amaro

音楽と映像・ヴィジュアルアートに関して書いていきます。音楽はいわゆるニュー・ジャズ、フリー&スピリチュアル系のディスクを紹介します。コルトレーンとその共演者分をまず紹介しましたが、次にオーネットまわり→セシル→GUorcやESPを予定。たまに時事問題も扱います。

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音楽と映像・ヴィジュアルアートに関して書いていきます。音楽はいわゆるニュー・ジャズ、フリー&スピリチュアル系のディスクを紹介します。コルトレーンとその共演者分をまず紹介しましたが、次にオーネットまわり→セシル→GUorcやESPを予定。たまに時事問題も扱います。

マガジン

  • ドン・チェリーのレコード

    ドン・チェリーはオーネット・コールマンと活動を共にしましたが、オーネットのグループを離れた後は、世界中を旅して各地の音楽を吸収しつつ奏でる、まさにノマドという言葉がぴったりのミュージシャンとなりました。ドン・チェリーのオーガニックなグルーブをもった音楽の魅力はジャズ・ファンにとどまらない広いリスナーにアピールしました。ドン・チェリーの活動に接して、そこからオーネットに遡ったファンも多いと思います。

  • 時事問題他

    時事問題など諸々をここにまとめます。

  • オーネット・コールマンのレコード

    オーネット・コールマンはフリー・ジャズの代名詞的な存在ですが、アカデミックな背景を持つセシル・テーラーとは異なり、12音的というよりは、ブルースに根差したインプロバイザー的な面を強く感じます。であるにも関わらず、コンポーザーとして自身を定義し、初期には現在スタンダードとなっているユニークな作品を数多く生み出しました。長いキャリアの中でスタイルは変遷しますが、特にライブ盤で聴くことができるトーンの美しさは絶品でそれは晩年まで衰えませんでした。

  • ファラオ・サンダースのレコード

    ファラオ・サンダースの80年"journey to the one"までのレコード・レヴューです。コルトレーンのドルフィーに次ぐ共演者としてお馴染みですが、思想的にコルトレーンのスピリチュアル路線をどっぷり継承し、音楽的にはフリーキーなトーンを活かしつつも独自のフュージョン路線を突き進みました。早逝した二人に対して2022年まで活動し84歳で亡くなりました。レアグルーブ、クラブ・ジャズ周りではGallianoの"prince of peace"や、なによりも"You've got to have freedom"で著名であります。

  • エリック・ドルフィーのレコード

    エリック・ドルフィーのリーダー作でスタジオ録音のレヴューです。その革新性からドルフィーはパーカーの唯一無二の後継者と思います。キャリア半ばで早逝した感はありますが、残っている録音はどれも聴くに値するもので、既にパブリックドメインとなっていますが、コルトレーンと同様に全くレトロ感はありません。まさに宇宙から落ちてきたような音楽家であります。

最近の記事

セシル・テイラー8 「コンキスタドール」 "Conquistador!" Cecil Taylor

Tracklist A Conquistador B With (Exit) Credits Trumpet – Bill Dixon Alto Saxophone – Jimmy Lyons (2) Bass – Alan Silva, Henry Grimes Drums – Andrew Cyrille Piano – Cecil Taylor Recorded By – Rudy Van Gelder Notes Recorded At – Van

    • セシル・テイラー 7 「ユニット・ストラクチャーズ」 "Unit Structures" Cecil Taylor

      Tracklist A1 Steps   A2Enter Evening (Soft Line Structure) B1 Unit Structure / As Of A Now / Section   B2Tales (8 Whisps) Credits Trumpet – Eddie Gale Stevens Jr. Alto Saxophone – Jimmy Lyons Alto Saxophone, Oboe, Bass Clarinet – Ken Mc

      • セシル・テイラー6 「ライブ・アット・ザ・カフェ・モンマルトル」 "Live at The Cafe Montmartre" Cecil Taylor

        Tracklist A1 Trance 8:50   A2 Call 8:53   A3 Lena 6:44 B D Trad That's What 21:16 Credits Alto Saxophone – Jimmy Lyons (2) Drums – Arthur Murray* Piano, Composed By – Cecil Taylor Producer – Anders Stefansen Notes Recorded live on 23

