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離婚/別居における婚姻費用の算定方法

1. はじめに


ご訪問、ありがとうございます。私は現在離婚調停中の30歳男です。ここまでにいたる夫婦問題の経緯は、別でまとめようと思うので、興味がありましたら御覧いただけたらと思います。

一応、念のため、、、、、浮気や、借金・ギャンブルが原因ではなく、嫁姑問題ならぬ、婿姑問題(毒親問題)がこじれてここまで至っております。
(婿入りしているわけではりませんが、、、)

さて、妻が子供を連れ出て行き、離婚調停が始まり、何度家庭裁判所にいったっことか。。。
先日、”婚姻費用”について決着がつきましたので、そこで得た知見を、勝手ながら共有させていただきます。

2. 婚姻費用とは


養育費は、世間でよく認知されていると思いますが、婚姻費用についてご存知でしょうか?私は、この状況置かれるまで、この存在を知りませんでした。

私の感覚からすると、婚姻費用とは、「離婚成立前(別居中)の妻と子供の生活費」になります。

どっちが悪い、勝手に出て行った/追い出されたなど、双方色々あると思いますが、一方の不法行為が認められない限りでは、この婚姻費用の分担義務は発生するものと考えておいてよろしいかと思います。

正式な位置づけや、各所手続きは、下記の裁判所HPをご確認いただけたらと思います。

3. いくら貰える?いくら払う?


一番気になる、いくら貰えるのか?いくら払うことになるのか?ですが、一般的には、裁判所から発表されている”算定表”を基に判断されることになります。

上記リンクにも記載のとおり、この算定表は、「養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究」をテーマにした司法研究により提唱されたものです。
算定表の根拠や根幹が、研究結果として書籍にまとめられてますので、参考になるかと思います。

ケースによっては、年金の扱いはどうなるのか?など、悩ましい点はたくさん出てくるかと思います。

私のケースは、妻は会社員であるものの育休期間中で、無収入だけど給付金を受けている状態でした。正当な婚姻費用の算定には、算定表では不十分であり、中身の理解が必要でした。

争い事なので、感情的になるのは仕方ないですが、今一度冷静に、しっかり法律の定めるところの中立点を探すことは大切だと思います。

私は、実証的研究の報告のほか、下記書籍の力を借りながら、婚姻費用の算定を勉強し、理解を深め、納得のいく範囲で、決着することができました。
(とは言え、言いたいことはたくさんありますが、、、、)

皆様におかれましても、ご自身の損が無いように、しっかりと検討を重ね、話し合いに臨まれることを願います。

最後に、実証的研究および上記書籍の計算に基づく、婚姻費用分担額の計算エクセルを用意いたしました。

算定表よりも、精緻な分担額の算定が可能になっております。
よければ、参考にしていただきたいと思います。

現在、養育費について、闘争中になります。こちらも落ち着きましたら、報告も兼ねて、知見の共有をさせていただけたらと思います。応援いただけますと、大変うれしく思います。

婚姻費用算定エクセル
※婚姻費用を確定するものではありません。
※あくまで、一つの材料として扱いください。
※専門家の意見を交えて、調停戦略を考えていくことを推奨いたします。
※税込みの収入をご入力願います。

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