あと9年10ヶ月で死ぬなら人生に向かって「よぉショートコント」と呼びかけるのか
接頭辞「ショートコント」は残酷劇を喜劇に変える、て刀ステが言ってた。
占いは適当にしか信じないけど、寿命占いによれば、私がこの世を卒業するまであと9年と10ヶ月になりました。
いつ卒業できるかわからんまま留年するよりゃいいんじゃないか。
落ち込んでる時占い頼るあるあるに従って、8月、会社に打ちのめされて落ち込んだ時、「占い師を3人訪ねよう」て決めて実行した。
入社して1ヶ月、お局直下に配属されて、同時配属の新卒くんが病んで辞めてった翌日だった。
占い師さんは三者三様でらした。
最初のお一人は、モールとかでチェーン展開してる占い店の、雇われ占い師さん。
40歳からプロ占い師を始めた元教員で、今も非常勤講師として週3くらい働いてらっしゃるとか。
中国っぽい訛りがあるけどお名前は日本人。
趣味で始めた占いが仕事になった、と言っていた。
いい結果をいろんな方法で出してくださった。
二人目は、なんと難病を抱えてらした。
頭ごと弱ってた私は、一回うっかり予約をスルーしてしまって、フリーランスの一回なんてとっても大事な時間だってのに、大変失礼なことをした。
行ったら普通に怒られた。割増料金も払った。
金を払って落ち込んで帰るという貴重な体験になった。本当、予約は守ろうっていう。
私が占いに求めるのは未来の姿なのだが、現在と過去の事をメインで言われた。
未来は現在の先で決まるんだから今をなんとかしろという話だった。部屋が汚いとか、大当たりもいいところで。
でもな。
コロナと東日本大震災を経てなお、現在と未来が素直に地続きで現在をなんとかすれば明るい未来が着いてくる、なんて思っていない。
明日ロトが当たるかもしんないじゃん!!! と思っている。
占い師にも合う合わないがある、それを実地で買う体験となった。
三人目がすげかった。
誕生日と名前を伝えたら、PCに入力していたので、占いが統計学と言われる所以だなと思ってたら。
「父方に職人がいるでしょ」て言われた。それもPCの画面に表示されてんのかな? と思いつつ、その場ではわからない事だったので「どうでしょう」て返した。
後から調べたら父が技能オリンピックで受賞する系の職人その人だった。
なお。三人目の占い師さんがいうには、私には仏の守りも先祖の守りも龍もついてるという。
そんなに色々守られてて、この仕上がりかぁ……。
とりあえず「龍ってなんですか」て聞いてきた。書店員時代、スピ系の本で龍が云々されてるのは知ってたが、知識としては曖昧だった。
なんか、龍ってな努力できる人って事らしい。
できるよ。努力は。したいかどうかは別として。
対面占いのいいとこは、
”見知らぬ他人がいきなり訪ねて「私について教えてくれ」て無茶振りしてんのに、労を割いて忠告してくれてんのだ”
と思ったら、努力の糧にできるとこでした。
血の通った人間と話してきたんだ。
9月25日(水)
仕事に打ちのめされてるので、ひとさまの仕事についての気持ちが知りたくなって、かねてから借りよう借りようと思っていたスタッズ・ターケルの『仕事!』を借りた。
出版年見たら私が生まれる前で、表紙はすっかりはげてのっぺらぼう。
図書館の書庫から持ってきていただき、アンダー・ザ・ドームの文庫3巻と一緒に借りて帰った。
会社では、7月から斜め向かいの席にいた先輩と、初めて話した。
どこ住みなんです? て世間話をふられて、
「あーね! 気になりますよね! 私お局に交通費出せませんて嘘こかれた件でもめてるからね! 620円!!!」
て思う程度が、私の打ちのめされ具合だ。
9月26日(木)
愛する『大人の放課後ラジオ』の会員限定版は、数ヶ月に一度「更新しました!」つって先週と同じ内容を聞かせてくれる。
あと10年もせんと死ぬかもって時に、国家資格なんぞの勉強してる私には、
「この現象は……言語の計算の癖で発生するバグ? じゃね? 参照先間違い的な? 計算の桁上がりって言語によって違うって、こないだ『ゆるコンピューター学ラジオ』で堀本さんが言ってたような??」
ていう、わやわやもいいところの邪推をして悦にひたれる。
勉強は血肉になるが、血肉は最終的には腐った汚物になる。
9月27日(金)
水曜あたりから顔の皮膚が荒れていて、基礎化粧品が軒並みスパイシーに痛く日中は痒い。
全身でなく顔だけ、てあたり、アレルギーよりは先週の鬼仮装コンで白塗りに使った100均のフェイスクレヨンの成分を疑ってしまう。
鬼仮装コンの時車を出してくれた友人らのグループLINE決議により、皮膚科行きが採択された。
明後日国家試験なのに。
このタイミングで。
9月28日(土)
決議! 採択! 即・行・動!
