太田章彦|浜田市ふるさと体験村

島根県浜田市弥栄町という人口約1000人の町に唯一ある商業施設「浜田市ふるさと体験村」のプロジェクトマネージャー。2050年には400人になるという人口減少まっしぐらなシミュレーションを変えるべく、日々のほほんと奮闘しています。

太田章彦|浜田市ふるさと体験村

島根県浜田市弥栄町という人口約1000人の町に唯一ある商業施設「浜田市ふるさと体験村」のプロジェクトマネージャー。2050年には400人になるという人口減少まっしぐらなシミュレーションを変えるべく、日々のほほんと奮闘しています。

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最近の記事

週刊 やさか通信 Vol.19|〜24.9.22

自分が住んでいる地域に、こんな企画があって、参加できたら面白いだろうなぁと思って企画をした「やさか表現大学」が、本当に面白いです。 5月の田植えから始まり、季節の移ろいに合わせていろんな野菜が実ったり、実らなかったり、収穫してそのまま食べたり、いろんな食べ方を教わったりして、暮らしが自然の中にあることを気づかせてくれる。また、都市部からの参加者がいるおかげで、交流が生まれ、また参加者が何に驚いているかで自分たちの暮らしが都市部とどうギャップがあるのかに気づける。 つくづく

    • 週刊 やさか通信 Vol.18|〜24.9.8

      あれだけ暑い暑いと溶けるように過ごしていた日々からあっという間に涼しくなり、寝るときは裸だと寒く感じるし、掛け布団なくしては寝られない季節になりました。 庭で育ったバジルは育ち切って花が咲いているし、線が細く弱そうに育っていた大葉は消化しきれないくらいに繁栄していた。気づけば柿の木の柿が大きくなっていたし、中には色づき出している実もあるし、普段から気に留めて見ようとしないとわからないくらいに、自然は気づかない速度で確実に変化しているんだな。 っと、そんなことを考えると、ど

      • 週刊 やさか通信 Vol.17|〜24.8.25

        最後の〜 花火に〜 こと〜しも〜 なったな〜 ということで昨晩に開催された「この夏『君が』『地域が』…変わる」というトリッキーな名前のお祭りが、弥栄町の最後の夏祭りでした。今年で3回目?で、規模も小さくてちょうどいい、手作り感を感じられるお祭りでした。 回を重ねるうちに人もお祭りも育ってきて、小さく一体感もあって去年よりも素敵なお祭りになっている気がしました。 打って変わって、8月15日の「弥栄ふるさとまつり」は田舎らしさ全開、という言葉が正しいか怪しいですが、とにかく

        • 週刊 やさか通信 Vol.16|〜24.7.31

          しっかり夏の、弥栄町です。標高が高い「ふるさと体験村」はつい先週までホタルが飛んでいたのに、今はもう姿を確認できず、すっかりクワガタの季節になりました。 大自然の夏は良い。セミの鳴き声が良い。入道雲も良い。アッチー車も良い。蚊に刺されるのも良い。夏って最高だ。草刈りやイベントで汗だくだくになって疲れたあとに飲むビールも良い。あのビールの美味しさは、夏を一番、夏たらしめてくれる。 7月は怒涛だった。結婚式というビッグイベント、やさか大自然まつり、やさか表現大学、納涼祭、おて

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        • 週刊 やさか通信
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        • YASAKA COMMONS
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        記事

          週刊 やさか通信 Vol.15|〜24.6.9

          去年の9月に第2回や会議「地域コミュニティとキャリア」というシンポジウムを開催しました。その際におてつたびでイベントスタッフを募集したのですが、そのとき来てくれた大学生が今年になって、卒論のテーマを弥栄に関することで書くということで再び弥栄に来てくれた。 卒論で扱うテーマは「集落営農」だそうで、僕はあまり、というかまったく詳しくない分野のこと。外からの視点で初めて、あぁ、この分野は弥栄の特徴の一つかもしれないなぁと気づいたことだった。 それに3泊4日のおてつたびから生まれ

