やらないことを決める【安田ノート】

ーーテキストを変える?

2022年の司法試験・予備試験を受ける方は、少しずつ焦りを感じているかもしれません。

そうした中で、「あの講義がいいのでは?」、「あの教材のほうが網羅性が高いのでは?」と気になることだと思います。

しかし、今の目の前の教科書や講義の復習が万全なのかを確認してください。もし、万全だといえるのであれば、すでに合格できるレベルなので手を広げる必要はありません。

一方、不十分だと感じるのであれば、まずは、目の前の教科書等を理解し、定着させることを実現しましょう。

もし、「今のテキストには足りない部分がある」というのであれば、その部分を補強すれば十分です。「足りない部分」が分かっているだけでも、かなりレベルが上がっている証拠です。目の前のテキストともう少し向き合ってみてください。

直前のまとめ的に使える講座や、短答式試験用の知識を整理する講座は別ですが、数十時間もかかるような大掛かりな講義をやる時間はない方がほとんどです。そのため、新たに手を出すかどうかは慎重な判断が必要です。

また、新しい書籍や講義を利用すると、これまで学んできたことと説明が異なる部分が出てくる場合があります。その説明の関係性に悩み出すと、肝心の問題演習や記憶の定着のための時間が取れません。

いつも持ち歩いているテキストを使って長期間勉強してきた方が多いと思います。目の前の相棒と最後まで乗り切るようにしていきましょう!

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