レスト・ポイント

凄まじい時を過ごしたこの4年を書き残しておこうと思った。
それで何を書こうか、と考えたが、何を書こうか?
迷った。
何を書けば良いのか、と疑問に思ったが、何を書けば良いのか?
浮かばなかった。
脳裏の記憶に鮮明に、あるいは朧気に浮かんでいる、その全てのシーンが、ポイントが、今の自分を創ってくれている。
それは記憶以上の想いであり、それは余りにも強過ぎる。
だから言葉も文字も文章も表現出来ない、しきれない。
足りないのだ、全てが。

明日の自分の為に遺すのは、言葉ではなく想い。
きっと生涯、折に触れて思い出す事になる様々なシーンと、それを浮かべる時に胸の真ん中が重く・熱くなる、そういう想い。
だから言葉で無くて良いのだ。
そう〆ておこう。


結城友奈は勇者である 大満開の章 EDテーマ「地平線の向こうへ」

※虚ろな存在の私に手を差し伸べ、深淵の際から救い上げ、凍える心を抱き、温かい手で固くなった体を立ち上がらせ、強い両手で震え狼狽える背中を押し、時に近く・時に遠くから迷い続ける私にいつも声をかけて続けてくれた人達。隣に体温は感じられないけれど、誰よりも心を震わせてくれた人達へ。
「感謝」
ただそれのみである。これはその為の歌である。



-これは束の間の休息地点の話。
-明日からも戦い続ける、いつもの日々が待っている。
-それはとても自然な日常。
-でも、そんな日常にも、こうやって魂の休息地点が用意されている。
-その時にこれを見返せば良い。
-それで良い。


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