          週刊 やさか通信 Vol.15|〜24.6.9

          週刊 やさか通信 Vol.14|〜24.5.18

          1ヶ月ぶりの、久しぶりの投稿です。 続ける、ということは1日のなかのほんの数分、その作業をするだけのことなのに、それがなかなかに難しい。毎週更新しようと意気込んでいたのに、あっという間に更新しない日々が1ヶ月経ちました。続けるって難しい。自分で自分を律することが、34歳になっても難しい。 話は変わりますが、弥栄町もあたたかくなってきました。ということは、家庭菜園の季節が始まります。今年も庭の畑を耕して、夏に収穫するために種を蒔き、晴れが続いたら水を撒き、雨が降ったら喜び、

          週刊 やさか通信 Vol.14|〜24.5.18

          週刊 やさか通信 Vol.13|〜24.4.7

          春になりました。春といえば、いろいろありますがやっぱり桜です。 桜について個人的な話をすると、「三隅大平桜」や「井川の一本桜」といった名前のついた桜もいいですが、名前のない桜が私は好きです。通勤中に見える山桜や、ひっそりと咲いている桜。人工的な整備がされてない桜が良い。 ちょこっと座れる場所があって、誰も人がいないところで人目を気にせず、ありきたりな写真を撮るわけでもなく、ただ、ぼーっと桜を眺めながら、鳥のさえずりを聴きながら、やわらかい風を感じながら、読書したりして、時

          週刊 やさか通信 Vol.13|〜24.4.7

          1000人のまちの人事部を一緒に立ち上げる人材を募集します(地域おこし協力隊)

          今現在、僕が住む1000人の小さな町、弥栄町で、新たに地域おこし協力隊の募集が始まりました。 それこそ「大変だけど、楽しいよ」的な募集内容ではあり、個人的には僕がやりたいくらいですが、1000人の町の雇用の大切な一枠を僕が埋めるわけにはいかないので、みなさまにご紹介させていただきます。 興味のある方に届くといいなと思いながら書きます。 弥栄町について島根県西部にある人口1000人程度の小さな弥栄町は、その数字が表すとおり人が少なく、静かな村です。面積の9割を森林が占める

          1000人のまちの人事部を一緒に立ち上げる人材を募集します(地域おこし協力隊)

          週刊 やさか通信 Vol.12|〜24.3.16

          みなさん、こんにちは。そしてみなさん、お元気ですか?私はというと、二度目のコロナを患ってしばらく寝込んでいました。 今はもう完全復活したのですが、体調を崩すと、そのとき初めて今まで自分が元気だったことに気付きます。この年頃になってもいまだにそんな感覚で、発明のようにそんな気付きを得ています。 元気なときは、元気なことに気づかない。 寝込んでしまってから、あれもやらなきゃこれもやらなきゃな感じになりますが、元気なときには暇な時間なんていくらでもあったのになぁといつも後悔し

          週刊 やさか通信 Vol.12|〜24.3.16

          週刊 やさか通信 Vol.11|〜24.2.29

          前回の更新から、あっという間に1ヶ月も間が空いてしまった「やさか通信」。ふるさと体験村のことは冬期休業中だったからまあ置いておいて、それでも弥栄町はいろんなことがありました。そのいろんなことをタイムリーに書いて発信したくて始めたこのブログも、気を抜くとサボタージュしてしまっている。 別に、自分が好きで勝手に始めたことだし、やらなくたって誰に何か文句を言われるわけでもない。だけれど、せっかく始めたことだし、これまで10回も続けたし、その中で「読んでるよ!」と声をかけてくれる方

