大学院を中退して就職した話
「普通に」大学に入学して、「普通に」大学院に進学して、「普通に」就活をして「普通に」社会人になる
んだと思っていました。
そんなぼくも気づいたら大学院を中退して、ほとんど就活らしい就活をしないまま就職し、「社会人」として働いています。
今のところ、まったく後悔はしていません。
大学院中退も悪くないぞという話をこれからします。
大学院時代
といっても3ヶ月しか在籍していません。4月に大学院に入学、6月に大学院をやめることを決意、7月には内定、8月に入社、という今考えるととんでもスケジュールです。
学部4年のときになんとなく「研究」に対して違和感を感じていたものの、
大学院に進学する同級生が大半だったので、あまり疑うことなく、進学するものだと思っていました。学部で在籍していた研究室にそのまま進学し、同じテーマで研究を進めていたので、進学した実感も正直あまりありません。
ただ、研究室の環境がかなり特殊だったので、精神的にかなりキてしまい、4年の夏頃から、カウンセリングや心療内科に通ったりしていました。生きていく自信もなかったし、自己肯定感のかけらもなく、毎日毎日泣いてばかりでした。
やめよう!と思い立ったのは6月。
大学院の事務に「ちなみに退学するとしたらどういうフローになりますか?」と問い合わせたところ、その返信メールに専攻長と指導教員が入っていて、大事になってしまったので、勢いで「就活しよう」となりました。
これまで全く就活してなかったわけではないですが、ほとんど何も考えていないし、6月ってもう新卒採用としても出遅れている。というかそもそもぼくは新卒なのか?
この時点でもう「普通」からは大きくハズレていたので、どうにでもなるよな、という気持ちで就活をし、拾っていただいたところで8月からの新卒(?)として入社しました。
入社後
入社後は、ディレクターとして、提案から受注、開発ディレクション、納品後対応まで幅広くやらせていただいています。
4月に期が変わって業務内容も少し変わり(増え?)ましたが、仕事の話はまた別記事にまとめようかなと思います。
研究時代に壊してしまったメンタルも、完全に戻ったわけでもないですが、基本的には元気にやっています。
研究を続けていたときよりきっとたくさんの経験をさせてもらっているし、やりたかったことに近づいているような気がします。
研究がしんどくて、やりたいことが他にありそう、このままだと自分が壊れてしまうってほど追い詰められてしまったぼくにとっては、
大学院をやめるのもそんなに悪くない選択だったなと思っています。
たにぐち
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