いつもとは違う
こんにちは。イシカワです。
週末沢山のご来店、誠に有難う御座いました。
入荷が多く、ナイスネスあたりのデリバリーを筆頭に沢山の方に見に来て頂き、出会いがあり、有意義な週末となりました。
まだまだ続きます入荷。月末にはMusterWerkも3周年を迎え、そこに合わせた別注のご用意などもあります。
「大変だ」
またオーナーが買い物をしすぎてしまうであろう入荷の数々。ご紹介出来ずになくなってしまっているものもちらちら。そのようなアイテムのご紹介は勿論noteでじっくりやれるならやりたいのですが、スピードが速すぎるのは勿論、インスタである程度情報が入ってくるくらいの話題性のあるアイテムやお店一押しのアイテムだったり。
そこで少し。
情報が簡単に入ってくる様になったからこそ、その情報を見ているパイや層に対してニーズに合うかどうかで、物の判断基準は左右されている気がします。勿論ニーズに合っているので仕方無いのですが、そちらを優先してしまうあまり、日の目を見ないままになくなってしまう洋服も多い。入荷に対してではなく”僕が届けたいかどうか”でこのnoteは書いています。「こうやって届けたい」なども踏まえて。ですので、基本的に入荷や在庫状況にスタイリングはインスタグラムで投稿しています。noteは僕のエゴであり、自信をもってじっくり紹介したい洋服であるとご認識下さい。そうすれば見ている分にも少しは楽しんで頂けるかなと思います。
では。前置きからですが、「いつもとは違う」洋服を是非。
POSTELEGANT
WASHI PAPER WOOL REVER VEST
COLOR: black
SIZE: L
PRICE: ¥110,000-(tax in)
中性的なジレ。シングルのテーラードジャケット型のベストで、ボタンは排除されウエストマーク仕様です。削ぎ落された無駄のないディテールに今までとはグレードアップしたメンズパターンの本作。レディースパターンだといくらベストだとは言え、肩のフィッティングは人を選んでしまう所。脇のカマも深くレイヤードやスタイリングのイメージが湧く。何かの上にも何かの下にも、もしくはベストオンベストなど。それを可能にしているのは日本ならではの素材である和紙とウールを使用した2重織り生地。写真でも伝わるくらいのかなりの透け感があるほどに軽い生地で、高温多湿な日本の気候下でも快適に着用できる。
和紙は伸縮がほとんどなく、織り、縫製ともに非常に困難で、国内でも取り扱える工場は極わずかみたいです。そんな難しい素材に加え、こちらはリバー仕立て(2枚の布を1枚に抜いたてる手法)。和紙特有のドライな質感とこの季節抜群の通気性、ウールの持つ堅いハリ感と滑らかな肌触りに光沢感。そこにリバー縫製による軽さやしっかりとした仕立ても加わり、まさに至極の一着となっています。
このブランドの強みが詰まっている一着。デリバリーだらけで物欲に溢れるタイミング。何かを買いたくて仕方ない今に、入荷に欲しいものが多すぎて追いつかなくて何かを見失ってしまう事も多々ありました。
「いつもとは違う」
それは何かの間違いなんかでも、変な違和感なんかでもなく、自分自身が見つけだした答えです。実物を着て考えて見てください。なんて言ってたらあと一着でした、、、
オンラインも掲載しているので、何かあればお気軽にDM下さい。僕ならこんな感じでいかに中性的な世界観を壊さず自分にするかを意識して同じ透けニットで合わせますネ。
イシカワ