          週刊 やさか通信 Vol.11|〜24.2.29

          週刊 やさか通信 Vol.10|〜24.1.18

          うちでは飼ってはいないけど、家に来る猫がいます。「キナコ」という名前が与えられたその猫は、数100メートル離れた場所にある祖母の飼い猫だったりします。 婆さんは認知症が進んだせいか(元々ド天然ではあるが)、キナコに餌を与えたり忘れて与えてなかったりしているみたいで、それでたぶん、お腹が空くと我が家にやってくる、少し哀れな猫でもあったりします。 キナコは基本的に誰にでも懐き、どこへでもついていきます。自然界においておそらくとても大切な能力である危機察知能力と危機管理能力が欠

          週刊 やさか通信 Vol.10|〜24.1.18

          週刊 やさか通信 Vol.9|〜24.1.4

          2023年12月31日。だからといって、特別な何かをするわけではない。家でおとなしくしているだけ。テレビのない家。猫も遊びに来ない。嫁とふたりきり。 僕はこんなタイミングで熱にうなされて、寝込んでいる。おとなしくしている、というよりかは、何もできず、ただ養生に徹してる。父方の祖父が先日亡くなったのだが、通夜・葬式の際に母がもらった風邪を、さらに僕がもらったに違いない。年末年始で久しぶりの連休だし、ふたりでどっか行こっかと話した矢先にこれだ。ついてない。 まあ、落ち着けと、

          週刊 やさか通信 Vol.9|〜24.1.4

          週刊 やさか通信 Vol.8|〜23.12.24

          いきなりですが、自分へのクリスマスプレゼントとして新しいリュックを買いました。 20年にわたり愛され続けているロングセラーモデルなんですが、20年周年の2019年に少しアップデートされていて、当初はアップデート前のモデルが欲しかったけれど、だんだん調べていくうちに気づいたら最新のモデルを買ってました。 リュックなんて10年に一度くらいの買い物なので(ちょっと盛ってるけれど)、これからの10年を一緒に過ごしていくモノとして大切に使っていきたいと思います。 ということで、週

          週刊 やさか通信 Vol.8|〜23.12.24

          週刊 やさか通信 Vol.7|〜23.12.20

          や会議のスタッフとして募集していたおてつたびの大学生2人が弥栄町に来てからというもの、分厚い曇り空からの雪、雪、雪ととにかく悪天候が続いています。 おてつたびの募集ページには「弥栄町は星が綺麗です」と書いていたので、もしかしたらふたご座流星群も見ることができるかもしれないと思っていたかもしれないけれど、見たらわかる、そんな淡い期待すらさせない悪天候。気付けば雪景色。 でも、旅なんてそんなもの。期待して裏切られ、でも自分では想像しなかった出来事や風景に触れて感動する。予定通

          週刊 やさか通信 Vol.7|〜23.12.20

          週刊 やさか通信 Vol.6|〜23.12.7

          週報と言いつつ、前回の更新から10日以上経ってしまいました。しかし、遅れたのには理由がありました。それはそれは、遅れても仕方がない、遅れるに値する理由がありました。 大好きな友達・高田くんの結婚式に参加するべく、東京に行ってました。 高田くんとは海士町で出会ってからちょうど10年が経ちます。あっという間、ではなかった。思い返すといろんなことを思い出す。つくづく、色褪せることのない日々だったと思う。 僕の海士町の日々、そしてこの10年が楽しかったのは高田くんと、高田くんか

          週刊 やさか通信 Vol.6|〜23.12.7

          週刊 やさか通信 Vol.5|〜23.11.26

          朝、起きる。 寝室からリビングに移動して、暖房のスイッチを入れる。そしてやかんでお湯を沸かす。お湯が沸くまでに、コーヒー豆を挽く。少ないけれど、これが朝の決められた役割だったりします。 その数少ない役割の中でも「コーヒー豆を挽く」役割は朝っぽくて好きで、お気に入りのプジョー社コーヒーミル「G1」でガリガリ挽きながら、目覚めてすぐで頭がぼうっとしていて何も考えていない時間っぽくなるのが好きです。 ちなみにこの手動式コーヒーミルは、誕生日に嫁からプレゼントされたもので、欲し

          週刊 やさか通信 Vol.5|〜23.11.26