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これをやりなさいと言われることがない環境は、気ままにコツコツ勉強するタイプの自分にとってはとてもありがたかった〈2022年オンライン添削合格体験記(6)〉

今回は、ロースクール卒業後、1回目の試験で合格された方の合格体験記です。

半年間、受講した感想などを記載いただいていますので、参考にしてみてください。

受験回数

1回目

受験資格

法科大学院卒業

1.オンライン添削を利用したきっかけを教えてください。

私は、ロースクール最終学年の秋まで、司法試験の過去問を解いたことがほとんどありませんでした。

残り半年の期間で効率的に過去問に取り組むには、添削を受けたほうがいいのではと考え、個別指導や過去問を扱う予備校講座を調べていたところ、安田先生のオンライン添削を見つけました。

他の個別指導等と比べ、価格が手ごろであったこと、どの科目・年度の過去問の添削を依頼するのかを自由に決められること、添削だけでなくミーティングもセットになっていたことから、オンライン添削を受講することに決めました。

2.オンライン添削の添削や個別ミーティングが合格に役立ちましたか。

役立った。

3.[2.]のように回答した理由を教えてください。

オンライン添削は、規範の正しさや拾っている事実の有無だけでなく、自分では気づきにくい表現の正しさについてのコメントをいただけるため、自分の文章の癖を把握し、伝わりやすいを身に着けることができました。

論文試験では時間が足りなくなることを防ぐため、論点とならないところは簡潔に書くことが求められますが、簡潔に書こうとするがために採点者に理解が伝わらない文章になっては意味がありません。

添削のコメントでは、端的に指摘できている点はその旨を、省略しすぎている場合には何が不足しているかを記載していただけるため、添削を通じて端的な文章を書く力がついたと思います。

他には、誤字・脱字についても丁寧に指摘していただけるため、オンライン添削を始めて、自分の答案にいかに誤字が多いかを知ることができたのもよかったと思います。

個別ミーティングでは、自分が勉強する中で分からない点をなんでも質問することができるため、ロースクールの授業の中で答案への書き方に悩む点を質問したり、基本書の記述でよくわからなかった点を質問したりもしていました。

これらの点は、自分で調べるには限界があり、時間もかかるため、ミーティングで疑問を解消したり、分かりやすい記述の基本書を紹介してもらったりすることで、効率よく、勉強を進めることができました。

個別ミーティングでは、他のオンライン添削受講生のよくある質問についても教えていただき、その事項について理解できているか確認するということもしていただきました。論文の勉強をする中では、解説や参考答案と似たことが書けると、理解できていると思い込んでしまうことがよくあったため、他の受講生が躓く点を確認することで、自分の不十分な理解を洗い出すことができました。

4.オンライン添削と他社の模試・答練の添削の違いを教えてください。

模試の添削は採点者による当たり外れが大きいと感じています。採点表による点数と全体的な総評はいただけますが、どのような点が評価され、どこを改善すべきかについて丁寧に記載する採点者は少なく、添削から自己の答案を改善するのは難しいです。

オンライン添削では、数行ごとにコメントを下さるため、答案の中で書けている箇所と改善すべき箇所を明確に知ることができます。

また、オンライン添削では、戴いた添削コメントがうまく理解できない場合にミーティングで質問することで、丁寧に説明してもらうことができるので、一人で悩むことなく、答案の見直しがスムーズに行えました。

順位が出ないため、受験生の中での客観的な立ち位置を知ることができない点は模試等に劣るかもしれませんが、安田先生に相談をすれば、過去の受験生や他の受験生を参考に、合格答案が書けているか否かは教えてもらえますので、この点はさほど問題にならないと思います。

5.オンライン添削受講開始後、試験対策の進め方に変化はありましたか。

きちんと時間を計り、答案を書くようになったことが一番の変化です。加えて、答案構成のみで問題を検討していたときには、規範やあてはめを書く場合でも、自分の理解を書き起こすためだけに書いていましたが、受講開始後は、人に読まれる文章を意識して書くようになったと思います。

他には、ミーティングが週一回あることで、分からないことに対する向き合い方が変わりました。それまでは、基本書等で該当箇所を調べ、無理やり理解するという学習方法をとることが多かったですが、ミーティングで安田先生に質問をすれば分かりやすく考える機会を得ることができるため、分からないことを丁寧に理解することができたと思います。

もっとも、他に特に変化がなかった点がオンライン添削を受講してよかった点であると思います。司法試験の勉強法については様々な方法が語られていますが、合格に当たり、絶対的な方法は存在しません。しかし、試験直前になって自分のやってないことに不安になり、新しいことに手を付けてしまったり、自分には向いてない勉強法を取り入れたりしてしまうことも、よく聞く話です。

私は計画を立ててそれに従った勉強をすることが大の苦手であるため、初期のミーティングで計画を立てるべきか相談しましたが、相談時点でとっている勉強方法と、添削した答案から、計画を立てなくても大丈夫ではないかとの助言をいただいたため、最後まで計画を立てることなく、試験本番を迎えました。オンライン添削を通じて、自分の勉強の方向性が間違っていないことが確認できるため、勉強方法について深く悩まずにすみ、よかったと思います。

6.オンライン添削は、これから試験を受ける受験生にお勧めできますか。

大変お勧めできる。

7.[6.]のように回答した理由を教えてください。

オンライン添削の良いところは、自分の勉強をベースに添削とミーティングを加えることができること、司法試験の答案にどう書くかという点を大事にしていることだと思います。

オンライン添削では、起案の内訳を自分で決めることができるため、苦手な科目や過去問が特に重要な科目を中心に添削を受けることができます。

最初のミーティングでは、前年度の過去問から2週間で7科目ずつ起案するというスケジュールを決めましたが、過去問を起案するうちに、民事系と刑事系の起案は充分であると感じたため、途中からは裁量の書き方や個別法の適用に悩む行政法の起案を多くするなどしていました。

ミーティングでも、こちらから相談した場合には、おすすめの基本書や判例集、勉強法について教えていただきましたが、先生の方からこれをやりなさいと言われることがない環境は、気ままにコツコツ勉強するタイプの自分にとってはとてもありがたかったです。

司法試験という枠を取り払ってしまえば、法学はとても奥が深いもので、論点に悩みすぎると時間を無駄にしてしまうことがあります。

ロースクールで教授に質問をすると、その論点については理解が深まりますが、それを答案にどう表現するかについては全く解決しないことが多々ありました。

オンライン添削では、疑問点について、答案に書ける限度での解説をしてくださるので、理解すべき範囲と、そうではない範囲を分けることができました。また、細かい知識についても、答案に書くべきものと、書かなくてもよいと思われるものについて、安田先生の考え方を教えてくださったため、細かい論点に立ち入ることなく、過剰な勉強を避けることができたと思います。

8.オンライン添削を利用している又はこれから利用しようとしている後輩受験生にエールをお願いいたします。

司法試験は範囲も広く、難しい論点がたくさんありますが、地道に過去問や事例問題を解き、疑問点をつぶしていけば、合格できる試験だと私は思います。

添削を通して合格答案の書き方を習得し、ミーティングで分からない事項の質問を重ねていけば、自然と合格は近づくので、安田先生を信じ、頑張ってください。


合格体験記を寄稿していただきありがとうございました!今後のご活躍も応援しています!!

オンライン添削の詳細はこちら

https://online-tensaku.com/

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