今日は休憩の日
よく考えたら昨日も結構な文字数をタイピングしていたので、今日はちょぴっとだけ。
米司法省、グーグルを独占禁止法違反で提訴
https://www.bbc.com/japanese/54611584
ついにきましたね。Epic gamesがFortniteの件で揉めて以来、GAFAに対する締め付けが本格的に始まったような印象を受けます。
そもそも、プラットフォームビジネスそのものが競争法上怪しいし、談合じみたことも、ダンピングじみたことも行っているような気がしないでもないので、何かしらの形で競争法当局からメスが入ること自体は、まあ、残念だが当然といったところでしょうか。
とはいえ、今後どうなるかはまた別問題です。このあたりの議論は専門家ではないのでよくわかりませんが、誰かが教えてくれるでしょう、きっと。
ちょっと調べると、OSを握っているという意味でMicrosoft関連の事件がリーディングケースになるかと思ったのですが、ちょっと調べてみたら、Microsoftの競争法関係の事件がめちゃくちゃ多くてびっくりしました。この感じだと、他の国でもGAFAに対してなんらかのアクションがあるのかもしれません。
Epic gamesには中国資本が入っていたため、ちょっと大袈裟にいうと米中の代理戦争だ、というような見方もあったかもしれませんが、Googleについては純粋に米国国内の競争法の問題です。GAFAは米国の経済なり技術なりを牽引してきたのかもしれませんが、同時に新たな産業の芽を摘み取っている厄介者でもあるので、米国国内でもGAFAに対する態度は様々であるやに聞いています。時間はかかるでしょうが、今後の展開が楽しみです。
今回のGoogleの提訴は、いわゆる抱き合わせ販売の成否が問題となるのではないかと思われ、アプリのストアに関する諸々とは全く別だと思われます(ストアアプリの抱き合わせが問題になれば話は別かもしれません)。
他方で、Epic gamesの主張している、30%の手数料高すぎ問題は、正直そのとおりなんじゃないかと思われるので、日本でもどこかのタイミングでトライしてみて欲しいですね。
誰がトライできるかっていわれると、日本ではそんな体力のある会社がない(ワンチャンス任天堂をバックにつけたDeNAくらい?)ので、厳しいのでしょうが。