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「ザ・フィンランドデザイン展―自然が宿るライフスタイル」に行きました。→フリーハンドの美しさ

新年明けましておめでとうございます。
初投稿になります。

新年の 2022/1/3都内ではまだ店舗などお休みが多くなかなかに暇を持て余した私としてはどこかに出かけたくうずうずしておりました。

そんな中、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)で「ザ・フィンランドデザイン展―自然が宿るライフスタイル」が開催されておりこちらは1/3開催中とのことだったので早速訪問いたしました。


概要は↓

フィンランドの人々は建国前から大地の豊かさを生活に取り入れてきた長い歴史があります。その感性を受け継ぐデザイナーたちが形づくるフォルムには自然が宿り、暮らしを良くすることを第一に考えられたデザインは、多くの使い手たちの心を掴みました。今も広く愛され使い継がれるデザイン誕生と発展のストーリーを紐解き、フィンランドがデザイン大国となって今日に至るその背景を探ります。

ざっくり話すとフィンランドの歴史を通じデザイン、アートがどのように定着し発展していったのかを当時の作品を鑑賞しつつ楽しめるような内容でした。

観覧時間は大体1.5時間くらい。ちょうどいい感じのボリュームでした。基本写真撮影は禁止で最後のフォトコーナーは撮影可といった様子でした。最近の展示会の傾向でどこかに必ず写真を撮れるコーナーを置くのが見受けられます。写真撮影のハードルが下がったのとSNS拡散の影響力など色々ありそうですが個人的に写真撮影できるのは嬉しい限りです。

早速行ってみた感想になります。

①北欧のデザインは自然の要素を取り入れたデザインが豊富。

②グリッドの正確さとは別のフリーハンドの自然さが美しい。

③マリメッコなどテキスタイルデザインの汎用性の高さが現代でも色褪せることなく他分野で活躍。

④ビビットカラー、暖色を取り入れた温もりと活気のあるデザインが生活を豊かにしている。

①北欧のデザインは自然の要素を取り入れたデザインが豊富。
→多くの作品を通じ自然の要素を取り入れたデザインが多く見受けられました。例えばアルヴァ・アールトのスツールは木材を使用したシンプルなデザインでありながら曲木の技術でクセのないデザインになっています。他にも卵の殻を模したガラス食器や水の波紋を取り入れたコップなど自然に発生する事象からインスピレーションを受けた作品が多くある印象でした。


②グリッドの正確さとは別のフリーハンドの自然さが美しい。

→ガラス製品にしてもテキスタイルデザインの柄のデザインにしても正円、四角形、直線などの幾何学で構成されたデザインは見たところ少なく、共通でグリッドに左右されないハンドフリーで引かれたデザインが多く見受けられました。きっとここにフィンランドらしい温かさがありそうです。

③マリメッコなどテキスタイルデザインの汎用性の高さが現代でも色褪せることなく他分野で活躍。
→フィンランド展ではテキスタイルデザインも多く見られました。特徴的すぎないデザインはインテリアの壁紙、洋服の生地など多くの場面で使用されている印象でした。特に有名なマリメッコのテキスタイルデザインは形がさまざまな花柄がランダムに整列されている特徴的なデザインでありながら切り取り方、カラーリング次第でさまざまなデザインに応用できるものでそれは現在でもマリメッコが世界で活躍している理由のひとつのような気がしました。

④ビビットカラー、暖色を取り入れた温もりと活気のあるデザインが生活を豊かにしている。
→比較的ロシアなど比べ暖かい冬を過ごせるフィンランドでは生活の中で感じる暖かさや自然からうけるインスピレーションも多くそれが結果としてデザインに感じるビビットなイメージにつながっている気がします。



まとめ

今回フィンランド展を通じて思ったのは自分がいかにグリッドに頼ったデザインをしているのかがよくわかりました。
現在ではadobe製品のおかげである程度文字のカーニングや形状作成など簡単にきれいに作ることができます。しかし簡単がゆえに一手間かけたフリーハンドのラインが美しく、唯一無二なものになるのではないかと思いました。

例えばwebのクリックボタンひとつにしても長方形に角丸をつけるだけでなく手書きで書いた楕円をスキャンしてトレスするくらいの一手間がデジタル媒体の中でもより温もりを感じるデザインとして光るのではないかなあと思いました。

なかなかそこまですることはできませんがひとつの方法として頭の片隅に入れておくのもよさそうです。

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