口述試験4位合格【社会人受験生のオンライン添削活用法】コロ助さん|2021年予備試験合格体験記
※2021/11/18(木)16:30更新「口述4位合格」ということを記載してもいいとのことでしたので、更新しました。それと合わせて、一部本文を追記してもらっています。
2021年司法試験予備試験に合格したコロ助さんに合格体験記を書いていただきました。
社会人受験生であったコロ助さんがどのようにオンライン添削を利用されたのかを書いていただきました。
【コロ助さんのツイッター】
何回目の受験で合格されましたか?
3回目の受験で合格しました。
オンライン添削利用のきっかけは?
私は令和2年の予備論文試験で成績が前年よりかなり落ちてしまったことから
「立て直しを図らなければ。」
と思いました。
そして、新型コロナの影響で令和2年の予備試験が延期になり、準備期間が短かった令和3年は答案作成ができる回数も限られていました。そこで、だからこそ1回1回の答案作成を実りあるものにするためにしっかりした複数名の方に見てもらおうと考えました。
そうしたところ、
「オンラインロースクールの安田先生が良い。」
ということを複数の人から聞き、お試しで添削してもらい、実際に良かったのでオンライン添削を利用するに至りました。
オンライン添削で試験対策に役立ったこと
Q.オンライン添削が予備試験合格のために役立ったことを教えてください。
答案を作成して安田先生からもらうフィードバックで次回の答案作成の際の改善に役立ちました。
たとえば、私は当初めちゃくちゃなナンバリングをしていましたが、「こうすると良い」という例を示していただき、整った答案を書けるようになりました。
答案の形式は意外と軽視されていると思います。
しかし、私は去年と比べてここを大きく変えて伸びたので重要なのではないかと考えています。
また、法的三段論法を意識して答案を書くようになった際も安田先生に評価していただき、「この方向性で良いのだ。」と自信を持って勉強を続けることができました。
そして、私は日本語的におかしな接続詞を使うこともありましたが、そういったところも正していただきました。こういったことは些細なことのようにも思います。でも、採点者の心証が悪くなり不利益を被る恐れがある以上はなるべくきちんと書くべきだと思います。
さらに、答案作成は
「やらないといけない!」
とわかっていても大変で実際にやるとなれば腰が重たいものです。
しかし、「お金を払ったんだから安田先生に見てもらわないともったいない!」という気持ちも出てきて答案作成の動機になりました。
それで定期的に
「答案を作成して、フィードバックももらい、改善する。」
というサイクルができあがり、実力をメキメキつけることができたと思います。
それと、私は令和2年の成績が前年より落ちたこともあり、令和3年の試験勉強は精神的にも辛かったです。そんな中で安田先生とミーティングで顔を合わせて話すことで辛い気持ちが和らぎ、勉強を継続することができました。
論文試験に合格し、口述試験に進んだ際、私は口述試験の過去問の難しさや合格率の高さから非常に不安でガチガチでした。
しかし安田先生が口述模試の相手をしてくださり、アドバイスもいただけたことで、すごく良いシミュレーションになったし、不安も大きく解消されました。
特に大島本には載っていないような難しい問題を敢えて出していただけたので、本番でも大島本に載っていないような問題が出ても大丈夫だなと思いました。
そうしたところ、本番の民事で大島本には載っていない「貸す側」からの諾成契約としての消費貸借契約が出たので、「大島本には載っていないところが出た」という点で的中し、やはり対策してもらって良かったです。
口述試験本番もメッセージを送っていただき、
「頑張ろう!」
と思えたことはずっと忘れないと思います。
「結果として口述試験では(緊張したものの)自分の持てる力を発揮し、無事4位で合格することができました。」
口述試験は合格率以上の難しさがある試験です。
何より私は短答からやり直しになることにすごく恐怖を感じました。
「一般教養も含めた8科目の短答やあの難しい論文をまた受けるもう嫌だ。」
と。
それもあり私は論文の合格発表から口述2日目の試験の部屋から出るまで気が休まりませんでした。
メンタル的なきつさは自分が口述に進めなかった去年・おととしに想像していた以上で、口述の試験会場がある新浦安では何度も家に帰りたいと思ったほどです。
結果的には4位で合格することができましたが、口述はいくら対策をしてもしすぎることはないと思います。
それだけ人生がかかっている超重要試験です。
ですので、安田先生にはしっかり口述対策の相手をしていただきとても感謝しています。
