レースログ/神奈川トライアスロン
2021年6月13日。やっぱりトライアスロン大好きだよという話。
これが今年初レース。どうしても前置きが長くなる。仕事の予定を前から言われていたことで、今年4-5月のレースは出走を見送り、照準を諏訪湖トラ(ミドルディスタンス)に絞っていた。長引く感染拡大の影響で、諏訪湖が開催延期になり、それでは!と申し込んだ木更津トラ(オリンピックディスタンス)も中止になった。そんな中で、スプリントディスタンスながら6月に開催する大会があるのを見つけて申し込んだのが、神奈川トライアスロン(旧名称:日産カップ)。
30代のうちにアイアンマン完走を!と意気込んで、足掛け3年もかけて、OD51.5kmを完走したのが2019年。2020年は九十九里のデュアスロンの1レースのみで、なにげにトライアスロンのレースは2年ぶりとなる。2021年こそは距離を伸ばしてミドルディスタンス挑戦を、と思い描いてきたものの、繁忙期などの都合で調整できそうなスケジュールにハマるレースが無い。。。正直、照準を合わせた諏訪湖トラ(※当初は6/26予定だった)が延期になり、練習にもあまり気持ちが乗らなくなってきていた。レースの総距離はミドルの1/4程度の25kmしかないスプリントだけど、ぽちっと申し込みしてからは、やっぱりなんとなくスイッチが入った(気がする)
で、ようやくエンジンが掛かってきたものの、仕事が繁忙期に入る・・・。大会前は2週間かけて毎日検温してマイページに入力をしつつも、肝心の練習時間がいっこうに確保できないことで、毎日マイページみるたびに迫ってくる当日を考えてゲンナリ、、、フラストレーションが溜まってしまう。もやもやした気持ちは抱えながらも、「OD完走しているし、その半分なら楽勝のはず。」と謎の自信がわいてくる。この2年で基礎体力がそうとう上がっているから全く問題ない☆とかいう一周まわった感じのノリ。
で、ここからやっと当日。
6時頃に起床して、京急「追浜(おっぱま)」までは電車で輪行。バイクを組み上げて、2km強を自走で会場入りが8:15頃。QRチェックに長蛇の列があったけど、15分くらいで抜けた(その後も列が膨らんでいたので早く入れてよかった)。8:45にはトランジションクローズだったと思うのでギリ☆ギリ。。。
トランジにバイクチェックインする。前日パッキング時に指差し確認したので、致命的な忘れ物はないんだけど…補給ボトル(スポドリ、というかBCAA)と給水ボトル(体に掛ける用途)を各1本しか武装してきていないので、トランジションクローズしたら手持ちの飲み物がないことに気づく。この時点で9時頃。招集が09:40で10:00スイムスタート。うーんと悩んだ挙句、ちょっとジョッグとダッシュで心拍上げてからトランジ再入場。ちょびっと補給してからまた出る。ウロチョロできたのは、入り口の列が解消せずトランジクローズ時刻が後ろ倒しになったから。不幸中の幸い。
気温が25度超えているので、ウエットは9:40まで着ないで、動き作りストレッチとプランク、ランジのみ。ぼーっとしながらいつものとおりレースプランを妄想。Swim15分、Bike40分、Run20分で1時間15分(OD2時半ペース)。うまくいけば、これくらいで纏めたい。各パート+2分くらいはまあしょうがないよねというようなイメージ。招集がかかり、急いでウエット着用、アンクルバンドを受けとって、さくっと水浴びして準備。10時から並んだ順に、5秒間隔でウエーブスタート。5分後くらいに順番が回ってくる。おねがいします!と横になった選手にはとりあえず挨拶をして、仮設の台から入水。「走らない!飛び込みじゃなくて脚からね!」と大声で指摘されつつ出走。
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スイム。ドボンと入水してからは、自分の指先から20cmくらいしか見えない。前の人のくるぶしより下と、キックの泡が見えたりみえなかったりという程度に濁っている。周りが相当遅く感じる。あれ?しばらくプールが閉まってたので泳いでいないのに。…肩回りも早くもなんだか苦しい感じがする。だけど、なんか周りに比べてスイスイ進んでいる感覚。とかちょっと気持ちよくなってたけど、これ単に、遅い集団に入っているだけだった…
