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切り離すものとつなぐもの ~こころをつなぐもの~

「こころをつなぐもの」をテーマにnote記事を書き始めました。
 
貧富差の拡大、貧困の連鎖、分断と孤立。7人に1人、200万人の子どもが今日の日本で貧困状態にあると言います。またこれからの高齢化社会において「高齢者の孤立」は大きな懸念材料としてクローズアップされています。
 
経済の成長や技術の進歩によって世界は本来豊かになっていくはずですが、一方で人々を引き離そう、分断しようとする動きが各所に現れ、よくそれは物質的繁栄のみを追い求める資本主義経済の限界だと言われます。
 
私自身も「氷河期世代」に属しますが、この世代はちょっとした入り口の違いで安定を得た人、苦しい生活から抜け出せない人の格差が激しいです。先の見えない苦しさから自暴自棄になり、破壊的行動を招く事件が、定期的に報道されます。

人々は誰しも、身の回りの範囲ではつながりたい。温かい家庭を持ち、親しい友人を持ち、余裕のある生活を送りたい。だけど、人が集まった社会には何故か人々を引き離そうとする冷たい力が働き、多くの人がそれに心患わせて生きています。
 
それぞれの世代にそれぞれの縮図があります。Z世代の若い友人と話したところ、若い世代はyoutuberに対して心患わせるケースが多いのだとか。自分と大して変わらなく思える普通の人が、ちょっと世間の気を引くだけで突然億単位の収入を得る成功者になる。そのことが今の自分への不満や劣等感と相まって、言われようもない焦りと不安を掻き立てるのだそうです。

youtuberが高級な品物を現金買いしたり、たくさんの高級車を所有して見せつける映像を見かけますが、あれは良くないものだと思います。まさに持たざる者との距離を引き離すことを消費しているかのようです。羨望に心患わせる人々が存在することこそが、彼らの燃料になっています。あのような人たちは極端な特殊事例です。労働観や人生観がまだ定まりにくい若い世代にそういうものが比較対象イメージとして流布するのは危険なことです。
 
戦争は人と人とを引き離す最も愚かな行為の一つと思います。これに同意しない人は少ないでしょう。ところが2000年代以降世界各国で、過激に気を引く言動で支持を集めるポピュリズム政治家が台頭しているのは明らかです。そしてその政治家を支持しているのもまた人々なのです。
 
レベル感の違うことを雑多に書き連ねてしまいましたが、これからの時代を明るく幸せに生きぬくには、日常に溢れるモノ・コトの中から「心をつなぐものと切り離すもの」を峻別し、なるべく身の回りを「こころをつなぐもの」で満たすようにするコツ・習慣を身につけることが重要だと思ったのが記事を書き始めた理由です。
 
私自身がそのような習慣が身についておらず悪戦苦闘していますが、日々の出来事でヒントに感じたことを随時自分のメモ代わりに書き連ねますので、色んなご意見や別角度の視点などの気付きを頂けたら幸いです。
 
最後に宣伝を。
私がプロボノ(=社会人副業ボランティア)として応援しているNPO法人「STORIA」では、仙台の経済的困難を抱えるご家庭のお子様の居場所運営を行っています。この現場から地域社会をつなぎ、どんな変化が起き始めているか。それをグループワーク交え楽しく理解するワークショップを毎月無料で開催しています。ご興味お有りの方はぜひ下記Peatixページでイベントスケジュールをご確認下さい。
https://storia-sendai.peatix.com/
 
#愛情の循環 #随想 #こころをつなぐ

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