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『精神世界3.0』を読んで

今日は『精神世界3.0』という本を読み終わりました。


精神世界3.0

率直に言って、書店で見かけたら、あやしい本ですね。
なんと言っても、あやしくしているのが、江原さんと秋山さんな訳でして、僕も田口ランディさんが入っていなかったら正直言って買ってないし、読んでない、興味もないと言った類な本なわけです。
で、田口ランディさんが入っているというので、どういったものか読んでみたのです。感想としては、やっぱり、田口ランディさんが入って、対談のまとめや、本の前書き後書きで、とりまとめていなかったら、あやしいまんまで終わってしまっていた類の本になっていた可能性が高いと思います。
上手くランディさんと編集者が一般書として世に出せるよう纏っていて江原さんや秋山さんの人間的な魅力も引き出されていて、非常に興味深い内容の本に仕上がっていました。
『精神世界3.0』というタイトルのは、オウム真理教事件の前を1.0、事件後を2.0、そして今を俯瞰しつつ「アフターコロナ」の指針となる世界観を3.0としてつけたらしいです。
さて、といっても、秋山さんは超能力者として、江原さんは、「オーラの泉」に出てた、スピリチュアリストという、テレビで出ていた感じの胡散臭さがどうしても拭えない感じなのですが、田口ランディさんが入って素朴に質問されることによって、そのスピリチュアルや超能力といった事が何を意味するか分かりやすく解説されています。

普通の人には見えない世界が見えるというのは、しんどい事だなぁと、思い、だからこそ、二人はタフで優しいとランディさんは分析をなされていますが、本当に見えない世界を信じることは大切なことだよなぁと、この本を読んで痛感しました。江原さんが、対談の最後に「この世はわからないことがたくさんありますね」と締めくくっている章がありますが、江原さんを持ってしても「わからないことばっかり」なのだなぁ。精神世界を探求する者は、起きたことを起きたこととしてありのままを感じ、観察し、深く考察すること。それを楽しむこと。ただそれだけなのです。

「憑依現象」や「オウム真理教」についても霊能力者として、とても分かりやすく腑に落ちるかたちで解説されていて、面白かったです。
霊に取り憑かれてトラブルや病気になった場合、それは自分の魂がより学びより輝くための一つの試練であるという。さ迷っている霊たちは、「類は友を呼ぶ」で、自分と同じ波長を出す人間に引き寄せられている。よって自分の波長を高くしていけば霊は離れるとのこと。
ネガティブな感情を出す人間がいたら、生きている人間の感情のねばねばに引き寄せられていくのは想像できます。

精神世界の探求は優しさがポイントだという。
霊的な世界に心をオープンにすれば、新しい発見がたくさんあるはずとのこと。
僕も今生きているこの瞬間を思いっきり楽しんでいければとこの本を読んで感じました。

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