放置とコーチ
カーリング夫婦だった!?
私の子どもが中学1年を終えようとしている。
習い事の継続について妻と話し合った結果、子ども自身の意思を尊重することになった。
習い事だけでなく、自立という点で多くの課題があった。そして、それは、子ども自身というよりむしろ、我々の接し方に課題があったのではないかと反省した。自分で考えさせることを私たちが奪っていたかもしれない。
今までは、子どもの意思とは関係なく、親が手をかけすぎていた。
たとえば、お願いされていないのに物を買ったり、食事を過剰に作ったり、頼まれていないのに朝起こしたりといったことがあった。
子どもの自立のためには「放置」から
そこで、本人発信のお願いごとがある以外は、基本放置することにした。
決して、親側から聞かないようにする。
例えば、お弁当どうするの?とか、朝何時に起きるの?とか。妻が言った「今、あの子は進路についても全く考えてないけど、自分で考える癖をつけさせないといけないね。3年生になって、自分でどうしたいか考えるようになるように、コーチングが必要だね。放置とコーチだね」と。
さすがだ。
さて、翌日、妻が実家に帰省した。
私と子どもの二人暮らしが数日間始まった。
朝、起こさないで私が仕事にいった。
職場に学校の先生から電話がかかってきた
「まだ、お子さんが登校していませんが、、、、」
初めて遅刻をしたようだ。
初めて、彼は「困った」を経験した。
でもきっと彼のことだから「目覚まし時計がほしい」とはならないと私は予想した。
私が帰宅すると、彼の方からいろいろと話し始めた。
「次、寝坊しないためにどうするの?」と聞いたら子どもは
「体内時計で起きる」と答えた。。。
「体内時計?」やはり、私と全く違う考え方だ。
妻のコーチング力
家に戻ってきた妻と話した。
「目覚まし時計買ったって起きないんだから、体内時計でいいじゃない。ただ、何度か失敗した場合には体内時計の正確性を高めるためにどうするか考える必要があるけどね」
私は驚いた。私は目覚まし時計ありきで考えていたから、子どもの発想を否定していたけど、妻は、まず受け入れている。そして、それでいいからできなかったらどう精度を高めるかを考えようとしている。
そんな妻は、帰省先で子供の声を聞きたくて何度も電話しようとしたのを我慢したらしい。(笑)
そして今日の夜、子どもが妻に「明日の朝7時に起こしてほしい」と頼んできたようだ。
さてさて、どうなるかな。
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