ことばが認識を作る
Twitterで面白いつぶやきを見つけました。
アメリカNY出身の日本で英語を教えている方が
眠い時は I’m tired. と言いましょう
I’m sleepy. は、子どもが目をこすりながら言ってるイメージです
えーーーっ! そうだったのか!!!
長年の謎が解けた、というか、小さなひっかかりが解消した感じ。
イギリスとアメリカでホームステイしたことがあるんだけど、ホームステイ中ってとにかく眠くて、夜けっこう早い時間から、うつらうつらすることが多かった。
きっと、生活習慣も違う慣れない他人の家で、日本語も使えず、英語だけの生活で、頭がフル回転して疲れてしまい、眠くなっちゃうんだろうなぁ。
そんな時必ず、
Are you tired?
って聞かれたものだ。でも、体が疲れたというわけではなく、眠いだけだと思ったので
I’m not tired.
って答えてた気がする。なぜいつも疲れてる?と聞かれるか、少し不思議だった。よっぽど私、体力無いように見えるのかな?まあ、海外の人から見たら、痩せっぽちだしな、なんて考えてた。相手にしてみたら、見るからに眠そうなのに、眠くないと言いながら、ソファで眠る私をどう思っただろう←
同じ単語を使うということは、日本人のように、疲れたと眠いの感覚の差が大きく無いようなのだ。
これは、肩こり、や、腰痛ということばでも言えることらしい。肩こりということばは、わりと日本語独自のものらしい。世界中のどこかには、日本と同じような「肩こり」ということばがあるのかもしれないが・・・
英語では、硬くなるということで、stiff neck や stiff shoulder という表現はあるようだが、shoulder ache とか shoulder pain というように、痛みと表現する事も多いようだ。そして、腰痛に対応する単語があるわけではなく、背中であろうが腰であろうが back pain なのだ。 医者などで特別に痛い場所を伝える時は Lower back pain と背中の低い位置の痛みという表現をするらしい。腰痛という単語も調べると出てくるが、どうも一般的ではないようだ。
日本語では、肩こりとか腰痛ということばが有るから、肩こりの人や腰痛持ちがたくさんいるのかもしれない。日本人にとって、肩が凝ると肩が痛いは、感覚的にちょっと違うし、背中が痛いと腰が痛いもちょっと違う。
ことばによって認識が作られる。やっぱり人はことばで世界を見つけていくのかな。ま、肩こりや腰痛は認識しないほうが良いかもしれないけど 笑
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