誰かに受けた恩は受け継いでいく
生きていると誰かから何かを教えたり、代わりに行ったりしてもらうことは必ずあると思います。
その行為に対して「〇〇してもらった、ありがとう」という気持ちを持つことはすごく大切ですが、それを「その人に返さなくては」とも思ってしまいます。
もちろんこう思うこと自体は全く悪くない(むしろ良いこと)なのですが、なかなかそれを返すことって実際には難しく、歯痒い思いをしますよね。
その気持ちに対してある先輩に言われた言葉について今日は書いていきたいと思います。
また自分の後輩にやってよ
新卒で入った会社で遅くまで仕事をしたある日、5,6歳年が離れた先輩にご飯に行こうと誘われました。
その時は仕事の仕方やプライベートの話などいろいろ楽しくお話をしました。
そして会計の時、先輩はサラッと「俺が出すよ」と。
その時は他の先輩や上司とご飯に行っても基本割り勘(気持ち少なめにはしてもらっていました)だったので、最初はぼくも出すつもりだったのですが、矢継ぎ早に「また自分の後輩に奢ってやってよ、俺もそうだったから」とまたサラッと言われました。
ご飯の話としてはここまでなのですが、その時いわれたその言葉は今でもぼくの心に残っています。
直接何かをお返しすることは難しい
ぼくはそれまで先輩に教えてもらったり、代わりに何かを行ってもらったり、奢ってもらったり、何かを受けてばかりでした。
もちろんそれは当たり前ではなく、何かの形で返したいとはずっと思っていたのですが、やっぱりその人に直接返すのって難しいんですよね。。
そしてそれは自分より後に入ってきたメンバーを持つようになってより実感します。
前提としてそのメンバーから学ぶことはたくさんありますが、何かをしたことに対して彼らから何かを受け取りたいと「見返りを求めること」って違和感ありますし、正直カッコ悪い。
誰かに受けた恩は誰かに返していく
ぼくは今誰かに何かをしてもらったら全力でお礼だけ伝え、それを誰かに受け継いでいこうという気持ちに切り替えています。
その方が気持ちよく受け取れますし、そして何よりそれがぼくに何かを与えてくれた人への最大の恩返しになると思っているからです。
「あーいつももらってばかりだなぁ…」と心苦しく感じている人の少しでも参考になれば幸いです。