ガルラジお誕生日的な何か21’
「『去年は去年、今年は今年』って文字列が石板に映ったんだ。これは実に興味深いね…」
2/11 年魚市すず(19)
年魚市家 自室
「すずちゃんお誕生日おめでとう!贈ったプレゼント届いた?」
「はい。さっき受け取りました。岡崎一番マジ味噌Tシャツ、また大量買いをしたんですか春花ちゃん…」
「えへへ…お父さんも『すずちゃんのためなら仕方ないな』って協力してくれたんだよ。今日もマジ味噌明日もマジ味噌。塩分鷹になっちゃうよー」
「それを言うなら塩分過多ですね」
「そうそれ!」
「若いとはいえ塩分取り過ぎで病院送りだけは気をつけてくださいね。春花ちゃんとペアルックでお出かけするのが次の私たちのやりたい事なんですから」
3/9 白糸結(18)
富士川オンラインお茶会
「結お誕生日おめでとうーっ!」ハタチまであと2年。全員成人したらみんなで飲み会しようね。あたしずっと待ってるから!」
「私たちからのプレゼントは時間指定で届くので楽しみにしていてくださいね。それはそうと部屋もそうですが結さん自身にも色々とおしゃれな小物が増えてますが急に色気付いたんですか。遂に「彼氏ができたんで富士川の面々とのお茶会より彼氏です!」みたいな事を言いだすんですか結さん」
「ち、違います!これは真維さんから貰ったやつです!この前一緒にラジオやった時に「誕生日近いしプレゼント交換しましょう」って話になったからお互いに贈り物を贈ったんですよ。それに彼氏は…まだ…」
「結さん先日卒業式でしたよね…」
「何も言うまい…よし、今度さわやか行こう!美味しいものがあたしたちを待っている!」
3/24 桜泉真維(19)
カフェテリアばんざい
「「真維ちゃん(さん)お誕生日おめでとう!」」
店内に入ると大きなクラッカー音が響いてきた。『今日のお昼カフェばんに絶対来てね!お昼食べる前に来てね!』というサプライズをする気の全く無い春花からのメッセージを受け取ったわたしの胃袋は枯渇寸前だ
「と言う事で今日はカフェテリアばんざい協賛の真維さん誕生日記念スペシャルパーティだよ。心ゆくまで堪能してってね」
カウンターに座った私の前に白いコックさんの衣装を着てお盆を持った春花がやって来る
「まずはコーヒーから!こちらの豆はチーム富士川の白糸結さんからの御提供となっております!」
「結ちゃん…ではありがたく頂戴します」
コーヒーと一緒に添えられたポップコーンを齧りながら私は遠くで夢に向けて走っている友人に想いを馳せた
4/1 穂波明莉(18)
「明莉、誕生日おめでとう!今日の誕生日パーティのメニューはとある人物から依頼を受けて僕ととくちゃんが作ったんだ」
「故あって匿名って事なんだけどメッセージが添えられていてね、『この食材で二人がどんなメニューを作るのかを考える時間と三人で過ごす時間がアタシからのプレゼントです』って事なんだけどアカリちゃんわかる?」
「…あらあら素直になれない方ですこと。解決編は後でお話致しますのでまずはお料理が冷めないうちに頂いちゃいましょう」
宴もたけなわになってきた頃、ポケットからスマホを取り出し電話帳を開く。少し長めのコール音の後に多少…ではなく多分に照れながら「あれーっもうバレちゃったかー」と戯けた声が聴こえてくる
「最初っからバレバレですわ。犯人はもちろん、貴女ですね?」
5/5 神楽菜月(15)
カグラヤオンラインお茶会
「おっ来た来た本日の主役、かぐりんお誕生日おめでとー!」
「おめでとうございますですわ」
「二人ともありがとう。アカリのは今朝のうちに執事さんが届けに来てくれてとくちゃんのプレゼントもさっき宅配便で届いたよ。後で楽しみに開けるね」
「かぐりんのお眼鏡に適うような逸品を選んできたので楽しみにしておいてね。そういえば花菜ちゃんからも何か届いたりしたの?」
「むっ、流石とくちゃん目敏いね。勿論届いているよ。気になるかい?」
「そりゃあ…ねえ…アカリちゃんも気になるでしょ?」
「推理はしてますけど気になりますわねえ。何が届いたか教えてくださいますかかぐりんさん?」
「答える前にまずはアカリの推理を聞こうかな。最初っから答えを出してしまっては怪奇探偵団の名折れじゃないか」
