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トロント滞在記⑥トロント郊外でキャンプ〜実践編

トロント近辺出身の方と話していると「都市部の観光地行くのもいいけど、カナダではぜひ自然に触れてほしい」と言われました。その話の流れで「今度キャンプに行くんだ」と言うとすごく肯定的な反応をしてくれました。
トロント近辺には車で1~2時間で行けるキャンプ場がいくつかあるので、もし車を持っていない場合でも、レンタカーなどを借りて行くのも全然アリだなと思います。
今回の記事では実際にキャンプ場を予約して、キャンプをしてきた記録を残したいと思います。
キャンプに持って行ったギアたちについては前の記事に詳しく書いてあります。


キャンプ場の予約

キャンプ場を調べようと思って、"camping Toronto"などで検索をしていたら、Ontario Parksというサイトに行きつきました。
オンタリオ州の州立キャンプ場はOntario Parksにまとまっているようです。
日本でいう「なっぷ」みたいな感じで、キャンプ場の設備情報や公園内でできるアクティビティや、わかりやすかったです。
予約もこのページからできます。宿泊したいサイトを自分で選べるので、水道・トイレ・シャワーなど設備の場所を確認して予約することができます。
夏場は結構混雑しているようです。
ちなみに2箇所行きましたが、どちらも車乗り入れ可でした(サイトによっては車2台まで乗り入れ可能なところもありました)


アイコンでどんな設備があるのかすぐわかるようになっています
希望するサイトを自分で選ぶことができます

キャンプ1回目(8月中旬)

Earl Rowe Provincial Parkへ向かう

トロントから車で1.5時間ほどの公園を最初のキャンプ地として選びました。
午後2時チェックインだったので、かなりゆっくりの出発でした。
保冷剤を入れた保冷バックに切った野菜と炊いたお米を入れて車に積み込みました。
キャンプ場へ向かう道すがら、スーパー(Farmboy)によって、お肉とエビ串を買って向かいました。
カナダの夏は夜まで明るいので、設営をそんなに慌てなくてもバーベキューまでゆっくりできるのがいいところですね。

registerの確認

公園の入り口にメインエントランスがあり、そこのカウンターで予約の確認をします。エントランス付近に駐車場とまでは言わないけど車を寄せるところがあるのでそこに一瞬止めてカウンターへ行くことができます。
やることは以下の通り。
・カウンターで名前、サイトの番号、車のナンバーの確認
・紙のマップとサイト番号の書かれたレシートを2枚もらう(1枚は車のダッシュボード、1枚はサイトの看板につけておくように指示を受ける)

お金は予約時に支払っていたので、ここで支払いはありませんでした。
なおこのキャンプ場は薪をメインエントランスで販売していました。1袋10ドルでした。(ストアでは薪を売っていませんでした)
薪買うのにもキャッシュレス決済が使えます!レシートにはコールマンのロゴが入っており、提供なのかな?と思いました。

キャンプサイトへ

予約した場所はメインエントランスから車で10分ほど。歩いて行くのは厳しい感じでした。
道はとてつもなく狭くはなく、トレイラーともすれ違います。(日本と違って軽自動車しか通れなくない!?みたいな道は少ない)
でもおそらく大きい車やトレイラーが作った轍に雨水が溜まって、巨大な水たまりがあちらこちらにできており、車が通るたび大スプラッシュ。道を歩くのは危険に感じました。
曲がり角のたびに案内看板が立っていたので、サイトのエリアまでは簡単に行けましたが、細かいサイトの場所は地図と照らし合わせながら目に入ったサイト番号を確認していかないといけないので、初見だとどの道をいくか判断が難しいなと思いました。

上述しましたが、大抵はサイトに1台車乗り入れ可で、追加の車はadditional feeを払って、駐車場に停めると言う形のようです。
今回行ったEarl Rowe Provincial Parkは電源ありサイトもあるけど、そこは1ヶ月前くらいにすでに予約がいっぱいで取れませんでした。
各エリアに水洗トイレとシャワールームがあり、水洗トイレはわりかし綺麗でした。まあ翌朝には2/3詰まりを起こしており、残りの一つもトイレットペーパーが切れていましたが・・・
トイレットペーパーは万一のために持参しておくと良いかもですね。
炊事場はありませんが、水道の蛇口があちこちにありました。Drink onlyの記載があって、食器を洗ったりしないでください、とのこと。
ネットで調べる限り、どこでもクマ出没の危険性はあるようですし、たとえ食べカスでも屋外に残すのは危険だよなあと思いました。
テント内への食べ物の持ち込みは避けるよう予約時の注意事項に書いてあります。
今回使い捨ての紙皿と割り箸を持って行きましたが、正解でした。

