泣ける韓国映画、ラストに一筋の光【レッド・ファミリー】
こんにちは
映画マニアのワーキングマザー、ゆっちゃんです。
最近、韓国映画にハマっているのですが、先日アマゾン・プライㇺで「レッド・ファミリー」を鑑賞しました。
評判も良く、偽装家族のお話かなと軽い感じで見始めたのですが、これがまた韓国と北朝鮮の深刻な社会問題を取り上げた内容だったので胸が痛みました。
前半は笑えるシーンもあるのですが、後半は泣けてきます。
そして、最後は号泣です!
でも、ラストは一筋の光がつながったようで笑みがこぼれます。
これぞ映画だ!と思えた作品です。
今回はこのレッド・ファミリーについてレビューしたいと思います。
製作年:2013年
時間:100分
監督:イ・ジュヒョン
製作・脚本・編集:キム・ギドク
出演:キム・ユミ、チョン・ウ、ソン・ビョンホ、パク・ソヨン等
「隣の芝生は、赤い」
これが今回の映画のキャッチコピーです。
北朝鮮のスパイが偽装家族として、情報収集と裏切り者の粛清の為、韓国に潜入します。
そして、韓国人のケンカの絶えない家族の隣に住み始めます。
この作品は、第26回(2013)東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、観客賞を受賞しました。
では、今回は泣けるけど、最後は一筋の光が見えた韓国映画レッド・ファミリーのあらすじや感想をご紹介しますね。
1)映画「レッド・ファミリー」のあらすじ
まずは、レッド・ファミリーのあらすじのご紹介をしますね。
ネタバレはないのでご安心ください。
北朝鮮のスパイ「ツツジ班」は、工作員4名。
外では、おしゃれで貞淑な妻ベク、優しい夫ジェホン、威厳のある祖父ミョンシク、従順な娘ミンジは、仲の良い家族を演じ、隣の韓国人家族から「仲が良くてうらやましい」と思われています。
しかし、一歩家に入ると、北朝鮮スパイに様変わり、ベク班長は、ジェホンやミョンシクを蹴飛ばし、「なっていない!」と任務で些細なミスを犯したことを叱責するのでした。
ベク班長は、「任務を果たせば、家族と一緒に住むことができる」と3人を励まし指導します。
料理下手な浪費家の妻、自己中な夫、そんな親を軽蔑する息子のチャンス、間でおろおろする祖母は、隣に住む韓国人の家族。
ベク班長は、その家族を見て「資本主義の限界だ!」「われら北朝鮮は、決して堕落してはならない!」と3人を律するのでした。
ある日、ベク班長から脱北者の暗殺命令が下ります。
夫婦とその赤ちゃんがターゲットと聞いた3人は動揺します。
ベク班長は、模範を示すということで自分が赤ちゃんを殺すと言いましたが、目の前で泣き叫ぶ赤ん坊を見て、自分の娘を思い出し殺すことができませんでした。
最年少のミンジが、ベク班長ができなかった暗殺を完了します。
ある日、隣の韓国人家族から祖母の誕生日会に招かれます。
そこでも、韓国人家族は、言い争いばかり。
でも、あまりにも言いたいことをぶつけ合っているその家族を見て、ベク班長達は、変にうらやましく思うのでした。
翌週には、ミンジの誕生日と知った隣の家族がワインやご馳走をもってやってきます。
そこで、家族同士北朝鮮や韓国の話をし、最終的に「南北両国が、もっと話し合うべきだ」とミンジが言ったことで、盗聴していた党の班員からマークされてしまうのでした。
ツツジ班は、韓国人家族に影響され、人間らしい感情を取り戻し、絆を深めていきます。
しかし、党から堕落の原因を作ったのは隣の韓国の家族だと思われ、その家族を暗殺することを命じられます。
ツツジ班は、この先どんな決断を下すのでしょうか?
2)映画「レッド・ファミリー」の評価・感想
次に映画「レッド・ファミリー」の評価・感想をご紹介しますね。
評価はあくまでも私の個人的なものになりますので、ご了承ください。
満足度4.0★★★★☆
観たあとに、一癖も二癖もある「痛い」映画が多いように思えるキム・ギドクの原案・脚本と知り、少し驚きました。
なぜなら、ラストにほんの少し救われたシーンを観ることができたからです。
北朝鮮に家族を人質に取られ、韓国でスパイ活動をし、不本意と思える暗殺も任務としてこなさないといけない・・・何という理不尽な指令。
自分の家族を救うために他の家族を殺すのは間違っていると言う夫役のジェホンのセリフに胸が痛くなりました。
そして、ツツジ班が韓国人の家族を見て、一番うらやましく思っていたシーンが、最後のボート上でのお芝居で判明します。
そのお芝居のシーンは、号泣ものです。
死ぬ前に一度言ってみたかったセリフが、こんなセリフだったなんて・・・。
泣けるしかないです。。
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3)映画「レッド・ファミリー」の口コミ
次に映画「レッド・ファミリー」の口コミをご紹介しますね。
4)まとめ
いかがでしたか?
レッド・ファミリーは、泣ける韓国映画ですが、ラストは一筋の光が見えて、少しホッとします。
韓国映画のクオリティは年々高くなってきているようで、どんどん他の作品も観たい気持ちにかられます。
しかも、ホラー、サスペンス、ヒューマンドラマなどジャンル問わず!
これからも感動した作品に出会ったら、皆さんにご紹介しますね。
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