とかでなく他の日だと仕事にさわるので、休日を利用して朝から皮膚科に行ってきた。劇的に混んでいた。
去年、遠心性環状紅斑に罹って伺った時は、発熱前だったこともあって淡々と対応いただいた病院だ。
医師は今回、鬼仮装コンの化粧も見ながら丁寧に診察くださった。
「こういう化粧は落とす時にゴシゴシするから、肌のバリア機能もこすり落としてしまったんじゃないですかね」とのことだった。
気分によって診察態度にムラがあるってグーグルクチコミ本当だったな、人間だもの、いいね、と薬を受け取る。
ゴシゴシなぁ、適当にいつものクレンジングで落ちたけどな……と思い返せば、ゴシゴシしたタイミングは、あった。
フェイスクレヨン塗る時。
意外と強めに押しつけないと白いクレヨンて肌の色に負けるなぁ、と思いながら、たいそうゴシゴシして、顔ひとつにまるッと一本クレヨン使い切ったんだった。
フェイスクレヨンの成分は冤罪です。疑って悪かった。
9月29日(日)
国家試験。普通に落ちた。
そらな、勉強しないで藁人形作ってたらな。
会社の金で受験して落ちた場合の報告の仕方を即ググった。
9月30日(月)
NieRのアニメ最終回を観ながら「画面がこうくるくる変わるのは、配列プログラミングよな」と国家試験の内容を振り返り、コードを考えてたらアニメ最終回が素晴らしく、コードなど木っ葉になりもう一回再生した。
興奮冷めやらず勢いで小説も更新した。
素晴らしい作品には視聴後ひとを動かすエネルギーがあるよな……!
と感動してたら興奮冷めやらず朝4時まで眠れなかった。
エネルギーの公式E=MC2乗って成程こういう。
10月1日(火)
4時前、観念してドーピングして寝て、7時起床。
ので、ほぼ徹夜テンション臨戦モードだった。
お局に睨まれて嘲笑い、無視されて嘲笑う。
こういうことをするから。
『大人の放課後ラジオ』先週(とうっかり今週の会員限定回)は『職場を腐らせる人たち』(片田珠美さんのご著書)特集で、パーソナリティのノアサンが「私もあの職場(腐らせる人側)からしたら腐らせる人側だったんですよ」的なことを言っていたのを思い出した。
思い出したら、弊社は試用期間中はパワハラ並みに塩対応する方針だという旨をよりにもよってウチのトップが話していた。
地域の統括トップにも話が通ってるから大丈夫と豪語していた。
大丈夫って、うん? 大丈夫って「やばい」的意味の大転換が近年あったとかそういう語彙だっけ。
塩対応の渦中には病んで退職する新卒くんもおり、交通費を搾取されるところだった私もいるので、えー、パワハラ並みに塩対応ってただの組織的パワハラなんでは?
職場の安全確保義務ってなんか、あったような、えー、えー……
ろうきー、ここだよー!