【400字コラム】憲法による「マスクをしない権利」を振りかざす馬鹿
様々な事情でマスクができない人がいる。喘息やアレルギーなどの病気であったり、何かしらの障害でマスクを外してしまったり。そういう人達にとって今の日本はかなりいきづらい社会になっていると同情する。
一方で、「憲法に守られている」という理由だけで断固マスクをしない人もいる。憲法の解釈は個人の自由だが、その解釈を決定するのは裁判所であり、それに関する判例が出ていない現在、違憲でもなければ合憲でもないというのが現状だ。
判例が出ていないとは言え、憲法上私たちにはマスクしない権利はあると言える。しかし、マスク着用のお願いをしている施設がほとんどの日本で、マスク非着用なら止められたり、ディベートが始まるのは理解しているはずだ。形だけでもマスクしていればかからないその時間や労力を「憲法違反」という持論で消費する様は馬鹿と思わざるを得ない。
そのこだわりは誰の為になるというのか。