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のりたま物語 かごんまのやま 第七話
この物語は、フィクションです。
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!)
ゆうちゃん は、心の中で叫んでいた。
ガチャ!バタンッ!
トラックの運転手が降りてきた。
ゆうちゃん(てっめぇー!)
トラック運転手「あー。シートベルトに手間取ってたらよー。前見てなかったがよー。誰も見てないがねー。」
ゆうちゃん は睨みつけていた。
トラック運転手「なんかー。お前…コイツとおんなじ顔てんな!…何を睨みよるか!あぁ!?文句あんのか!?こら!ガキのくせに!お前な!何を聞かれても、コイツが急に飛び出したって言えよ!分かったな!言わないと殺すぞ!」
ゆうちゃん(…)
布団屋のおばちゃんが飛び出してきた。
布団屋のおばちゃん「のりたまちゃん!大変!」
トラック運転手「うわー、なにこれー!骨が出ちょっがー!昨日食べた手羽先がこんな感じだったがよー!」
ゆうちゃん(…)
布団屋のおばちゃんが、ラーメン和田に電話したあとに救急車を呼んでくれた。
南さんは全く姿を現さない。
救急車が来た。
この頃には、母も来ていた。
トラック運転手「お母さん、コイツ、泣いてるから死んでないですよ!良かったですね!」
母「はぁ?トラックで轢(ひ)いといて、何を言ってるんですか?」
トラック運転手「なんだとコラ!お前がちゃんと見てないからこんなことになったんだろーが!お前のせいで今日のオイの仕事が台無しだが!どーしてくれっけ!?ああ!?責任取れー!!!」
母「申し訳ありませんでしたー!」
トラック運転手「分かればよろしい!」
布団屋のおばちゃん「そんなことより、早く病院行かないと!」
トラック運転手「さっさと行かないと死んじまうぞー。ほら、いけ!いけ!」
母「双子だから、一人ぐらい減っても食費が減って逆に助かりますがー!(笑)」
大人達、爆笑
ゆうちゃん(何がおもしろいんだよ!ちくしょー!)
ゆうちゃん は、許せなくなり、救急車の運転手に話しかけた。
ゆうちゃん「すみません。今、みんなで話して笑ってますけど。今じゃないと思うんですよね。」
救急車の運転手「うん。そうだね。」
ゆうちゃん「それに、さっきトラックの運転手さんは手羽先みたいって言ってましたけど、足のスネの肉って言うと、またちょっと違うと思うんです。」
救急車の運転手「ん?そうなの?ていうか、この話、長くなる?出発できないんだけど…。」
ゆうちゃん「まぁ、待ってください。部位的には…そう…アイスバイン!!こっちの方がオシャレなんじゃないでしょうか!!それで、この調理法なんですけどね…」
救急車の運転手「はい、出発しまーす。」
ピーポーピーポー
ゆうちゃん(くっそおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!)
エンディングテーマ
KeepWalking
かごんまのやま(2024 Remastering)
作詞 のりたま
作曲 のりたま