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ポケゴから君の街まで(感想文、ネタバレなし)

市街地ギャオさん(以降、ギャオさん)の「ポケゴから君の街まで」を読みました。
あまりこのようなエッセイ? のようなものは読んだことがないのですが、ギャオさんのメメントラブドールの影響で、同じ主人公が経験した別の体験のような感覚で読みました。
この背景にはやはり文体があるのではないかと思います。
ギャオさん本人(ではないかもしれないけど)の、喋っていそうな自由な言葉使いや、括弧書きは、愛嬌のある女性とお話している時のような感覚になります。
それはどこだか人懐っこさがあり、同時にメメントラブドールに漂っていた渇きも兼ね備えています。
もし私も彼の真似をするのならば、自分の普段使っているような言葉を落とし込むようになり、生活を赤裸々に吐露するようにして、初めてバランスがとれるのかもしれません。そのバランスの対象には、私生活と文学作品が両天秤にあり、その中間を表現しようという試みになるのだと思います。ただし、あまりリアルに書きすぎても私小説になっちゃうしなあと悩みあぐねてしまう気持ちは、ひょっとしたら彼の執筆状態にあるのかもしれません。それはメメントラブドールにあったような、たくさんのペルソナを使い分けつつ、それが収束していくようなドキドキ感がありそうです。
砂川文次さんのブラックボックスもそうでしたが、どこにでもいそうな社会人がうまいこと社会に偽装しながら、実はとんでもないことをやらかしてるというような話が僕は好きなのかもしれないなあと思いました。
雑文ではございますが、とりあえず書きなぐりです。
(のちにチャットGPTに読みやすくしてってオーダーだすかもです。)

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