゲーム入門のための記事や動画などは腐るほどあると思います。
ただ、多くの人がそこで止まってしまうのが現実。世の中には星の数ほどのボードゲームが存在するので、是非もう一歩踏み出して貰えたらなと思いこの記事を書きました。
この記事を読んで少しでもボードゲームに興味を持って貰えたら幸いです。





番外:おすすめできないゲーム
○ドミニオン
定番ヅラしてるけど初心者には全くお勧めできないゲーム。カードゲーム好きなら好きだとは思う。
ゲームとしては面白いです。

○テストプレイなんてしてないよ
ゴミゲー。絶対にやるな。

○ウイングスパン
インスト頼まれたらキレるゲーム代表。ビジュアルの良さからやりたがる人が結構いる。最近BGAに入ったこともあってかそこそこ人気が高いが、ルールが複雑で初心者には全くお勧めできない。
ゲームとしてもそんなに面白くないと思う。

○枯山水
ビジュアルゲー。カルカソンヌでいい。

○ミタイナ
オモコロ×JELLYJELLYGAMES(加藤純一の配信でゲーム紹介してるとこ)で作った大喜利ゲー。
ガチでつまらん。大喜利系なら他にもっと面白いものあります。

番外2 俺が好きなだけゲーム
○リビングフォレスト
ドイツ年間ゲーム大賞2022エキスパート部門受賞のゲーム。ドミニオンと宝石の煌めきのいいとこ取りしてバースト要素入れましたみたいなゲーム。
めちゃくちゃ面白いけど要素が多いので初心者にはおすすめできない。プレイ時間は意外と短く30分程度。

○ワードバスケット、ミツカルタ
ワード系のスピードゲーム。俺が得意なだけ。実力差めちゃくちゃ出るからおすすめできない。

○ペッパー
トリックテイキングというジャンルのゲーム。トリックテイキングそのものが説明するの面倒くさすぎるので上に入れてないけど結構おすすめ。

○クランク!
デッキ構築してダンジョンに潜るゲーム。説明するのが面倒くさかったその2。面白い。

○ボルカルス、パンデミック
協力系ゲーム。それぞれシンゴジラと感染症がモチーフになってる。パンデミックは特に人気が高く、難易度も丁度いい。ボルカルスは難しめだけど面白い。説明面倒くさいシリーズ。


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