        • 初期のセシル・テイラー5 「ザ・ワールド・オブ・セシル・テイラー」 "The World of Cecil Taylor" Cecil Taylor

          Tracklist A1 Air 8:45   A2 This Nearly Was Mine 10:56   A3 Port Of Call 4:25 B1 E.B. 9:58   B2 Lazy Afternoon 14:53 Credits Piano – Cecil Taylor Bass, Liner Notes – Buell Neidlinger Drums – Dennis Charles* Tenor Saxophone – Archie Shep

        • セシル・テイラー8 「コンキスタドール」 "Conquistador!" Cecil Taylor

        • セシル・テイラー 7 「ユニット・ストラクチャーズ」 "Unit Structures" Cecil Taylor

        • セシル・テイラー6 「ライブ・アット・ザ・カフェ・モンマルトル」 "Live at The Cafe Montmartre" Cecil Taylor

        • 初期のセシル・テイラー5 「ザ・ワールド・オブ・セシル・テイラー」 "The World of Cecil Taylor" Cecil Taylor

        マガジン

        • ドン・チェリーのレコード
          4本
        • 時事問題他
          6本
        • オーネット・コールマンのレコード
          24本
        • ファラオ・サンダースのレコード
          8本
        • エリック・ドルフィーのレコード
          5本
        • インパルスのコルトレーン
          11本

        記事

          初期のセシル・テーラー4 「ルッキング・アヘッド」 "Looking Ahead!" Cecil Taylor

          Tracklist A1 Luyah! The Glorious Step 6:25   A2 African Violets 5:12   A3 Of What 8:18 B1 Wallering 5:17   B2 Toll 7:33   B3 Excursion On A Wobbly Rail 9:04 Credits Bass – Buell Neidlinger Drums – Dennis Charles* Piano – Cecil Taylor

          初期のセシル・テーラー4 「ルッキング・アヘッド」 "Looking Ahead!" Cecil Taylor

          初期のセシル・テイラー 3  「ジャズ・アドバンス」 "Jazz Advance" Cecil Taylor

          さて、セシル・テイラー・カルテットはこのメンバーで57年のニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演し、その実況盤がヴァーブからリリースされている。それがYouTubeに乗っている。 聴いてもらえばわかるのだが、新人バンド感満載で演奏はハシリまくる。では面白くないのかと言えば、そうではなく、セシルのヴィジョンは伝わってくる。 ニューヨーカーにジャズ批評を書いていたホイットニー・バリエットは、当時のライブにふれた観客の一部が「まるで自分たちのいる地面が耐えられないほど熱くな

          初期のセシル・テイラー 3  「ジャズ・アドバンス」 "Jazz Advance" Cecil Taylor

          初期のセシル・テイラー 2 「ジャズ・アドバンス」 "Jazz Advance" Cecil Taylor  

          さて、アルバムの内容に関してだが、いかにこの音楽が異端に聴こえたのか?ジャズというポピュラー・ミュージックの世界に突然落ちてきた異物のように感じられたか?という点への評価と、プロダクションとしての出来の部分とは別に考えなければならないと思う。 この「ジャズ・アドバンス」ではセシルのヴィジョンとそれを可能にする彼の技量の素晴らしさは十分伝わってくるのであるが、他のメンバーとのアンサンブルにおいてはまだまだ発展途上感がある。 ドラムのデニス・チャールズは33年生まれで23歳、

          初期のセシル・テイラー 2 「ジャズ・アドバンス」 "Jazz Advance" Cecil Taylor  

          初期のセシル・テイラー 1 「ジャズ・アドバンス」"Jazz Advance" Cecil Taylor

          Tracklist A1 Bemsha Swing 7:26   A2 Charge 'Em Blues 11:15   A3 Azure 7:35 B1 Song 5:19   B2 You'd Be So Nice To Come Home To 9:15   B3 Rickkickshaw 6:05 Credits Bass – Buell Neidlinger Drums – Dennis Charles* Piano – Cecil Taylor Sop

          初期のセシル・テイラー 1 「ジャズ・アドバンス」"Jazz Advance" Cecil Taylor

          ドン・チェリー 4 ‎ 「永遠のリズム」 Don Cherry " Eternal Rhythm"

          Tracklist Eternal Rhythm, Part 1(17:45) Aa Baby's Breath  Ab "Sonny Sharrock"  Ac Turkish PrayerAdCrystal Clear (Exposition)  Ae Endless Beginnings  Af Baby's Breath (Unaccompanied )Eternal Rhythm, Part 2(23:37)  Ba Autumn Melody  Bb Lanoo

          ドン・チェリー 4 ‎ 「永遠のリズム」 Don Cherry " Eternal Rhythm"

          ドン・チェリー 3 「フェア・イズ・ブルックリン?」 Don Cherry "Where Is Brooklyn?"

