オペか保存か…

こんにちはマッキーです。

いつも施術させていただいてる事を毎回の症例ノートとして書き留めていきたと思っています。何かの参考になれば幸いですし、今後の自分の知識や技術の向上に役立てればと思います。

画像1

以前から腰椎ヘルニアで痛みを抱えている方でしたが、最近自転車のサドルから後方へ落ちて尻もちをついたとのこと。

それから痛みが増強したようです。

歩き方見るともう腰が曲がってしまって歩くのも辛そう。。。

痛みは臀部から鼠蹊部に集中していますが、チェックしようにも仰向けも難しく、立位、横向きでの評価から治療を開始しました。

股関節や腰が伸ばせない

歩いていると痛みが増してくる…

脊柱管狭窄症の症状ですが、この方まだ40代。

この後、専門医を勧め、受診したところ、

ヘルニアもあるが、狭窄症もある、しかし……

オペは症状の経過を見ながらとのことになったようです。

薬はビタミン剤と痛み止め。


そこで、一気に回復することは難しいと思い、少しづつ痛む周りの関節から行うことにしました。

立った姿勢を支えやすくするために側臥位で下肢外側へのアプローチ。

・梨状筋、中臀筋、腰方形筋、大腿筋膜張筋、大腿二頭筋への置鍼と間接灸。

・胸椎の回旋を促すことで、胸郭を開くエクササイズ。

・体幹の働きを高める上肢挙上エクササイズ。

エクササイズは可動性を作るために、座位で徒手的に負荷を掛けました。

炎症も強く、動作中も痛みが出るようでしたので、デリケートに慎重に…

約週3回鍼灸治療とエクササイズを1ヶ月行いました。

2、3週目あたりまでは痛みは薄皮を剥がす程度の改善でしたが、

4週目あたりから、追加で脊柱を伸ばす方法で上位胸椎に対し

アプローチを増やしました。

2ヶ月目から仰向けが可能になってきたと同時に、歩行も姿勢が改善してきましたので、更に追加で弱っていた筋力を取り戻すためのエクササイズを積極的に行うようにしました。

このエクササイズの内容はまたお話ししようと思います。

痛みは辛いですが、1番良かったのは諦めず、本人さんの良くしたい気持ちが良かったのではないかと思います。





いいなと思ったら応援しよう!