試験4日前|基礎である「リーガルマインド」を確認する|司法試験逆算日記

試験4日前。

3日前でもないし、1週間前でもない。
とても中途半端な日である。

明日なら「あと3日だ」と気合が入るかもしれない。
でも、4日前ということで微妙である。

こういうときに思う出しておきたいのが、「基礎」である。

「基礎」というと、「簡単な問題」のことを想起するかもしれない。これまでの学習で、基礎→応用→発展、というプロセスを辿ることが多かったであろう。

しかし、「基礎」は、以下のようなことを意味している。

①〔建物の〕土台
②何かをしたり考えたりするもとになることがら

三省堂国語辞典第七版

決して簡単ということではない。基礎ができていなければ建物は程なく倒壊するであろう。基礎がなければ何かを考えることはできない。

司法試験であれば、「リーガルマインド」が「基礎」であるといえる。

法的三段論法に即して論述できるのもリーガルマインドである。個人的には、もう少し幅広く、法適用の前提となる事実の整理も含めてリーガルマインドと考えておくほうが良いと考えている。

4日前という少し中途半端に感じる日だからこそ、「基礎」であるリーガルマインドを確認しておこう。

リーガルマインドついては、すでに詳しく学んでいるはずである(逆算日記の中では後で解説の日を設ける予定である)。

もし、現段階で整理が不十分であるという方は、各自で確認するようにしてほしい。基礎から考えていくことができる試験だからこそ、このような抽象的な考えの整理は有用である。

もし、「リーガルマインド」について考えたことがないという方は、以下の書籍を確認してほしい。

  • 弥永真生『法律学習マニュアル(第4版)』(有斐閣)8頁以下

  • 金井高志『民法でみる法律学習法(第2版)』(日本評論社)65頁以下

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安田貴行|リーガル・インストラクショナル・ストラテジスト|30代からの司法試験・予備試験
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