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自分勝手な後悔だらけだ

私は今でも後悔しています。
華の高校生。憧れの高校生になる時。

そして高校デビューしたあの日をもう一度やり直したいと、何回思ったことか。

私の高校時代のお話です。
私が、文章を書くきっかけになった出来事がありました。

私の生まれは浅草で、いわゆる「下町っ子」と言われます。
私の曾祖父さんは地元にある小さな石碑を作った人で、その名を刻んでいます。

私は中学校までこの地元から出たことがあまりなく、初めて高校生で外の世界を知ることとなります。

進学したのは東京ドームのすぐ近く。
偏差値60超えの進学校でした。

公立高校に落ちてしまい、併願で受かりました。
落ちた理由は明白で、恋愛にうつつを抜かしていたからです(笑)。

そのお話はこちらからどうぞ。

中学最後にした恋で、後に見事振られまして引きずっては街を徘徊していました。まるでフリーターのように(自虐)。

そうして中途半端な努力で受かった高校。
何とかやってやるぞ!という意気込みを抱えて入学しました。

とにかく、クラスで目立っているやつと一緒にいました。
彼らがクラスを回していて、私もそれについていく形で。

それなりに楽しく過ごしていたと思います。
恐らく、中学の彼女のことを思い出したくないからでしょうけど(まじで女々しすぎると思いますはい笑)。

クラスには、たくさんの人間がいます。
丸っこくて可愛い体型の男の子。彼は声も高くて私も驚きました。
ダンスをやっている活発な女の子Aさん。この子がクラスのリーダー的存在でした。
伊達メガネをかけてた頭よさげな男の子。卒業間近でレンズがなかったことに皆気づいて驚いていました。

そして、私の後ろにいたKくん。音ゲーが好きで、休み時間はしょっちゅう携帯でゲームをしていました。話してみると気さくで話も面白く、私はすぐ仲良くなりました。

入学してからしばらく経つと、AさんのグループがKくんを無視し始めました。

理由はただひとつ

「気持ち悪いから」

休み時間にやっている音ゲーが、グループの人たちには印象が良くなかったようでした。

私は悩みました。どうしていいか分からなくなってしまったのです。

彼を無視はしたくない。
けれど、彼と仲良くして何か言われたらどうしよう。

そんな思いが駆け巡りました。

私が最終的に出した結論が、「周りをシャットダウンする」でした。

関わりを無くしたのです。
彼からも、グループからも。

私は不器用で意気地無しで、勇気を持って彼と話すことが出来ませんでした。
そんな私も認めたくなくて、クラスの大半から距離を置きました。

無視ではなく、距離を置く。

私は、小説という本の世界に逃げ込んだのです。
授業中も、休み時間も、私はひたすら読書しました。

…そのうち、クラスで一人ぼっちになりました。

そうして余計に本の世界に入り浸っていきました。

学園モノを読むと「こんな人生が良かった」とつくづく思うのですが、私が1度とった行動が消せる訳ではありません。

しばらくして学年が上がると、私は高校にさえあまり行かなくなりました。
部活だけは出たかったので、午後から授業に行くとかそんなことばかりしていました。

その頃には小説を読むのではなく、書くことに熱中していました。

自分の理想の物語を、綴っていったのです。


2年生になって半年。

Kくんは、学校を辞めていました。
私は自分を責めます。

なぜ、彼の味方をしなかったのかと。

もしかしたら、それも傲慢なのかもしれません。
向こうは何も思ってないかもしれない。

でも、私の心の中の何かが許せなかった。
ずっと心に引っかかったままでした。

3年生になりました。
理想の物語は、完成しないままです。

私は、ある人物に助けられました。
それが、3年生で他のクラスから来た学級委員長でした。

彼はことある事に私に話しかけてくれました。

私の学校は3つのコースがあって、それによってクラスも分かれていました。
彼は違うコースから転コースしてきたのです。

だからこそ、私の知らない人を紹介してくれて話すきっかけを作ってくれました。

3年生は、少しだけ学校の授業にも参加できるようになりました。
彼には感謝しかないのです。

卒業アルバムには、こんなにも書いてくれる人がいました。

ほんの一部です。
サッカー部のみんなも書いてくれてるページがまだあるのだけど。

というか突っ込みどころ満載なんだけど(笑)。

おかげで理想の物語を書く必要が無くなりました。

ただ、文章を書くのは好きだったようで今でも書き続けています。

そのきっかけは、高校で得たこの、苦い経験からでした。

私は今でも生きているし、彼もきっと生きている。
頑張ってるんだと思います。

この場を借りて謝りたい。

本当に、あの時勝手に1人になってごめんね。

私がいてもいなくても変わらなかったのかもしれないけれど、彼を想いやれる人間でありたかった。

本当にごめんなさい。

今は大丈夫。
きっと自信を持って人を想いやれる自信がある。
私だって、成長したと思う。

そして、学級委員長ありがとう。
貴方がいなかったら今の私はきっといない。

そう言えばこの卒アル。
「サッカーのいい指導者になれよー」
って沢山書かれていました。

今は程遠いかもしれないけれど、私にもできるのでしょうか?
過去にこだわってはいけないとも思います。

でも、夢を忘れてはいけないともいいます。

夢は変わるものだ、とも言われます。

私の夢は「伝えること」。
サッカーも含め、理不尽や苦労と戦っている人がいることを知って欲しい。知らないところで頑張っている人を知って欲しい。

曖昧だけれど、それを仕事にするとしたら私は何を選ぶのでしょうか。

このnoteの中でも、私がどんな道を歩むのか。
皆さんにも見守っていただけたら幸いです。

長々と過去話を聴いてくださりありがとうございました。

では、また別のnoteでお会いしましょう。

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やーけんNo、4
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