「そうですわね…この前のラジオの事を考えるとラジオドラマで出てきたスペーススプラッシュEX…?かアイドルの話にまつわるものだと思うのですが…後者、おそらく彩美さん謹製玉笹花菜ファンクラブグッズとかではないでしょうか?」
「なかなかに鋭いけれども残念。両方だよ」
「なるほど…プレゼントはひとつという固定観念に囚われすぎてましたわね。花菜さんのファンクラブグッズは具体的には何が届いたんですの?」
「ファンクラブ会員証とお揃いの衣装が届いたよ。今度一緒に踊ろうってメッセージも添えられてたから練習しないとね。二人も今度練習してる所を見てくれないかい?色々と意見を聞きたいんだ」
「おおー、やる気ね!是非とも参加させて欲しいわ。かぐりんの…アイドル衣装。じゅるり」
「とくちゃんさん涎が出てますわよ。それとそろそろ開幕の音頭をお願い致しますわ『お姉さん』」
「そうだったわ!それでは、今日もカグラヤオンラインお茶会を開始します!かんぱーい!」
「「かんぱーい!」」
5/23 玉笹花菜(15)
「おはよう、花菜お誕生日おめでとう!…ってなんだか背景がすごい事になってるね。どうしたんだい…?」
「ありがとう神楽さん!この前のガルラジの時に私たちが上京する話を聞いた親戚一同が誕生日パーティー前夜祭と壮行会も兼ねてって事で昨日の夜からずっとこんな感じで…」
「なるほど…酔った勢いで『プレゼントはあ・た・し!』とかやろうとしてリボンがこんがらがって変な姿勢で寝てる彩美さんにも納得がいったよ」
「恥ずかしながらその通りです…」
「ボクからも誕生日の贈り物を宅配便で贈らせてもらったよ。このプレゼントには謎が仕込まれているんだけど天才少女かぐりんの用意した謎を玉笹家の天才が果たしてどれくらいの時間で解けたのか。自己申告でいいからかかった時間も教えてくれると嬉しいな」
「おおっ、それは楽しみ。ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!」
「燃えてくれて嬉しいよ。それじゃあまた後でね!」
6/22 玉笹彩美・彩乃(22)
玉笹家リビング
「彩乃ー宅配便来てたよー。なんかめっちゃ重いし取扱注意だってさ」
そう言いながら彩美は段ボールを机に置くと鼻歌混じりでスタスタと立ち去っていった。置いた後も段ボールを持っていたので自分宛の何かが届いたのだろう。宛名を見ると…海瑠ちゃんだ。真面目な子ではあるが妙な所でぶっ飛んだセンスを発揮する所があるのを先日の一件で重々承知しているのでおっかなびっくり封を開ける
中身は…新品の包丁だった。箱の中には封筒が添えられている
「彩乃さんお誕生日おめでとうございます。先日のラジオを聴いていつか自分のお店を持ちたいと言う夢を語っていた彩乃さんの手助けになるものはないかと思い見つけた地元白山市の伝統の一品です。手入れに必要な砥石も同封しています。わたしもいつか東京の彩乃さんのお店で美味しいご飯を食べに行けるようになりますので待っててください」
「海瑠ちゃん…」
つい目頭が熱くなってしまった。早速試し切りでもしてみようかと思った矢先、ドタドタと階段を駆け降りる音と共に嫌な予感が走った
「彩乃!今から配信するからこっち来て!」
「いやちょっと待ってって包丁持ったままなんだから!」
そんな経緯でのーちゃんが問答無用で引っ張られて行われた玉笹彩美お誕生日記念配信では萬歳さんからのプレゼントの本格的な配信機材を喜んで紹介するみーちゃんよりもなぜか包丁を片手に持って参戦している妹のインパクトが強く視聴者さんの興味がそっちに奪われた事にぶつくさ文句を言っていました
談:学校から帰ってきた後に事情を聞いた玉笹花菜
7/1 二兎春花(20)
「ちーちゃんちーちゃん助けてー!」
「藪から棒にどうした春花っち。お誕生日のお祝いは大学から帰ってきた真維さんと2人でするから少し待ちなさいよ」
「らじゃっ!ってそうじゃなくてね、はいれぞ?のヘッドホンってのを貸して欲しいの。ちーちゃんなら持ってるって言ってたから」
「…あるにはあるけど何に使うのか。そういうヘッドホンを使ってくださいみたいな指定があったりした?」