オンライン添削と他社の添削の違い
Q.オンライン添削と他社の添削の違いを教えてください。
安田先生のオンライン添削は「思考」を非常に重視します。単に答えを示すのではなく、考えるチャンスをくれます。そうすることで、添削を受けているとき以外もちゃんと頭で考えられるようになるんだと思います。
同じ問題に対する答案を2回まで見ていただけるのもチャンスをいただけていると感じました。
また、予備校の添削は毎回人が違いますし、科目によってもバラバラです。
そうすると、添削者の能力などがいつも違いますし、自分のこともわからない人なので力が伸びにくいです。
内容面で明らかにおかしかったり、言葉使いが荒かったりしてめちゃくちゃな添削をされ、心が折れることもありました。
これは直前期だったので本当に辛かったです。
一方でオンライン添削は安田先生がいつも担当してくれます。
そのため、自分の弱点やクセをわかってくれ力を伸ばしやすいと思います。
めちゃくちゃな添削ももちろんありません。
丁寧なフィードバックにモチベーションが上がっていました。
そして同じ問題に対する答案を2回見てくれるというのも予備校の添削には基本的になく、これもオンライン添削の特色だと思います。
さらに、単に添削して終わりではなく、ミーティングもして弱点を補強したりメンタルケアができます。私の場合はミーティング後はいつも心が軽くなっていました。
オンライン添削受講後に変化したこと
Q.オンライン添削の受講後、試験対策の進め方に変化があったことがあれば教えてください。
普段の勉強について安田先生に「このようにしたらどうか。」と提案を受け、実際に取り入れることで自学自習の質が上がりました。
具体的には、「基本的には答案構成だけだけど答案の書き出しだけは書く」といった形です。
これは全部答案を書く余裕はない一方で、答案を書く際の出だしに詰まることが多いためアドバイスしていただいたと思います。
また、「法的三段論法にするかどうかで点数の入り方が全然違う。」というふうにも言っていただけたので民法177条のような基本的なところでも、難しい現場思考を要するところでも法的三段論法をするように心がけました。
そのおかげで去年まで意識していなかった法的三段論法を今年は書けるようになり、予備論文試験の成績も民事系が特に伸びました。
「法的三段論法にするかどうかで点数の入り方が全然違う。」という先生のアドバイスはやはり正しかったと思います。
オンライン添削のお勧めポイント
Q.オンライン添削のお勧めのポイントを教えてください。
オンライン添削は添削とミーティングの2つの側面からアプローチして論述力を鍛えてくれます。
添削そのものが良いのは上述の通りで、安田先生本人から一貫した思考面・形式面の指導を受けられるのが大きな強みだと思います。
そして私にとっては添削よりミーティングが大きかったです。
私は試験勉強の継続が困難なほどメンタル的に大変でした。
しかし、安田先生の温かさに触れることで学習を継続することができました。
継続できたから予備試験に最終合格できたんです。
また、オンライン添削は同じ答案を2回目まで見てもらえるので1回目に書いた答案や添削でのアドバイスも踏まえてより良い答案にブラッシュアップできます。
オンライン添削を受講中又はこれから受講しようと検討中の方へ
Q.後輩受験生に応援メッセージをお願いします。
オンライン添削を利用している方は受け身ではなく、能動的にオンライン添削を利用する意識が大切だと思います。
ですので、答案作成の際やミーティングの際はいつも目的意識を持って臨み添削やミーティングを有意義なものにするのがおすすめです。
そのようなこともあり、答案作成やミーティング自体が目的になってはいけないと考えます。
私の場合はミーティングなどを全部消化することはせず、必要性を感じたときにだけ受けるようにしました。
これからオンライン添削を利用しようとしてる方はまず正規で利用する前にお試しで添削してもらうことをおすすめします。
評判の先生でも自分に合っているとは限らないからです。
また、思考を大事にする安田先生の添削スタイルは予備校と違うことで戸惑うことも出てくるかもしれません。
とにかく1回1回の答案構成を実りある濃いものにしたいと思っている方は一度安田先生に添削をお願いすることをおすすめします。
(安田)コロ助さん、合格体験記をありがとうございました。コロ助は、口述試験がとてもいい点数で合格されたので、また、体験報告会の実施をお願いしております。企画の詳細が決定次第、お知らせいたします。
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