日常会話の英語しか話せないアラサー女が、イタリアの列車iryoでスペイン国内を移動してみた
こんにちは。白波です。私事ですが、年末年始にスペイン旅行をしておりました。今回は、その際に利用したイタリアの格安鉄道iryoを使ってみた感想を共有します。
スペイン全土をつなぐrenfeの利用よりも謎が多く、当日乗り込むまでずっとドキドキしていた私のような人の気持ちが少しでも楽になることを祈ります。
iryoとは
そもそもiryoって何?という方へ。iryoとは、イタリア系の高速鉄道の会社。スペイン全土を結んでいるrenfeとどっちが安いの?といった疑問もあるかと思いますが、同じ区間でもヨーロッパの電車は値段にばらつきがあるようです。
実際、私が利用している交通案内サイトでは、以下のようなばらつきが。
発車時間帯や所要時間などによっては、iryoよりrenfeの方が安いこともありますので、自分にとってどの列車が1番お得かはしっかり比較検討した方が良さそうです。
スペインでの高速鉄道の乗り方
スペインの高速鉄道を利用するため、私はマドリッドのアトーチャ駅、バルセロナ・サンツ駅、グラナダ駅、コルドバ駅、トレド駅を経由しました。全体を振り返ってみたところ、下記の流れで電車には乗車しました。
チケットの確認
荷物の検査
乗車する鉄道の発車するプラットフォームへ行き、乗車
日本と異なるのは、荷物検査があることでしょうか。飛行機と同様にCTスキャンを取られ、荷物検査をされます。飛行機の時と異なるのは、ペットボトルなどの液体も持ち込み可能なこと。
ヨーロッパの鉄道は食堂車もありますが、もちろんスーパーなどで購入した方が安く済むので、節約したいと考えている場合は、事前の購入をおすすめします。
iryoの鉄道の乗り方
私がiryoを使った時に、どんな困り事があったかというと、下記2点です。
出発プラットフォームが駅で貼り出されていない
大きい荷物を入れるスペースがない
こちらについて、どう対応したかを整理していきます。
出発するプラットフォームが駅で貼り出されていない
日本でも海外でも、〇〇線××行き列車は何番線発車といった内容は、電子掲示板などで掲載されていることが多いかと思います。
ただ、iryoは次の次に出発するはずなのに、プラットフォームがいつまでも出てこず。私は少々せっかちな性分もあり、駅の中のiryoの窓口で駅員さんに「この電車のプラットフォームはどこ?」と確認して、そのプラットフォームへ向かいました。
どうして表示が遅いのかと思っていましたが、iryoはイタリア系の鉄道会社であることもあり、ここスペインでは、renfeの駅を使わせてもらっている立場。そのため、空いてるところを使って対応しているという様子でした。
もう少し待っていれば、電子掲示板にも表示されたかもしれませんが、不安な方は駅員さんに直接聞いてみると教えてくれます。
スペインは、地下鉄の駅などにも乗客のお困り事に対応する駅員さんが必ず立っていてくれていたので、聞ける人は周りにいます。
もしどこか分からなくて不安になりそうという方は、聞けるところで聞いてみるのをおすすめします。
大きい荷物を入れるスペースがない
これは私の落ち度でもあるのですが、iryoの乗車券には下記の記載がありました。なんと、荷物の大きさ制限。私が持っていたのは90Lのスーツケース。明らかにオーバーサイズだったのです。
どうしたものかと不安なまま、当日鉄道に乗ることに。すると、中にはスタッフさんが複数名おり、私のように荷物が大きい人たちを案内している方もいました。
その方は、私の荷物を見ると着いておいで、と声をかけてくれました。着いていくと、食堂車の脇に大きい荷物を持つ人向けの預け入れスペースのようなところを案内してくれました。
発車時にこの部屋は鍵をかけてくれるそうです。もしかしたら、renfeで荷物を直接見られない死角になる場所に預けるよりも、防犯面では安全かもしれません。
マドリッドに着いた時には、部屋の鍵が空いていて各自荷物を取っていくというスタイルでした。特に問題もなく、私は荷物を受け取ることができました。
まとめ
スペインでiryoを使ったブログなどが少なく、私は少し不安だったので今回はiryoの使用感をお伝えさせていただきました。
基本的にスペインの方はみなさん面倒見が良く、困ってる人をすぐに助けてくれる方ばかりでした。大きな駅でも小さな駅でも観光客が使うような場所には、必ずと言っていいほど乗客対応の駅員さんがいてくれます。
不明点や不安なところは、気軽に相談してみるのが1番楽な解決方法かもしれません。
誰かの旅の不安を取り除く機会になることを祈ります。