トロント滞在記④App Storeのリージョン変更とApple Music, PRESTO
(使用しているスマートフォンがiPhoneなのでiPhone, App storeの話になっています)
スマホアプリの中には地域限定のものが少なからずあります。
例えば、電車やストリートカーを乗るときに使うPRESTOというICカードの代わりに使えるアプリがありますがこれはカナダのリージョン限定です。
他にも銀行のアプリなどもリージョン限定なので、リージョンが日本のままだと使えません。
銀行のアプリが入れられないと、認証ができずwalletの有効化もできません。
逆にリージョンを変更することで、ネトフリでジブリが見られたりします。
(ちなみにリージョンが日本のままでも、カナダに入った段階でアマプラとかU-Nextとかで日本のコンテンツは見れなくなってしまいました。)
この記事では、App Storeのリージョン変更とApple Music、PRESTO(交通系ICカード)に焦点を当てていきます。
※ちなみにiPhoneやMacbookの設定の「言語と地域」を変更するだけでは、App Storeのリージョンは変更されません。
App Storeリージョン変更とApple Music
日本のApple Musicのサブスクが残っていてリージョン変更できない
カナダに着いて、App Storeのリージョンを変更しようとすると、「サブスクがあるので、変更できません」と表記が出ました。
日本ではApple Musicをファミリープランで契約していたので、それをキャンセルしないとリージョンの変更がそもそもできない、ということらしいです。Apple Musicのサービス自体はカナダにもあるが、日本とはサブスクのシステムが異なるということですね。
ここで心配事は2つ。
①ここまで貯めてきたライブラリが消えたら困る(Apple Musicを10年近くかなり使い込んでるので・・・)
②日本の音楽聴けなくなったら困る(ちょうど好きなアニメのサントラが配信されたところでした・・・)
この2点に関しては色々調べたのですが、ストレートな回答はなく、とりあえずやってみるしかありませんでした。
サブスクを即解約ができない!?
サブスクの(ありがた)厄介ポイントだと思うのですが、解約ボタンを押してもすぐには消えてくれず、元々の有効期限までApple musicが使えてしまいました。(私の場合は27日まで有効期限が残っていて、解約しようとしたのは20日ごろだったので、1週間ほど有効期限が切れるのを待つ必要がありました。)
解約完了後、リージョンの変更
ようやくApple Musicが使えなくなったので、リージョンを変更しました。
Macbookからやりましたが、iPhoneからでもできるようです。
色々調べたところリージョン変更は回数に制限あるようなので、タイミングは見極めた方が良いかもです。
やり方は、
App Storeの左下の自分のIDをクリック→右上のアカウント設定をクリック→国/地域の「変更」をクリックすれば変更ができます。
カナダにリージョン変更をすると、表示言語は英語になります。
リージョン変更後、サブスク再開(カナダのApple Music)
再度、カナダのリージョンでApple Musicの契約を再開しました。
契約までに関しては日本のApple Musicと一緒でした。
さて解約時の懸念はどうなったか。
①リージョンを変更して再度契約したらライブラリが復活した!
ライブラリのデータは30日ほど保持される、らしいです。
(なのであまり早くに解約してしまうとそれはそれで良くないことが起きるかもです)
「クラウドと同期」をクリックしたら、元々のライブラリがもどってきました。
②日本の曲も大体ある!
直前に日本でインストールしたダンジョン飯のサントラがそのまま聴けたので安心しました。
ただ邦楽のタイトルはローマ字表記になります。英語タイトルのもともとある楽曲は英題になります。椎名林檎さんの放生会も全部違うタイトルになってました。
なお日本限定で配信されてるもので聴けない曲もあります。
カナダの交通系ICカードをスマホで使う
リージョン変更ができたので、カナダの交通系ICカード"PRESTO"のアプリを入れてみました。
オンタリオ州の公共交通機関(地下鉄、バス、ストリートカー)はクレカやデビットカードでも乗れるのですが、いちいちクレカやデビットカード出すのも物騒なので、PRESTOやそのアプリがあると便利だなと感じます。
そもそもPRESTOとは
日本のSUICAやPASMOとほぼ同じ存在です。(乗り物以外での使用はできません)
基本的に地下鉄では、駅に着いて改札に入る時にタッチをすると、90分間は定額乗り放題となります。その後バスに乗り換えたりしてタッチをしても課金はされないというシステムらしいです。
PRESTOの物理カードは駅の自動販売機で買えます。(4ドル)
自動販売機でチャージもできますが、アプリで登録したクレジットカード・デビットカードからチャージも可能です。
最近スマホのアプリやスマートウォッチでも乗れるようになったそうです。
PRESTOのアプリを入れた方がいい理由
上で述べたようにPRESTOのアプリはカナダのリージョン限定なので、カナダへ旅行で来た人がアプリを使うには少しリスクが大きいかもしれません。(サブスクを停止したりしないといけないので)
ただ長期滞在の人はアプリを入れた方が良いと思います。
大きく理由は3つ
①アプリからチャージ・オートチャージの設定ができる。
②スマホで乗り物に乗れる
③スマートウォッチで乗り物に乗れる
特にトロントのダウンタウンの移動手段は地下鉄、ストリートカー、バスを使用することが多く、それに伴ってPRESTOをチャージする必要も増えると思うので、アプリがあると券売機でチャージする必要がなくなり、かなり楽になります。
また物理的なカードは無くす心配があるのと、いちいち財布を出すのも物騒だなと感じていました。Apple Watchで乗れるようにすれば手ぶらで改札を通れるのでこれは安心な上に楽です。
PRESTOアプリで電車に乗るには
設定はSUICA,PASMOと一緒でした。
iPhoneの場合はWalletに登録することで使えるようになります。
PRESTOのアプリですでに持っている物理カードを登録するか、新しくApple Wallet内にカードを買うかのどちらかが選べます。
支払い方法を登録していけば、完了です。
認証が必要なので、電話番号はゲットしておいた方が良いです。
この辺の登録の仕方はPRESTOのホームページにしっかり書いてあります。
Watchで乗る時は、WatchのWalletにPRESTOを登録すればOKです。
終わりに
結論としては「(日本でApple系のサブスクを登録していてそれを継続している場合)App storeのリージョン変更は、旅行程度ではしない方が良い。長期滞在ではぜひした方が良い。」です。
あまりリージョン変更とApple Musicのライブラリ引き継ぎについて情報がインターネット上に見当たらなかったので、記録として残しておきました。
どなたかの参考になったら幸いです。
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