          Tracklist A1 Awake Nu 6:55   A2 Taste Maker 6:45   A3 The Thing 5:50 B1 There Is The Bomb 4:50   B2 Unite 17:45 Credits Bass – Henry Grimes Cornet, Written-By – Don Cherry Tenor Saxophone – Pharoah Sanders Drums – Edward Blackwell* Pi

          ドン・チェリー 3 「フェア・イズ・ブルックリン?」 Don Cherry "Where Is Brooklyn?"

          ドン・チェリー 2 「シンフォニー・フォー・インプロヴァイザーズ」 Don Cherry "Symphony For Improvisers"

          Tracklist A1 Symphony For Improvisers   A2Nu Creative Love   A3What's Not Serious   A4Infant Happiness   B1Manhattan Cry   B2Lunatic   B3Sparkle Plenty   B4Om Nu Credits Bass – Henry Grimes, Jenny Clark* Cornet – Don Cherry Drums – Edw

          ドン・チェリー 2 「シンフォニー・フォー・インプロヴァイザーズ」 Don Cherry "Symphony For Improvisers"

          ドン・チェリー 1 「コンプリート・コミュニオン」 Don Cherry ‎ "Complete Communion"

          Tracklist Complete Communion(20:38)A1.a Complete Communion   A1.b And Now  A1.c Golden Heart  A1.d Remembrance Elephantasy(19:36)  B1.a Elephantasy  B1.b Our Feelings  B1.c Bishmallah  B1.d Wind, Sand And Stars Credits Bass – Henry Grimes

          ドン・チェリー 1 「コンプリート・コミュニオン」 Don Cherry ‎ "Complete Communion"

          大統領選、棄権した1000万人

          今回の大統領選はトランプの勝利に終わった。結果に関して様々な分析が行われているが、下のTBSnews23の情報を見ると、トランプが2020年に比して得票を伸ばしたわけではないことがわかる。上積みは160万票程度。それに比してハリスは1300万票2020年のバイデン票から減らしている。どうみてもこれが敗因である。 トランプ票はこの4年間活動したにも関わらずで160万しか増えていない。裁判や様々な悪評を考えると増えること自体が不思議ではあるのだが、十分に準備期間があった中である

          大統領選、棄権した1000万人

          オーネット・コールマンのレコード 24 「ソングX」 "Song X" The recordings of Ornette Coleman 24

          Tracklist A1 Song X 5:36   A2 Mob Job 4:07   A3 Endangered Species 13:16 B1 Video Games 5:17   B2 Kathelin Gray 4:13   B3 Trigonometry 5:08   B4 Song X Duo 3:10   B5 Long Time No See 7:39 Companies, etc. Recorded At – Power Station   Maste

          オーネット・コールマンのレコード 24 「ソングX」 "Song X" The recordings of Ornette Coleman 24

          オーネット・コールマンのレコード23 「オブ・ヒューマン・フィーリングス」 "Of Human Feelings" The recordings of Ornette Coleman

          Tracklist A1 Sleep Talk 3:31   A2 Jump Street 4:19   A3 Him And Her 4:15   A4 Air Ship 6:01 B1 What Is The Name Of That Song? 3:56   B2 Job Mob 4:51   B3 Love Words 2:50   B4 Times Square 6:00 Credits Alto Saxophone, Composed By – Ornett

          オーネット・コールマンのレコード23 「オブ・ヒューマン・フィーリングス」 "Of Human Feelings" The recordings of Ornette Coleman

          オーネット・コールマンのレコード 22 「ボディ・メタ」 Ornette Coleman "Body Meta"

          Tracklist A1. Voice Poetry 8:00  A2. Home Grown 7:36 B1. Macho Woman 7:35  B2. Fou Amour 8:31   B3. European Echoes 7:40 credit Composed By, Producer, Alto Saxophone – Ornette Coleman Drums – Shannon Jackson*  Electric Bass [Bass] – Jamaal

          オーネット・コールマンのレコード 22 「ボディ・メタ」 Ornette Coleman "Body Meta"