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最南端 波照間島

こんばんは
9月になりましたね。
8月中にもう1本あげたかったのに
く~残念。

旅のお話です。

日本最南端
に位置する南十字星がみれる島
波照間島をご存じでしょうか

【はてるま】という由来は【果てのうるま】

【うるま】は【珊瑚】という意味、


20歳のころ
テレビ番組で美しすぎる海の色と
星空の映像に衝撃を受けた
波照間島

沖縄本島は大学時代に初めて行きその後も何度か行った。
訪れるたびに沖縄に魅かれ、
離島にも興味がわいてきて
石垣、竹富島、与那国などさまざまな離島へ旅をした

 26歳独身
 当時銀行員だった私は
誕生日休暇というありがたい有給を利用して
憧れだった【波照間島】へ一人で行くことにした。

石垣島から10人乗りくらいの小さいプロペラ機
約30分、ドキドキしながら着陸した。
今は閉鎖している波照間空港。

静かだ。

風の音が聞こえる。

ただそれだけ。

当時は(1996年ごろ)ホテルもなく民宿のみ。
みのる荘という民宿に3泊した。

商店は1・2件あるだけで
郵便局もない。お土産屋さんもない。

みのる荘に着くと
北海道から同じく一人旅で離島めぐりをしている
女の子と相部屋になった。
27歳のその子は
北海道の小麦を使って自分のパン屋を開くというステキな夢をキラキラした目で話してくれた。

その頃の私はというと仕事の忙しさに忙殺されていた。
新卒で入社し、4年目。

融資担当で住宅ローンなどの業務に携わっていた。
毎日お客さんからの融資相談~稟議
やることに追われて、残業も当たり前。
土日は疲れてどちらか1日はゲームで夜更かし
ファイナルファンタジーの世界に夢中になった

もう1日はショッピングしたり映画見たり。

将来のことなどゆっくり考える時間はなかった。
というより、考える余裕がなかった。

現実逃避で波照間島へひとり旅

忙しく流れていく毎日、流されている自分に
嫌気がさしていた。
金曜日の飲み会にも少し飽きていた
遠距離恋愛の彼との未来も現実的に想像できない
かと言って同じ銀行の気の合うあの彼と本気で付き合うのは
なんだか違う…


そんな冴えない日々から離れたかったんだと思う。

夜は南十字星を見るために
近くの星空観測タワーへ行った。
純粋に南十字星を見たかった。

そこは
宇宙を感じるタワーだった。

天の川、次々流れる星たち。
夜空に瞬く無数の星たちに
とてつもないパワーをもらった。
南十字星もはっきりみることができた。

日中は照りつける太陽から

夜には街灯がない島に降り注ぐ星と月光から

癒しとエネルギーを受け取った。

ただそこに在る青い海と空と太陽と風

夜には、手が届きそうな星たち

風の音や波の音

太陽ってこんなに熱いのか~?

ニシ浜で1人で泳いで

みのる荘に歩きながら帰る途中

ふくらはぎの後ろを太陽が容赦なく照り付ける

ふくらはぎにジリジリとこんなに熱を受けたことは

この時以来、ない。

珍しい蝶々が羽を広げて自由に飛んでいる。

やぎがこちらをジッと見ている

自然を身近に感じて過ごした3日間。

自分探しというのかな。

いろいろなことを自問自答しながら
自分の心としっかり向き合えた



お客さんのため、上司のため、
彼のため、
自分が合わせておけば
毎日なんとなくうまくいっている。

それで本当に不満はないのか?

「銀行業務に時間を費やしていい?」

「彼に何を望んでいるの?」

「本当にやりたいこと、好きなことはなに?」

進むべき道はわからなかったけど 
【はてるまブルー】の海にゆらゆらと
ただよいながら思ったこと

自分を大切にしよう


あれから30年近く経つ
久しぶりにアルバムを見た

右上波照間空港
左下 波照間島小学校前


島、やっぱ いいな~

自然とともにダラダラ生きてみたい。

ダラダラ生きるということは
今の私にはとても
むずかしいことに感じる。

朝日を身体中にあびて
植物を育て
蝶々や、やぎに挨拶して

青い海で魚釣ってさばいていただく
幻の泡盛、【泡波】をお供に。

海に沈む夕日をながめ
幾千もの星に包まれて眠りにつく。

そんな島での暮らし。

コンビニ好きな私に島暮らしできる?

できるだろうか?

うん、楽勝にちがいない

Wi-Fiがあれば。

左うえ最南端の碑 右上 何もない道
左下 ニシ浜ビーチ 右下 ニシ浜へ続く道

※波照間島への行き方
(今は飛行機はとんでいません)

石垣島から高速船で1時間
波が高く欠航になる事も多いので
計画には余裕を持って行きましょう。
酔い止めは必須のようです。

※今は少しおしゃれなカフェ
雑貨屋さんできているみたいです^ ^

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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