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これだけお金をかけて学んだのだから、これを活かして稼ぐべきだ、という呪い

前回からの続きとなります。
前回の記事はこちら。

いつしか私の目標は「占いビジネスでスキマ時間を使って誰かに喜んでもらえる何かを提供し、やりがいを感じられることに副業として取り組み、お金をいただくこと」というものになっていました。

いつの間にかそんなことを目指していました。
それは当初タロット講座を受講し始めた時の思いとは全く違うものになっていました。

せっかくお金をかけて学んだのだから趣味で終わらせてはいけない、そんな気持ちも芽生えていたのです。
ただ一人でひっそりとタロットについて学んで楽しめればそれでよい、と思っていたはずなのに。

そんな中、モニター鑑定を続けてもどこか虚しさが募り、モニターになって下さった方からはそれなりの評価をいただけているのに、やりがいや楽しさといったところにはなぜか繋がらないのです。

そしてふと気づいたのです。
そもそも誰かを鑑定するために、占いでお金を稼ぐために、タロットや星読みを学ぼうと思っていたんだっけ?
いや、そんなことはない。
自分の探究心で学びをスタートしたのではなかっただろうか。

いつしか知識量、習得度合い、スキルが「いくら稼げているか」で計るものだと、思い込んでしまっていたのではないか。
稼げていない=スキルが足りない
そんな思考になっていたのではないか・・・。

収入と切り離して単なる「趣味」であることにも意味があって、今大変な状況にある本業での過度なストレスや日々の生活の中の些細なストレスの緩和にとても大きな役割を担っているのではないか、と。

よく今の状況をお話すると大変な時に学びを続けてすごいね、と言っていただくのですが実は逆で、このような状況だからこそ学びに助けられている、そんな気がするのです。

たかが趣味、されど趣味。
この「占い」という趣味はもちろん興味がない方にはおすすめできるものではありませんが、少しでも占いの世界に興味がある方、人の心理に興味がある人ならとても楽しめる趣味だと思います。

人生で遭遇する出来事に対する捉え方など、「人間や生き方の探究」にも通じるもので終わりのない深い深い世界です。

これまで趣味で終わらせてはいけない、と躍起になっていましたが趣味で良い、というか趣味として最高じゃないか、と思ったのです。

そうして割り切ってみると私のこれまでの発信は自分のことを気に入ってもらえて鑑定を依頼してもらえたら、という視点であったということに気づきました。
そのくせ鑑定に自信がないので自信がない商品を控えめに、「もし気に入ってくれるなら、私はあまり自信がないんですけど買ってくれたら嬉しいな」というスタンスで「誰か買ってくれないかなぁ」と発信していました。

そんな商品誰も買いたくないですし、そんな人に鑑定お願いしたいと思わないでしょう。
これはビジネスの講座でもしっかり学びましたし、ビジネスの本質です。自分が良いと思えないものを人に勧めるなんて、失礼にもほどがあります。

でも、もともとウソやごまかしが極端に嫌いな私にとって、そんな自分の気持ちを包み隠した状態でビジネスに取り組むことは本来目指しているところとも違っていました。

なのでここで一旦リセットしたいと思い、今回こうしてnoteに綴っていくことにしました。
一旦ビジネスという視点から離れて、本来私が好きだった本音や思いをただ語るだけの場であっても良いのではないか?
その先にビジネスがなくても良いのではないか?

なので好きなことを好きなペースで学び、好きにアウトプットする。
誰もみてくれなくても良いじゃない。
私が自己満足すればそれでいい。

そんな気持ちで綴っていきたいと思います。
でも自己満足だけではなく、1つだけ思いはあります。
次回はそこを語りたいと思います。

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