…ということに気づくのに第一ブイまでざっと250メートルくらい掛かった。(結論:出走時にもっと前に陣取るべきだった)そこからあとは、キック使いながら加速するけど、最後までちょうどよいペースの人が見当たらず。とくに折り返し後は、どんどん前の人をパスしていくような気分だったけど、実際はどうなんだろう…。濁りとじゃっかんのウネリのせいで、やや蛇行しヘッドアップしまくる。仮設足場に上がるときに行列になり、自分の番がきたときに後ろの選手にお尻を押してもらう。自分も前の人にやってあげればよかったな。記録では16分と少し。若干の余力を残してしまった不完全燃焼の感。。。
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トランジはスムーズ。今回はバイクもランも素足でやってみようということだったんだけど、クリート靴をバイクにセッティングするの忘れてた。。。ということでいつも通り、靴履いてガチャガチャ走る。(・・・やっぱり全然スムーズじゃない。苦笑)
6km強のコースを3周回。グランドライブという日産のテストコースが爽快すぎて、1周回目のラップを飛ばしすぎる。ぜったいニコニコしてたと思う。快晴で広い道にバイクだけで走れて、すごい気持ちよかったもん。まっすぐなイメージを勝手にもっていたけど、さすがテストコースで起伏やカーブがそれなりにある。んで、それなりに消耗。ずっと風が向かい風のような感覚(なぜ・・・?)
エアロバーを持つポジションで、横をスーッとパスしていく選手がうらやましい。44分とちょっと。じぶんなりに頑張ったつもりで、すでにヘロヘロ。
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トランジ2では、バイク降車ラインで靴を脱いだ状態を作ることが出来た(はじめてやってみたけどそんなに難しくなかった)。ズームテンポネクストを素足に履いて、いざランニングパートへ。5kmだしキロ4分で押そうと思っていた。沼の始まり。
2.5kmのコースを2周回するということで、最初に周回コースに入ったところで、2周回目の大学生集団に飲み込まれる。最初の1kmが3:48と明らかにオーバーペース。というか1km走かよ。集団に入ったときに、彼らが2周回目だとまったく気づかず、足が重い気がするけどバイク頑張りすぎたからだ、そのうち慣れるよねと思いこんで無理について行ってしまった。で、3km手前から徐々に集団に離されはじめ、それと同時に集中が切れて、どかっと疲労が押し寄せてくる。靴の重みを感じて前に脚が出ない。オマケに、さしこみと言われる脇腹の激痛も体験。練習以上のことはレースで出せないなあ。
4-5kmあたりは、キロ5分以上掛かってしまった。想像しなかったオーバーペースと大失速。振り返れば、おもいっきり自分の判断ミスによるもので、これだからレースはおもしろい。結局、ランパートを23分近くかけて完走。
合計タイム、1時間23分。
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いろいろと言い訳っぽい振り返りになったけど、まあ実力通りは出たレースだったと思う。練習したことしか本番で出せない。(ガーミンの心拍は200まで上がっていた、普段のトレーニングでは185とかまでしか行かないのに。限界突破した気分。)
ついでに、追浜から自宅まで約40kmをバイクで自走して帰ろうと意気込んでいたものの、暑さと疲れ、道に迷ったことにより15km程度で断念。。。で上大岡駅から電車で輪行して家路につく。
今年エントリーしているレースもあと幾つか。ただし、開催されるか不確実な状況が続く。レースで得られた充実感と満足感を思い出しながら、もっともっと技術と体力を伸ばしていきたい。
30代のうちにアイアンマン完走。あと数年かけて準備していきたい。