ベンチャーは最低でも一度は特許出願をした方が良い3つの理由
皆さん、こんにちは、吉川です。
今日はベンチャー企業なら最低でも一度は特許出願をした方が良い理由についてお伝えしていきたいと思います。
そもそも、私がなにをやっているかといいますと、
・駐車場シェアリングサービス「スマートパーキング」を運営しているベンチャー企業の社長をやっております。
Smart Parkingとは、駐車場シェアリングサービスで、空いている土地を持ったオーナーさんとその場所を使いたいユーザーさんをマッチングするサービス。特徴はIoTデバイスを搭載したカラーコーンを駐車場に置くだけでタイムズのようなフラップ式のコインパーキングを始めることができます。
また、ユーザーはキャッシュレスで支払うことや、現地に行く前に満車か空車かも分かるというメリットがあります。
(URL:https://smart-parking.jp/)
スマートパーキングを始めて約3年経過しまして、今まで取った特許は約18までになりました。
弊社では、かなり力を入れて特許出願をしております。
実際に年間1,000~2,000万円程度を特許出願の費用として使ってきました。では、なぜ、弊社がここまで特許出願に力を入れているかご説明させていただきます。
余談ですが、この記事を読まれて少しでも役に立った、勉強になったと思った方はいいね、シェアしたり、他の方に教えて頂けると幸いです。
(コメントやスキも大歓迎です)。
1.自分のやり方がまねされにくくなる。
そもそも特許とは、新規性のある高度の技術的発明をした者またはその権利を継ぐ者の出願に基づいて、政府がその権利を一定期間保護することです。
簡単にいうと、新しいことをやろうとするベンチャーの技術を国が守ってあげるよというような権利です。
しかし、私自身も当初は本当に出願をして意味があるのかどうか、わかりませんでした。というのも、この記事を書こうと思ったきっかけでもあるんですが、ベンチャー企業同士、というか中小企業同士では特許の話はほとんど出てきません。そのため、大体知り合いの社長に聞いても、後回しでいいよというような話が多いのではないでしょうか?
出願をしたことがない中小、ベンチャー企業の社長が圧倒的に大多数のため、せっかく使えるべき武器がうまく使われていないということになっているのです。この記事が少しでもお役に立てって、特許を出願してみようという気になってくれる方が増えると幸いです。
特許とは、大企業が多くだしているので、大企業が出すものだというイメージがあるかもしれませんが、ベンチャー、中小企業こそ出すべきものだと私は考えています。
2.自分が他社の特許を侵害しているかわかる。
次は、反対に新しい技術を持ったベンチャー、中小企業が着々と数字を伸ばしていて、他社の特許を侵害しているかもしれないという多くの皆さんが当てはまるようなパターンをお伝えしていきます。
これは、私は体験したことではなく、弁理士さんに聞いた話ですが、全く特許に興味のないベンチャー、中小企業がある新規事業で1,2年ぐらいサービスを展開していて、突然他社から自社の特許が侵害していないか、連絡がきたことがあったそうです。そんな中、弁理士さんに相談があり、急いで特許を調べ侵害回避ができないかどうか動きまくったそうです。
しかし、結局、侵害回避ができなく、過去分から振り返って損害賠償を支払うことになったそうです。
もし、自社で一度も特許を出願していないと、このようなことになる可能性も含んでいます。イメージとしては、暗闇の中をダッシュで走っていて、目の前にある崖に気づかず足を踏み外して落ちていってしまうようなものです。
当たり前ですが、暗闇のなかであれば自分の走る道を懐中電灯で照らしたうえでダッシュしないと、目の前に崖があったら落ちるべくして落ちますよね。運よく落ちなくても次は目の前に岩があったりするかもしれません。
特許を担当する人がいないとか、お金がないとか侵害していたら関係ありません。自分の身は自分で守ってください。権利とは自分自身で持てば守る盾になりますが、相手に持たれればそれは強力な槍となるのです。
3.大企業の進行を遅らせることができる。
次は、1.の理由とかなり近いのですが、これが私が特許を取っている最大の理由です。
よく銀行などで聞かれる問いを潰すことができるとも考えています。
大企業にサービスを模倣されたらどうしますか?という質問です。
そもそも大企業というのは、ベンチャーや中小企業よりも特許に関してとてもセンシティブで、重大な事項として捉えています。
なぜならば、大企業はやると決めた場合、多くの人を動かし、大量の販促費などの費用を使います。しかし、それの費用をかけてから実は、他社の特許を侵害しており、撤退しなければならないもしくは、損害賠償を支払わなければならないとなった場合どうでしょう。
経営にとても大きなダメージを与えます。であれば当たり前ですが、とても慎重に特許を調査し侵害しないかどうか、長いと1年~2年かけても調査します。イメージとしては、戦場で地雷が落ちていないか、ゆっくり探して進むような感じです。
しかし、他の企業が特許を出していないと知ったらどうでしょう。行軍は早まり、もうベンチャー、中小企業では太刀打ちできません。そのため、相手の進行を遅らせるためにも特許というのがとても有効なのです。
まとめ
1.自分のやり方がまねされにくくなる
2.自分が他社の特許を侵害しているかわかる。
3.大企業の進行を遅らせることができる。
ベンチャーは最低でも一度は特許出願をした方が良い3つの理由を上記のように記載しました。特許の恐怖や面白さ、というのをとても簡単に書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
正直、最初の頃は特許にお金を掛けていても、いいものかととても悩みました。しかし、振り返って考えてみるととても価値あるお金の使い方だと感じております。
他にもメリットをあげると大企業と提携する際にも優位に働くことがあります。周辺特許の調査をしっかりしていて、さらに特許を取れていると先方の担当者も安心してくれるのです。
まだまだ、特許は奥深いところがありますが、ぜひ、いままで全く関心のなかった、ベンチャー、中小企業の社長さんたちは一度でも出してみてください。
また、違った世界が見えてきます。
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