「そう!よく判ったねちーちゃん!このお手紙にね…」
「えー何何、『春花ちゃんへ。お誕生日おめでとうございます。ささやかながら詩をしたため朗読させていただきました。ハイレゾ音源でデータ量が多いので下記のURLにアクセスしてダウンロードしてください。ハイレゾ再生機器を春花ちゃんが持っていなかったらおそらく萬歳さんがお持ちですので借りてお聴きください』何やってるんだあの人は…持ってくるからちょっと待ってて」
数分後
「PCも持ってきてこの場で聴けるようにしたからそこの席で暫く好きにやってて。終わったらそのまま置いて帰ってね。私は上で講義聞いてくるから」
「えーっ、ちーちゃんも一緒に聴こうよー!」
「春花っち宛のプレゼントなんだからちゃんと自分ひとりで聴きなさい。必修の科目だからサボるわけにもいかないし。終わったら降りてくるからまた後でね」
「うーっ…意地悪。でもせっかく用意してくれたんだから聴かなきゃ。ヘッドホンを被って…」
数時間後
「あー疲れた…父さん賄い作って食べていい?って春花っちまだいたの!?」
春花っちは無言で画面を指差す。そこには再生ソフトのシークバーが表示されていて…総再生時間は4時間を超えていた
ひとり分を作るのもふたり分を作るのも大した手間の違いはない。ポエムをずっと聴き続けている真面目な友人と彼女を想って4時間もぶっ続けで喋った輪をかけて真面目なライバルの事を思いながらわたしはお皿を2枚棚から取り出した
7/26手取川海瑠(17)
「ただいまー」
「おかえりーミル。これ届いてたよ」
晩御飯の支度をしていた吉田さんが机の上に置いてある箱を指差す
「彩乃さんからだ」
戸棚からカッターを取り出して封を切る。中から出てきたのは…
「バイク用品…?!
「おー。バイクの手入れ用品だ。凄まじく地味なアイテムだけど免許取ったら絶対に使うからその時に使ってねって感じのメッセージかな」
箱の中には手紙が入っていた。曰く
「海瑠ちゃんへ、お誕生日おめでとうございます。先日は素敵なプレゼントありがとう。とても良い道具なので大切に使わせてもらいます。以前ガルラジでも語っていましたが海瑠ちゃんもそろそろバイクに乗りたくなるお年頃だと思います。大切な相棒のお手入れに使うアイテムを贈りますのでいつかアタシの店まで遊びに来てください。美味しいご飯を用意して待ってます。玉笹彩乃」
読み終わって手紙を丁寧に封筒に戻すと金髪ポニテ大魔王が近寄ってきた
「何何ニヤけちゃってー。どんな事書いてあったのーミル。教えてよー」
「嫌です」
「辛辣ー」
「吉田さん、わたしもそろそろバイクの免許取得に本腰を入れようと思うんですが色々教えてもらってもいいですか?」
「おっ、遂に神速のアヤの華麗なバイクテクニックを披露する日が来ちゃった感じ?いいよいいよ何でも聞いて教えてあげちゃうよー」
「じゃあ晩御飯の後で部屋に行くんでよろしくお願いします」
「おけまる水産ー!」
「いやだからそれもう古いですって!」
8/31吉田文音(25)
見なかったことにしよう。家に帰るや否や脳の防衛機制が働いた
手取川家はごく一般的な日本の家屋だ。間違ってもヴィクトリア朝とかそういうものとは一切の縁がない。だが目の前にいるのは何だ。豪奢なドレスに身を纏った本日お誕生日の金髪ポニテ大魔王と似た様な装いの不惑の歳をとうに過ぎ去った母が立派なスタンドに載ったお菓子をつまみながらティーカップ片手に優雅に語らっている。目を合わせてはいけない。いけないのだ。ヤバい気付かれた
「おーっすミルおかえりー!ささ、ミルも早く手ぇ洗ってこっちへおいで!」
「そんなはしたない言葉遣いはよろしくなくてよ文音さん。今日の貴女はお茶会の主役、プリンセスヨシヨシ。もっと気品のある振る舞いが求められてますわよ」
「おっと、そうでしたわねプリンセスルミルミ。ミルミルちゃん、お茶が冷めてしまいますわよ早くお部屋に置いてある衣装をお召しになって下さいまし」
「…」
逃げるように部屋へ向かうと本当にフリフリのドレスが置いてあった。これガルラジ1stシーズンの時の妄想電波プリンセス野郎のイメージ図そのものの衣装ですよね!?なんでこんなもの用意してあるんですかね!!
