企業の成熟層に、今必要なこと
企業の成熟層(50歳以上)にもっとイキイキして欲しい。団塊ジュニアの自分にとって、少し上の世代でいつも元気でうらやましかったバブル世代。そのバブル世代もど真ん中の対象に入ってきた、2021年度の「REVIVE」がキックオフした。
「REVIVE」とは、成熟層向けの異業種混合型のプロジェクトとコミュニティ。企業の成熟層がチームに分かれ異業種混合で社会課題解決をするプロジェクトと、企業の派遣でなく個人の意欲で参加するコミュニティがある。https://connective.co.jp/revive/
今重要な企業の成熟層の活躍
高度成長が終わり、日本型雇用モデルの限界が言われる中で、大企業のボリュームゾーンのバブル世代が成熟層になってきた。ポストが限定される中での成熟層のモチベーション維持という元々から日本型雇用慣行に内在した難しさが、人数的なボリュームでインパクトをまし、それがさらに就業期間の延長により長く続く。この環境下、これまで40歳代でで止まってきた企業も人材育成を見直し、キャリアの棚卸しをはじめ成熟層向けの人材育成がここ数年進んできた。
これに、大きな影響を与えたのがコロナ禍。コロナの猛威増す昨年の4月以降は一時期人材育成を考えるよりアウトプレースの話がちらほら出ていたのが、ここに来て再度本腰を入れて成熟層の活躍に向き合う企業が増えてきた。これはコロナでの新卒採用の抑制もある中での、既存のボリュームゾーンの活躍に期待が高まっていることだと考えられる。
REVIVEでやらないといけないこと
成熟層の皆さんも立ち止まっているわけではない。多くの成熟層が世の中の変化を感じてる。ひとつの会社の中でキャリアを積み重ねてきた多くの方も、会社の外の急激な変化への不安を感じている。企業からの棚卸し研修メニューの効果もあり一歩踏み出す必要をお話しされる方も多い。ただ、必要性と同時に発される「怖さ」。これまで培ってきた経験が豊富な分、ひとつの会社での当たり前を体に染み込ませてきた分、そこから一歩外に踏み出す怖さ。
安心安全な場で異業種と企業の課題を超えた社会の課題に真剣に取り組む場。ここでの新しい役割への気づきが、今後大きく踏み出す一歩へのきっかけになる。REVIVEの重要性もますます増していることを感じた、2021年度のキックオフでした!