約500年の間、ヒトとモノをつないできたスリランカのゴール
いざ、歴史ある要塞都市へ
こんにちは、白波です。
今回は、長い歴史の中で貿易都市として栄え、さまざまな文化の交りあってきた街、スリランカのゴールを紹介します。
ゴールは、日本から直行便で約9時間の大都市コロンボから、電車で約2時間南下した先にある港湾都市です。
ゴールには、旧市街と要塞があり、1988年には文化遺産として世界遺産に登録されています。
ゴールは、長い間植民地支配を受けていた場所でもあり、宗主国は16世紀にポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀にイギリスと変遷を遂げていきます。そのため、仏教国であるスリランカとは思えない西洋風の建築物がたくさん残っており、街歩きの楽しいスポットとなっています。
今回は、そんなゴールに行ってきた私が、みなさまをゴールのお散歩にお誘いします。
ゴール散歩の流れ
ゴール駅に到着
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要塞まで歩く
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要塞の周りを海を見ながらお散歩
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街中を歩く(教会やオランダ軍病院跡など)
ゴール駅に到着
ゴール駅から、旧市街までは徒歩5分ほど。スリランカの国技でもあるクリケット場に沿って旧市街を目指します。
要塞らしく、中が外から見えないよう城壁に覆われています。入口を抜けるとそこには、広場が広がっており、トゥクトゥクがお迎えしてくれました。
さわやかなオレンジ色の屋根がならぶ街を歩いて、城壁を目指します。街には飲食店や宿、雑貨屋さんなどが軒を連ねていますが、現地の人の日常の場所である大学や教会、郵便局なども旧市街に位置しています。
城壁をおさんぽ
城壁までたどり着き、上にあがると目の前にはインド洋が広がります。さえぎるものは何もなく、波の音に耳を澄ませてお散歩をしていると、海水浴をしている少年たちが「Hi !!」とこちらに手を振ってきました。
気持ちよさそうに海水浴をしている少年たちにお別れを告げて、歩を進めると、ビーチに降りられる階段が。私も足を海に入れてみると、心地よい冷たさが肌を滑ります。
周囲を見渡すと、スリランカ人であろう方もいれば、遠くから観光で来ていそうな人も。観光客も現地の人も関係なく、みんなが憩いのビーチで好きな時間を過ごしていて、日本人観光客が少なくても、自分が浮いているような感覚にはならないような場所でした。
街の中をおさんぽ
旧市街の中を歩いていると、かわいいお土産屋さんやおしゃれなカフェなど目移りしてしまう場所がたくさん。
今回は屋上でご飯が食べられるカフェへ。貿易の要として栄えた歴史からか、スリランカの中でもゴールは食のバラエティが豊富で、スリランカ料理だけでなく、中華料理や欧米風の料理も数多くお店がならんでいます。
ランチの後も、旧市街内のお散歩を。
歩いていると、オール・セインツ教会が見えてきました。かわいらしい外観に、思わずシャッターを切りたくなります。
そして旧オランダ軍病院を改装したダッチホスピタルが見えてきました。もともと病院ではありますが、現在はカフェやレストラン、雑貨屋さんなどが入っていて、素敵なショッピングスポットになっています。
海の近くには、私たちの入ってきた門のほかに、オールドゲートと呼ばれる門が。内側には、オランダ東インド会社の紋章があります。かわいらしい黄色の壁が、観光客も現地の人も関係なく、ここを歩く人たちに元気をくれるような場所でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
16世紀頃からつながる歴史の深い美しい街なみは、小さな街であれど、見どころがたくさんあり、あちこちで胸が躍るような場所でした。
私がゴールを観光できたのは約半日の短い時間のみでした。他にもゴールにはたくさんの見どころがあるのですが、全てを紹介するには、十分にまわり切れていません。それでも、非常に充実した滞在になりました。
スリランカの中でスリランカではないものに触れる不思議な違和感。そして、たくさんの人々が出入りするため、どこもみんなウェルカム精神があるような街でした。
もしスリランカに行くことがあれば、コロンボから日帰りで行けるゴールにも是非足を運んでみてください。
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