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盛岡市で個展を開催します

岩手県立美術館で開催中の企画展「IMAをうつす7人ー岩手の現代美術家たちー」も、2月12日の会期終了まで残すところ2週間となりました。
この展覧会の最終週に合わせて、私は盛岡市内のギャラリーで個展を開催します。

「八重樫理彦 はみだすものたち」
2023年2月6日(月)〜11日(土)  10:00〜19:00(最終日〜17:30)
Gallery 彩園子(さいえんす)盛岡市上ノ橋町1−48

折しもNYタイムズの「2023年に訪れたい都市」で世界第2位に選ばれた盛岡市、世界中の観光客が盛岡に押し寄せるに違いありません。そこで私は世界の富裕層に向けた個展を企画…したわけではありません。前々から予定していました。

今回の個展はタイトルに「はみだすものたち」とつけました。県立美術館の企画展に出品しているのとは異なるタイプの作品を並べます。
県立美術館には自分でも意図や方法論などの説明がつけやすい作品を並べました。しかし私の作品にはほかにも様々なものがあり、「なぜか知らんができた」というものがあります。そういう美術館からはみだした作品たちを今回の個展に並べます。旧作だけでなく出来たばかりの新作も出ます。これがまたびっくりするようなものになりました。

Gallery彩園子は、盛岡では知られた老舗の現代美術系ギャラリーで、私も何度も個展を開いています。築250年?くらいの蔵を利用しており、2階が一茶寮というカフェになっています。オーナーの村井さんは多摩美で斎藤義重の教え子で菅木志雄さんの先輩だったという方で、由緒正しい?現代美術の盛岡の中心地です。しかし ”Morioka art gallery” で検索しても、彩園子は出て来ませんでした…IT化が進んでいない、商業主義とは無縁の我が道をゆくギャラリーです。

ギャラリー彩園子入口。蔵です。(2020年の個展)
2009年の個展(左の「不連続面の研究 010」は2月12日まで岩手県立美術館で見られます)


そういうわけで2月7日〜11日に盛岡市を訪れた人は幸運にして両方の展示を見ることができます(※2月6日月曜は岩手県立美術館は休館のため注意※)。
いま世界中から大注目の盛岡市にぜひお越しください。じゃじゃ麺と冷麺のおすすめのお店を教えますよ(ほかに盛岡に何があるのだろう…?わんこそばは食べない)。ただし2月の盛岡は最高気温が氷点下の厳寒期です。くれぐれも寒さ対策は十分に、足元は滑らない靴で。NYタイムズを見て来た観光客はなぜここが…?と寒さに震え鼻水も凍るでしょう(ギャラリーにはストーブがついていますので安心して下さい)。

※今回の個展は盛岡市の芸術文化創造事業補助金の助成を受けています。有難や。


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