衣装の横に封筒が置いてある。わたし宛なので躊躇なく封を切るとそこには穂波さんから吉田さんのお誕生日に素敵なお茶会をしてあげたいと思っている。衣装と食器、お茶とお菓子のセットを贈るので自由に使って吉田さんを喜ばせて欲しいという旨の内容が書いてあった。その気概はとても素晴らしい。だがなぜわたしの衣装がコレなのか。もうちょっと何とかならなかったのか。何とかできたでしょ。ホンモノのお嬢様なんだし。だがそんな事を考えている場合ではない。これまでと変わらない。求められていて、ご丁寧に進むべき道が舗装されているのだ。逃げ道など無い。覚悟を決めて再びドアの前に立ち、開け放つ
「お待たせ〜っ!もう何度墓と現世を行ったり来たりしたかわかんなくなってきたみんなのアイドル、おしゃまなキューティプリンセス。ミルミルだよぉ〜っ!ヨシヨシちゃん、お誕生日おめでとう〜っ!」
夏の終わりに相応しいひまわりの様な大輪の笑顔がわたしを待っていた
9/20金明凪紗(26)
ダイニングバー今夜も乾杯
「こんばんはー。お誕生日おめでとうございます凪紗さん」
「すずいらっしゃーい、こっちこっち。結も来てるから全員集合!と言う事で徳若から届いたプレゼントの箱を開けまーす!」
「徳若さんから…何が出てくるか楽しみですね。すずすずしてきました」
「これは…!詫び状ですね」
「『金明さんへ。お誕生日おめでとうございます。先日は大変申し訳ありませんでしたこれからは飲酒の際には細心の注意を…』無茶苦茶長そうなので二人が帰ったら読むことにするわね」
「本番はこれからと言う事で次へ進みましょう。これは…!タコ!」
「明石タコのうま煮…!ご飯もお酒もたくさん進む淡路島の名物。やるわね徳若」
「他にも色々入ってますね。全部兵庫県の名物おつまみ。金明さんの飲酒量が大変な事になりそうです」
「これは私たちの作戦勝ちですねすずさん!」
「そうですね。私たちからはこれです。お代は私たちが用意してお父さんに代理で買ってきてもらいました」
「あーっ!これ、この前お店で放送してた時に呑みたいって言ってた銘柄のお酒!しかも一番大きい瓶!見つけるの大変だったでしょ」
「短編一本くらいの大冒険がありましたがそれはおいおい語りましょう。さあ結さん、例のアレの用意を」
「はいっ!本日の主役にはこれを。お酌しますので…おっとっと」
「では凪紗さん、音頭をお願いします。あ、カメラこっちにあるんでカメラ目線でお願いします。後日サロン限定のやつ上げるんで」
「本当に素直じゃないなあ…それでは誕生日も!あなたとカンパーイ!」
「「カンパーイ!」」
10/10 徳若実希(22)
カグラヤオンラインお茶会
「とくちゃんお誕生日おめでとう!」
「おめでとうございますですわ」
「いやー、今年もあっという間だったわねー。良い意味でも悪い意味でも」
「そうだね。とくちゃんが公共の電波で粗相をしたのももう遠い昔、忘れていこう」
「そこは抉り返さんといてよー。かぐりーん」
「わたくし達からの贈り物は夕方届くようにしてありますわ。楽しみにしてくださいまし」
「アカリちゃんとかぐりんの贈り物、凄いものが届くから使うのが畏れ多いのよね…」
「でもとくちゃんに使ってもらいたいなと思って贈った訳だから遠慮せずにガンガン使って欲しいと僕は思うよ」
「そうですわ、その為に最高の品を選び抜いてるのですから」
