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【アラブ料理紹介第5弾】アラブ風肉団子 クフタ トマトスープ煮込み

アラブ料理の豊かさを語る上で欠かせない存在、それが「クフタ」です。一見シンプルに見えるこの料理には、地域ごとの伝統、家庭の温かみ、そして歴史が詰まっています。

クフタは、香辛料で風味をつけた挽き肉を使った料理で、ミートボールや串焼き、煮込み料理などさまざまな形で楽しまれています。主にラム肉や牛肉が使われることが多いですが、地域や家庭によっては鶏肉や魚を用いたバリエーションも存在します。

特徴的なのは、その味付けと調理法。シナモン、クミン、コリアンダー、ナツメグといった香辛料が肉に練り込まれ、炭火焼きでじっくりと焼き上げられることで、スモーキーな香りとジューシーな食感が生まれます。また、トマトソースやタヒニ(ごまペースト)を添えることで、さらに奥深い味わいが楽しめます。

特に中東地域では、クフタは祝祭や特別な集まりで振る舞われることが多く、その一皿には「もてなしの心」が込められています。家族や友人と食卓を囲み、クフタをシェアする時間は、単なる食事を超えた大切な絆の時間と言えるでしょう。

日本でも近年、中東料理の人気が高まっており、クフタを提供するレストランが増えています。また、自宅でも比較的簡単に作れるため、週末の新しいレシピとして挑戦するのもおすすめです。

クフタは単なる料理以上のもの—それはアラブ世界の豊かな文化と温かい人々を象徴するひと皿です。その深い味わいを楽しみながら、アラブの歴史や伝統に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

材料と作り方は下記の通り
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【クフタ(4人分)】
ひき肉 500g ※牛、豚、鶏、羊など
塩 適量
黒コショウ 適量

【飴色玉ねぎ】
玉ねぎ 2個
塩 適量
油 大さじ3

【トマトスープ】
トマト 2個
ナス 1個 ※日本で作る場合は2,3個
ピーマン 1個 ※日本で作る場合は2,3個
ジャガイモ 1個 ※日本で作る場合は2個
ニンニク 1片
オリーブオイル 大さじ3
トマトペースト 大さじ3
塩 小さじ1
黒コショウ 適量
固形スープの素 1個
水 500ml ※動画では750mlと言ったが間違い

【作り方】

  1. 玉ねぎ2個をみじん切りにする。玉ねぎを切る際に、玉ねぎに入っている線に対して垂直に切る。

  2. 油を引いたフライパンの上に玉ねぎを入れ、塩を入れる。

  3. プライパンに火を入れ、玉ねぎを温める。玉ねぎはできるだけ平らに敷く。時間が掛かってでも甘みを出し切りたい場合は弱火、時短を求める場合は強火で温める。

  4. 玉ねぎの裏面が焦げる一歩手前まできたらひっくり返して、さらに温める(ジューという音からパチパチという音に変わったら返し時)。

  5. 玉ねぎが焦げそうになってきたら水を足して、さらに温める。飴色になるまで水を足して温めるを繰り返す。

  6. ひき肉に塩、コショウ、5の半量を入れて、粘り気が出るまで練る。(手で握りつぶす方が効率的)

  7. 6をできるだけ隙間を作らないように丸めて、クフタの完成。

  8. ニンニクとトマトをみじん切り、ピーマン、じゃがいも、ナスを適当な大きさに切る。

  9. 鍋にオリーブオイルをニンニクを入れ、弱火で温め、ニンニクの香りが出て、色づくまで温める。

  10. トマトを入れ油を馴染ませたら、塩、コショウを入れ、軽く混ぜ、その後水、固形スープの素、5のもう半量を入れ10分程度温める。

  11. ピーマン、じゃがいも、ナス、クフタを入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで中火で煮て完成。

こちらの動画もご参照ください。


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