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先生のしごと ワークライフバランス8:2

こんにちは。

自己紹介記事に早速「スキ」をいただき嬉しく思う一方で驚いてもいます。
見つけてくださった方、ありがとうございます。

さて、本日は先生の仕事について書きます。私個人の見解ですので、
賛否両論あるかとは思いますが、何かの手がかりになれば幸いです。

この記事はワークライフバランスに関する記事です。先生の仕事についての良し悪しの記事ではありませんのでご注意ください。

先生のしごとはワークライフバランス8:2

私は、先生をしていたころ、圧倒的に仕事が私生活を圧迫していたと
感じています。数字で表すと8:2くらいの心証です。

もちろん、やりがいや意義は感じていましたが、今回の記事では、
「なぜ私生活を圧迫しているという気持ちだったのか」を書きますので、
プラスの要素は書きません。次回の記事では触れられると思いますので、
ご了承ください。

圧迫感の要因1 勤務時間と仕事量

地域によって差はあるかもしれませんが、先生の勤務時間は
午前8時から午後4時30分の7時間45分となっています。休憩時間45分です。
勤め始めたころは、8時間でしたが、途中で変わりました。
仕事内容は変わりませんが…。

先生が7時間45分をどのように使っているか、計算してみました。
小学校高学年の先生をイメージしています。

朝の打ち合わせ、HR(小学校では「朝の会」といいます)   30分
授業(45分)×4コマ                   180分
休み時間(10分×2、20分×1)              40分
給食指導(ここ大事です。昼休みではありません)       40分
昼休み・清掃                        45分
授業(45分)×2コマ                     90分
下校指導                          30分
合計                    455分(7時間35分)

勤務時間は残すところ10分。休憩時間45分は幻です。

?休み時間がありますよね??
と、思ったあなた。休み時間に休むのは児童であって、
先生ではありません。
先生は…
・課題の終わらない子、分からなかった子に指導する
・もめごとの仲裁
・委員会の活動
・子供と遊ぶ
など、やることがあるので、休むのは難しいです。

?そもそも先生って授業以外に仕事があるの??
えぇ、あります。例えば…
・1コマの授業をどのような流れで行うか確認
・プリントを選んだり(作ったり)、印刷したりする
・黒板に貼る資料を作る
・前の授業のまとめを掲示物にする
など、明日授業をするために5or6コマ分考えます。

他にも…
・学年通信などのおたよりを作る
・丸つけをする
・成績をつける
・会議
・指導法の研究(どの学校でも必ずやっています)
・グランドや花壇など環境の整備
・保護者対応
など、毎日ではなくてもやる必要があることです。

勤務時間はあと10分ですけどね。
というわけで、残業にならないという選択肢はありません。

余談ですが、地域によって小学校で部活動を行っているところもあります。
私も、児童の下校が最も遅くて午後6時(部活動の大会前)という学校に
勤めたことがあります。子供も大変でしょうね。

圧迫感の要因2 体の疲労

みなさん、大人になってからプールに入りましたか?
3階まで階段で上っていますか?
5分間走していますか?
なわとびで二重とびをしましたか?

先生たちは50代でもやります。
授業中は、ほぼ立ったままです。児童の机の横にしゃがむことはあります。
跳び箱も鉄棒もやって見せることがあります。

全部、仕事の範囲内ですので、やって当たり前。
ただし、経験を積むと回避するのもうまくなります。
「○○さん、上手だから見本見せてくれる?」など
それでも、年齢を重ねると疲れます。

圧迫感の要因3 葛藤

勤め始めたばかりのころは、葛藤を使命感で押し包んでいたので表に出て
こなかったのですが、経験を積むと見えてくるものが増え、包み切れなく
なります。

例えば、
漢字は書けなければならないのか、
大人だってスマホで調べて書くのだから書けなくてもいいのではないか、
調べても正しいものを選べなければ意味がないので、漢字の勉強は必要か
漢字の勉強のモチベーションに漢字テストを活用しているのか、
漢字テストで書けるか確かめるのであれば、書けなくてよいとは言えないのでは。

例えば、
家では掃除機を使うのに、学校でほうきとちりとりと雑巾で掃除をする
意味は。

例えば、
ひっ算ができなくても計算機が使えればいいのでは。

など、子供たちに漢字の練習を、そうじを、ひっ算をやらせることは
どのくらい必要なのか、と考えてしまいます。
やりたくないのに無理にやらせて効果があるのか、
その結果、私は「鬼!」とか「うるせぇ、ババァ」と言われます。(実話)
効果も得られず、子供も私も不快です。

だいたいの先生は、子供が好きで先生になるのだと思うのですが、
私は、子供に嫌われてまでする必要があるのか、と自問自答したとき、
否となってしまいました。

先生のしごとはワークライフバランス8:2

というわけで、仕事量、体の疲労、心の葛藤によって心身が疲弊して
私生活が手につかない状況であった。
つまり、間接的に私生活に影響を及ぼしたので、私の心証は8:2です。

仕事に使う時間、心が多い仕事なのだと思います。
詳しくは次回にしますが、どの要因も勤め始めから変わっていないので、
バランスは始めから悪かったはずです。でも、どのように受け取るかで
やる気になるか退職を考えるか、変わるのでしょうね。


ずいぶん、長くなってしまいましたが最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。お疲れさまでした 笑

最後に、これは個人の見解ですので、すべての先生に当てはまるわけでは
ありません。「うちの子の担任も⁉」など、考えすぎないようにして
ください。


備忘録 この記事は構成から執筆終了まで3時間半です。
    PREPを意識して書きました。
    みんなのフォトギャラリーから写真をお借りしました。
    目次をつけました。

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