「それはそれとしてとくちゃんさっきからご飯が止まらないようだけどそれどうしたの?」
「あっこれはその…金明さんからです…『この前は気を遣わせちゃってごめんねー、ご飯にもお酒にも合う静岡の名産セットを贈ります。くれぐれも食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないように』って事で立派な干物とか入っててちょっと一口…って味見してみたら止まらなくて」
「とくちゃんさん、リクルートスーツが入らなくなるからその辺にしないとまずいですわよ」
「あっしまったすっかり忘れてた!」
「もー、仕方ないなあ僕達のお姉さんは」
11/13 藤田ゆきの(??)
はーい、ガルラジ事務局長藤田ゆきのです。高速道路の利用量も増えてきて本業も忙しくなってきたわたくしですが今日は皆さんにお伝えしないといけないことがあります
そう、わたくし藤田ゆきの、今日がお誕生日です!どんどんぱふぱふー!
誕生日祝いにガールズのみんなからお祝いのお手紙やプレゼントも貰ってしまいました!これからもガルラジ、頑張るますの精神でやっていきますよー!
#2022年もガルラジ !
12/11 萬歳智加(20)
カフェテリアばんざい
「ちーちゃんおはよーっ!そしてお誕生日おめでとー!って何そのかぶり物!?」
軽快なノリツッコミが聴こえたのでヘッドギアを外すとそこには我らが社長の姿が
「これ?彩美さんからのプレゼント。VRゲームとかをやる用のヘッドギア。さっき設定終わったから色々試してるところ。春花っちも体験してみる?」
「やるやる!」
「じゃあこれ持って、これを使って操作をする。画面にガイドが出るからその通りにやれば動けるからやってみるとよろしい」
「はい師匠!」
「すっごく楽しそう春花。やっぱりみんなで集まるとどれだけ疲れてても元気がすぐに戻ってくるのね」
「あまりにも自然に会話に入り込んできたけど真維さんは忍者か!」
「智加ちゃんお誕生日おめでとう。はいプレゼント。これでオカジョ放送部のティーンは私だけになっちゃったわね」
「って真維さんも数ヶ月後にはハタチでしょ。わたしや春花っちのお父さんが全員ハタチになったら盛大にパーティをやりたいって何か企んでたからその時は宜しくね」
「あらあら。これは楽しみが増えちゃったわね」
「ちーーちゃーーーん!!!」
「そんな大声出さんでも聞こえてるわ!で、どうしたの春花っち」
「何か変なのが出てきた」
「変なのって…ちょっと貸して」
ヘッドギアを被るとそこには真っ黒い石板が表示されている。動作の指示も特にないのだが石板を凝視していると何かが見えてきた
「あれ…?これは、わたし達…?」
「何何なんか見えるのわたしにも見せてよ!」
「近づいても見えんわやめい。真維さんもどさくさに紛れてひっつかない!」
「あらバレちゃった。あとで私にも見せてね」
「文字が出てきた。何何…スレイト・オブ・ガルラジ2022…」
「あっそれ知ってる!#2022年もガルラジ!ってやつだ!ガルラジリスナーのお客さんがこの前言ってた!」
「2021年もガルラジのあれやこれやしてたらあっという間だったなあ…これを見るのは後にして父さんが作ったケーキでもみんなで食べようか」
「「さんせーい!!」」
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