キャンプサイトにはテーブル&ベンチとfire pit(焚き火台)があります。なので、2〜3人のキャンプだったら大きいテーブルは不要だと思います。焚き火は逆にfire pit以外ではしてはいけないので、自動的に焚き火の位置が固定されます。そこからタープの位置・テントの位置を逆算しないといけないので、最初に少し計画を立てる必要があります。

食事〜就寝

テントを立てているときはギリギリ天気が持ってくれていましたが、急に雷雨が来ました。トロント周辺は湖畔沿いのキャンプ場が多いけど、天気変わりやすい感じがあります。途中雷がゴロゴロ行っている間は車に避難していました。車の乗り入れができるのでその点は安心でした。

私たちが予約したサイトは土サイトだったのですが、雨が降ると地面が泥沼みたいになってしまいました。テントをタープの下に配置し、テントの下にグランドシートを敷いてなんとか浸水しませんでしたが、湿度も高くテント内の気温は結構高かったので、インナーテントの中も結構結露してしまい、色々湿っぽかったです。

9時前まで明るいので、バーベキューを慌ててやらずに済むのが日本と違って良いところです。ただ前述の通り食べかすなどをテントの外などに放置すると熊出没の危険性があるので、寝る前に全部車にしまうくらいの計画性を持っていた方が良いです。

入り口で売ってた薪を一袋買いましたが、日本じゃ薪割り斧で3〜4等分くらいするサイズの薪しか入っていないので、なかなか火をつけるのに苦労しました。着火剤はあった方が良いですね・・・Canadian Tireで買った着火剤を使ったら一発で火がつきました。

あとはテントで寝てる時に唸り声見たいのが聞こえて、(えっ小動物が近くにいる・・?もしかしてクマ・・・!?)と震えていたのですが、後から夫に確認したら、隣のサイトのおじさんのいびきだったようです。サイトが静かなので、そういうのも丸聞こえ・・・w
テントの中はすごい暑かったです。結局持ってきた毛布も使わなかったし、テント内では半袖でした。一応ウルトラライトダウンとかも持ってきたけど使わずにすみました。

起床〜片付け

朝起きてから雨空だったので、タープ下で朝のコーヒーを飲み、朝食をとって早めに片付けを始めました。
しかし雨の中の片付けは大変すぎました。大きいゴミ袋をロールごと持ってきていたので、全部濡れたものを袋に突っ込みとりあえず車に積み込みました。
(最終的に帰宅してからベランダでひたすら拭きました・・・泥まみれで大変でした。)
帰ってきてから足に巨大な虫刺されを数箇所発見・・・レギンスを履いていた上に、蚊取り線香を常時モクモク炊いていて、虫除けスプレーもめちゃめちゃ噴射していたので、ショックでした。しかもアザみたいな腫れ方をしていたので、多分蚊じゃないですね・・・

キャンプ2回目(9月上旬)

2度目のキャンプはトロントダウンタウンから2時間弱のRock Point Provincial Parkへ行きました。エリー湖の湖畔沿いです。

registerやキャンプ場の雰囲気は1回目とほぼ同じでした。
薪はEarl Roweと違ってストアで売っていましたが、値段は一緒でした。
今回は電源ありサイトにしてみましたが、周りはトレーラーが多かったです。(結局電源は使わず)

9月上旬ながら、最低気温は8度。朝晩の冷え込みはかなり厳しかったです。長袖を4枚くらい着込んで毛布かぶって、なんとか・・・
翌日はヒートテックを着ました。昼間は暑かったけど、持ってきてよかったです。
焚き火がかなりあったかかったです。暖を取るための焚き火・・・
あと今回はかなり快晴だったので、星空がとっても綺麗でした。湖沿いに徒歩2分で出れるサイトだったので、夜中に満点の星を見にいくこともできました。

終わりに

トロントはカナダ有数の大都市なので、ショッピングを始めとして街を楽しむ観光が主流な感じがありますが、自然に触れるのもカナダに来た醍醐味だと思います。日本、特に東京と違って都心から車で1~2時間で自然の中に来れるのはトロントの良いところです。
カナダらしいことをしてみたい、自然に触れたい、と思う方はぜひキャンプにチャレンジして欲しいと思います!

どなたかの参考になれば幸いです。



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