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小学生の合宿の対応をしました。
ふるさと体験村で小学校5、6年生の合宿の対応をしました。
内容は、そば打ち体験をして、自分たちで打ったそばを食べて、そのあとに自分たちで持ち込んだモルックをして、暗くなったら焚き火と花火をして、そしてお風呂に入った後にホタル鑑賞をしに夜の森を散歩して…。
こういう時間は、鮮明に記憶が残るわけではないけれど、なんとなく、大人になったときに懐かしい記憶になっていることが多いと思う。私自身がそうでした。
森の中で聞く風の音、季節を感じる匂い、肌寒さ、友達と過ごした時間が、曖昧になんとなくの記憶として積み重なって、土地への愛着に繋がるのかなと思ったり。そうじゃないな、人間味が増すというか。いつか大人になったときに、懐かしいという感情が湧くというか。
ただ、何が思い出になるかなんてわかりません。せっかくだから私も、こういう機会の中に思い出になる出来事やシーンがあって欲しいと思って対応するけれど、行事もこれはマスト!的なことはなく、だから全然忘れてもいいし、でも忘れない思い出になったら嬉しいし!くらいのテンションで対応していました。
不思議なもので、思い出とはそういうものだと思う。もちろん行事が思い出になることもあるけれど、どちらかと言うと、例えば花火をしたときに花火が思い出になるのではなくて、花火のときにものすごく虫に刺されたこと。とか、少し前に雨が降ったせいで焚き火が全然着火できなかったこと、焚き火に当たっていたら木が弾けて火の粉が降りかかって服に小さな穴が空いたこと、クマ避けの鈴を持ってホタル鑑賞に行ったこと、ホタルを観に行ったのにクワガタを見つけたこと、みたいに、本筋から少し逸れたところに思い出に残るようなことが多くある気がする。
それで言うと、今回の合宿はどうだったんだろう。それこそ10年、20年後、もっと先にならないと答え合わせができないかもしれないけれど、そのときが来たら思い出と答え合わせできるように、ふるさと体験村も存続させていたい。時代に合わせてサービスはどんどん変わっていくけれど、子どもたちが思い出として記憶した「脇道」の部分は変わらずに残しておきたい。
浜田市ふるさと体験村は、合宿等の対応も承っております。浜田市合宿等誘致事業助成金もありますので、予算のご相談からでも対応させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
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