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もっと上手く書けるようになりたいーーフォームの重要性、気づいたら即実践【安田ノート(1)/オンライン添削】

ーーもっと上手く答案を書けるようになりたい。

この「上手く」という部分は、司法試験・予備試験対策としては、「得点効率の良い」という意味で捉える必要があります。

このマガジン(『安田ノート』)では、添削講師としてみなさんの大量の答案を読んで添削したり、個別ミーティングを通して私が気づいたことや、受講生の皆さんに気づいてもらいたいと考えていることをメモ的に書いていきます。この「気づき」の部分が「得点効率」に繋がります。

〝気づき〟の重要性ーー『野村ノート』を参考に

少し話が脱線します。

私は、大学生の頃まではプロ野球をよく観ており(タイガースファン)、特に野村監督の采配が好きでした。苦肉の策とはいえ、「遠山→葛西→遠山」という継投[※]など、用意されたものの中でなんとかしようという発想がすごく好きでした。当時のタイガースはとにかく弱かったのですが、勝利に繋げようとする姿勢に感動していました。

[※]野村監督が2000年に行っていた継投策。左腕の遠山選手と右腕の葛西を選手を相手打者の左右に合わせて投手と一塁で交代させる継投。

野村監督の書籍のように、皆様に役立つ記事を書いていこうと思いましたので、このマガジンを「安田ノート」と名付けて更新していきます。

野村監督は、「気づき」ということをよく指摘されていました。私も、添削やミーティングでは、「受験生が自ら気づく」ということを大切にしています

気づく瞬間を奪うような講義や誘導は、有害であると考えております。最低限の知識をお渡しするために、講義的なお話をすることもあります。しかし、過去問検討のポイントとなるような部分については、気づく瞬間を奪い取るようなことはしないようにしています。

このノートでは、日頃のミーティングでお伝えする際に気を付けていること、受験生が誤りやすいこと及び気付きにくいことをまとめていこうと思います。

フォームの確立(矯正)ーー答案作成をスポーツや楽器の演奏と同じように捉える

答案作成を進めていく上で、「型」がとても大切です。スポーツや楽器の演奏を行うときも、「フォーム」の重要性が説かれると思います。

スポーツや楽器の経験者は、コーチから最初に教わったときのことを思い出してみてください(茶道や華道なども同じだと思います。)。

最初が肝心

何事も最初が肝心、と言われます。このように言われるのは、自己流の不自然なフォームを身につけてしまうと、後で修正するのが難しいからです。仮に、修正を試みて一瞬良くなったと思っても、また元に戻ることが多いのではないでしょうか。

子どもの頃に始めたものであれば、最初はコーチから教わるので、フォームをきちんと身につけられることが多いのではないでしょうか(もちろん、コーチの力量にもよりますが、指導のプロに教われば、基本の型を知ることはできるはずです。)。

一方、大人になってからなんとなく自己流で始めたものは、修得に至らないという経験をした方が少なくないと思います。

これはスポーツや楽器の演奏に限られません。試験対策も、最初が肝心です。特に、司法試験・予備試験は、日本語で書かれているため、日本語を用いて生活してきた者にとっては「なんとなくできそう」と感じてしまいます。

また、これまでの「勉強経験」を踏まえて、その延長線上で対策を考えれば良いとも捉えてしまいます。もちろん、これまでの学習経験が司法試験対策と相性が良ければ上手くいきます。

しかしながら、法律は専門用語が難しいものが多く、問われる知識量も多いです。しかも、「論文の答案」として仕上げることが必要です。つまり、対象の専門用語や知識を正確に使いこなせなくてはなりません。

このような試験に関しては、最初の段階できちんとした「型」を習得する必要があります

ここでいう「型」には、答案の書き方というアウトプットだけではなく、書くために必要な知識の「インプットのやり方」も含まれると考えておきましょう。

闇雲に自己流で知識を習得していってもスムーズに進められません。個別ミーティングでは、具体的にどのようにインプットしていけばいいのかをお伝えしています。

今後、この『安田ノート』では、個別の論点に関してもお伝えしていく予定です。

修正は不可能なのか…?

最初は肝心、ということをお伝えしましたが、「あまりうまくいかないままここまできてしまったが、修正は不可能なのか?」と不安に感じている方もいるかもしれません。

結論から申し上げると、修正は可能です。もっとも、修正したいと考える場合も、そのスタート時が大切です。オンライン添削の受講生の方であれば、「答案提出」→「添削コメント・ミーティングでのレクチャーを通して修正点を把握」→「修正点を意識したインプット・追加のアウトプット」という流れで進めていくことになります。

この修正点を意識したインプットの段階で、正しいフォームへ修正していくことが必要となります。何をどのように修正すべきなのかは人により異なるので、個別の添削やミーティング内容を参考にしてください。

受講生以外の方で、「現時点で修正の仕方がわからない」という方は、受講相談やシンプルプランをご利用いただくことで、一定の指針を示すことは可能です。

遅すぎることはない

プロバスケットボールの田臥勇太選手は、「Never too Lateー挑戦に遅すぎる事は無い」ということを座右の銘とされています。

何を始めるのにも「遅すぎる」ということはありません。何かを始めた時。それが最速です。

「今からやっても…」というのではなく、「今からやれば最速である」という気持ちで試験対策を進めるようにしてみてください。

「必要性に気づく」→「即実践」を繰り返していきましょう!!

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