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あと10日である。

10日で何ができるのかを考えてみても、やることがたくさん出てきて整理しきれない……

単にテキストを回すことはできるが、不安があるところのレベルアップができるわけではない……どうすればよいのであろうか。

重要なことを絞り、そこに手当てすることで成果に繋げる。こういう大胆な思考と実践が求められる時期。それが10日前である。

残り10日になった段階で、どのように点数を確保するのかを考えておく必要がある。

2つの方向性を意識する必要がある。

一つは、自信を持って答案を書ける・自信はないが一応のことは書ける、という「書けること」への対応である。

もう一つは、「書けないこと」への対応である。例えば、独立当事者参加と上訴の関係性が全く整理できていない、設立費用の帰属について整理できていない……など、「そこが出たらお手上げ」という論点であるが頭に思い浮かぶかもしれない。

すでに書けることは、同じことを試験の現場で再現できるように、テキスト等で徹底反復して記憶喚起を行うことになる。

一方、書けないこととして挙がってくる部分は、別の見方をすれば、まだ伸び代があるということである。もっとも、その数がかなり残っているという方も多いであろう。

この試験では、「すべてを完璧にして本番を迎えることはできない」というように腹をくくり、「できないこと」であり、かつ、「客観的な重要度が高い」とされている知識から整理を行うべきである。

そのためにも、テキストの目次を開き、「これは出たら嫌だな……」というものを3つセレクトし、その3つから整理するという方法を取り入れてみてほしい。
※なお、この方法は、直前期でなくても使える手法である。普段の勉強が偏らないように、嫌な部分から対応するようにしてほしい。

重要なことを絞り、そこに手当てすることで成果に繋げる。こういう大胆な思考と実践が求められる時期。それが10日前である。

あなたが残り10日間、さらなるレベルアップができるように応援している。


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安田貴行|リーガル・インストラクショナル・デザイナー&ストラテジスト|30代からの司法試験・予備試験
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