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トロント滞在記③ 運転免許証、健康保険証ゲットまでの道のり

身分証明に関しては、パスポートが全てを解決してくれますが、やはり毎日常に持ち歩くには少し大事なものすぎるので、長期滞在をする場合は現地の身分証明書を手に入れるに越したことはないと思います。特にDriver’s licenseは住所も生年月日も載っているので身分証明書としてはかなり力のあるものになります。これは日本と同様ですが。
今回は運転免許証と保険証を手に入れるまでの道のりを記録しておきます。
あくまでも「オンタリオ州でのもの」を取得するための手順ですので、悪しからず。


運転免許を手に入れるまで

①日本領事館で「自動運転免許抜粋証明をもらう」

  • オンラインで申請する
    外務省の在留届オンライン申請のページに、免許証の申請をするところがあります。
    →「パスポート・証明のオンライン申請を行う」をクリック
    →ログイン(おそらくすでに在留届を出していると思うので、その時の登録情報を入れる)
    →メールで2段階認証
    →一番下の「証明申請」
    →新規申請で必要な情報を入れていく
    →「自動車運転免許抜粋証明」を選択
    →必要事項を入れていく(日本の免許証の写真、パスポートの写真をアップする必要あり)

  • 領事館の予約をする(電話のみ、日本語でOK)

https://www.toronto.ca.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000013.html

  • 領事館へ行く

持ち物:日本の運転免許証、パスポート、お金
(入り口で英語で名前聞かれる)
用件を伝え、名前の確認をし、お金を払えば、免許証の発行レターをゲット。

②オンタリオ州の役所窓口で申請をする

  • Service Ontarioのアポをとって申し込む(運がいいと翌日とか取れるけど、2週間後とかザラにある)

  1. 車椅子など特別な補助が必要でなければ、Accessibility requestsをNoにしてBook appointmentをクリック

  2. "Get a driver’s license(exchange from out of country without driver written test)"を選択

  3. OHIPも申し込む人は"Apply for OHIP and get a health card(as a work permit holder)"にもチェック

  4. 必要な数を入力

  5. 窓口を選ぶ(私はTorontoのダウンタウン周辺に住んでいるので、Bay and Collegeのofficeにしました)

  6. 日にちを選ぶ(8/12現在で9/3が最短と出てました・・・)

  7. 名前、メールアドレス、言語、電話番号を入力

  • アポの日にService Ontarioの窓口へ行く

持ちもの:領事館でもらった自動車運転免許抜粋証明、日本の運転免許証、パスポート
色々見せて、コピー取られて、写真撮られて、視力検査されて(写った番号を読み上げるように言われるのと、左右のどちらかで点滅している光の方向を聞かれた)、お金払えば完了です(90ドル、カード使えます)

③私の場合

領事館にオンライン申請して、9日後に領事館のアポイントが取れる。
抜粋証明をゲットした日にService Ontarioでアポを取ろうとするも、最短で13日後のアポしか取れない。
窓口で手続き、郵送で送られる旨を伝えられてから、18日後に自宅ポストに届いていることを確認。
領事館へのオンライン申請からはまる1ヶ月と一週間くらいかかりました。
役所での手続き自体はスムーズで、アポイントがあれば15分くらいで終わりました。

OHIP(保険証)を手に入れるまで

Full-time workerとその配偶者(spouse)、扶養家族は保険証をゲットできます。
ただService Ontarioにはその一文しかなく、spouseや家族がどういう申請をすればいいかの記載が全くありません。
なので、窓口対応も人によるというか、対応してくれる人に左右される部分が多いそうです。(実際私も2度窓口に行くことになりました)でも一発OKの人の例も聞いたので、よくわかりません。これなら大丈夫ということもないようなので、あくまでも参考です。

