春画展@京都・細見美術館
2016年、ものすごい話題になって、長蛇の列に負けて行けなかった春画展。
先週より細見美術館で、新たな春画展が開催されています。
開催直後の平日の朝イチなら行けるだろうということで、昨日、有給を取って行ってきました。
予想通り来場者はだいぶ少なくて、ゆっくりじっくり鑑賞することができました。
特に、北斎が手掛けた、今回唯一の展示となっている「百合」を表現した作品は、鑑賞する価値があると思います。
ほとんどの春画は12組で構成された巻物になっているので、原画のすべてを観ることができず(広げるのに限界があるため)全部観たいなあ…と思っていたら、図録にすべて掲載されていました。
あと、春画=エロと誤解されている方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
なぜかというと、あまりにも誇張しすぎているので、当時の人も現代人も、春画を見て興奮するとは到底思えないからです(中にはエロ本として利用されるという稀な方も、もしかしたらいるかもしれませんが・・・)
別名「笑本(えほん)」と言われているように、クスっと笑える娯楽作品だと私は捉えています。
あと、着物の柄から装飾品に至るすべての描写が、すごく細かくて美しいところも注目ポイントです。
すばらしい芸術作品ですので、是非たくさんの方に鑑賞していただきたいと思います。
鑑賞後、出口にあるミュージアムショップでは様々なグッズが販売されていて、私はフォーチューンクッキーを買いました。
そして久しぶりに、作家仲間と優雅なランチもできて、すごく充実した一日でした。
今回ランチで訪れたお店はコチラです↓
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