手順は以下の通り
①役所のアポイントをとる(免許証と同じくService OntarioのWebsiteから)
②アポイントの日時に窓口へ行く
持ち物:
先述の通り人によって言われる必要なものが違うので、参考までに。
(自分がfull-timeで働いていれば)
自分のwork permit, パスポート,自分の住所を証明するもの(自分の名前宛の郵便物など)
(自分がfull-time workerの配偶者、扶養家族なら)
full-time workerのwork permit,あれば自分のwork permit, 自分のパスポート, 自分の住所を証明するもの(自分の名前宛の郵便物など)

書類の確認が済めば、写真撮って終わり。こちらは無料です。

私の場合:1回目のService Ontario訪問

時系列で説明します。
7月末 1回目のService Ontarioのアポの日。
持ち物:自分のwork permit(open)、パスポート、夫、夫のwork permit、夫のパスポート
夫の会社の方は一発で申請できたと言っており、持ち物はその人に言われたものを持参。
受付でappointment時間を伝えると、紙の申請書と番号をもらった。
カウンターはあるが、ペンなどは置いていない。受付に言ったらペンを貸してくれたが、ボールペンは持ってきてたほうが良いかも

番号がモニターに表示され、指定されたカウンターへ向かう。
コワモテのお姉さんに申請書と自分のwork permit, パスポートを出す。

まず”Are you working?”と聞かれて”No.”と言ったら、自分が働いてないと取れないよとのこと。(ちなみに自分が配偶者として保険証を取ろうとしてることを申請書に記載する箇所はないです)
“My husband is working in Toronto and I have a work permit as a spouse. “と言ったら、Your husbandが働いていることを証明するもの(managerのサインと就業期間が書いてある紙)をもってこいと言われる。
Offer letterでいいのか?と聞いたら「違う」と言われた(これは多分上記のmanagerのsignとかが載ってないoffer letterではダメという意図だと解釈)
結局この日はOHIPは申請できず、諦める。
帰り道にスマホでService Ontarioのwebsiteを見たら、次の日にキャンセルがあったのか、たまたま翌日に予約が取れた。
ただ翌日は夫は仕事のため同行できないので、一人で行くことに。

私の場合:2回目のService Ontario訪問

2回目のチャレンジ
持ち物:OHIPの申請書(前日に書いたもの),自分のwork permit, 自分のパスポート、夫のwork permit、夫の会社のoffer letter(offer letterに期間やmanagerのサインも入っているもの)、夫のdriver’s licenseとOHIPのコピー、自分の運転仮免許証代わりの書類

申請書は昨日書いたものを返されていたので、再度それを提出。
今回は最初から「夫が働いています」と伝え、夫のwork permitとoffer letterを提出。自分のパスポートを出したあたりで、「あなたの住所を証明するものはないのか、カードの支払いの請求書とかはないか?」と聞かれる。
運転免許の仮免許証代わりの書類を見せるも「これはだめ」とのこと。
これで行けると思っていたので、戸惑う。
しかし自分の名前で注文したものや郵便物などは持ってきておらず(というかない)、色々考えを巡らせる。
そこで今自分の持っているスマホのsimカードは自分の名前で申し込み、家まで郵送されたものを使用していることに気づいた。
Fizzの契約完了のメールを探り当てたら、そこに契約書のPDFがあり、住所の記載があったので、とりあえず見せてみる。
「これもbillの代わりにならないか」と聞いたら、まあよし、ということで手続きが先に進みました。
写真を撮って解放されました。

17日後 郵送にて自宅のメールボックスに届いていることを確認。

おわりに

役所手続きについては、対応してくれる人によって全然違うそうなので、複数回足を運ぶことになるのは稀でもないのかな、という印象です。
ただ2回目のOHIP申請でなんとかなったのは、携帯の契約を自分でやっていたために契約書が自分名義で発行されていたからだったのですが、
身分証明がない中で自分名義でできるのは携帯の契約くらいしかないので、まず初めにそれをやっといてよかったなと思いました。
ようやく免許証が手に入ったので、図書館のカードを作りに行ったりしてみようかなと思います。

参考になれば幸いです。

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