名も無き

日常で特に強く心が動いた事を記すだけの人。

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最近の記事

弱点潰しの先へ…(未完之作)

何を書いたものか。 弱点を思い知り、弱点を見つめ、弱点を受け入れ、それを克服するだけの日々。 どれくらい続いたのか、どれくらいやったのか。 無我夢中の日々は、色鮮やかであったが、明瞭な記憶は少ない。 そういう時間を送れた。 「アナタには文章を書く才能がある」 そう遠くない昔の誰かが言ってくれた。 「アナタは普通の人では気付けない鋭い視点がある」 今の誰かがそう言ってくれる。 (この俺が、そういう事をやれる?) (やれる……やるのか…?そういう事を) 自分の弱点を発見

    • 命の確かさ

      自分にはまだ足りないものがある。 それが何なのかは分かっている、理解している。 にも拘らず今もって足るに至れない。 長すぎたのだ。失ってしまったそれを想った失意の時が。 「生きるしかない」が「生きねば」に変わり、それは何時しか「活きてやる」に成り遂げる。(「死ぬものかよ」でもある。) そういう経過があって、尚不足する。それを受容出来る。 トラウマとは一体何ものであるのだろうか。 ただ生のみを歩む者、力強く一足を踏み出し続ける者が、それでも払拭出来ない。 その事実を、その機

      • 本当の強さって

        私は強く成りたかった。自分が人類で最弱の人間だと確信していたから。 だから強く成りたかった。そう成らなければ生き残る事はもう不可能だと確信していた。 強さは追っても追っても一向に近付かない。 やっと追いつきそうになったらすぐに光の速さで明日へ。(ダッシュさ~♪) さらに厄介な事に追っていた強さが姿形をまるで変えてしまう事すら出てくる。 強さとは一体何なのだろう。私は一体どれほど追えば良いのだろう。いや、大体どの強さの形を目指せば良いのだろう。 そもそもが、目指す強さに辿り

        • 自分の心を裏切るという事

          ※正直、思い付きで書き殴る勢いの文章です。 いつも以上に纏まりの無い可能性が高いです。 自分の心のままに生きた時代がある。 そういう事を意識する事無く自分であった時代がある。 寄り付く人は決して多くなくも、数少ない人達は本当に良い人ばかりだった。 自分の心を裏切った時代がある。 心のままに生きる事を否定し恥とすら思った時代がある。 その時代を経たある時に、自分の周囲から人は消えていた。 知識だけで乗り切ろうとした自分に呆れ果てる人がいた。 当然の結末だった。 自分を裏切

          親への怒りと遺伝子のアップデート

          注意:この記事で書かれている事の大半は、私の経験に基づいた主観論でしかありません。 読まれた方が内容をどのように判断するかは個々人の見識とそれに基づく見解に依存されますので、その点はご留意下さい。 昨今「毒親」やそこからくる「親ガチャ」と言う言葉が流行って随分経つ。私自身もご多分に漏れず、毒親と言う言葉に魂が縛られていた一人だ。 そもそもが産まれた時点で私は発達障害であり、物心つく前から周囲の子達と違う振る舞いを見せていたらしいので、私の人生の歪さは正に遺伝子の成せる業と言

          親への怒りと遺伝子のアップデート

          和久さんを求めて

          和久さんに出会いたい。 和久さんの様な人に導かれたい。 だから自分の路を歩かなければならない。 和久さんの最後に全てを込めて自分の肩に手を置かれる。 そうなりたいのなら今を歩き続けなければならない。 その路の先にきっと和久さんが待ってくれているはずだから。 だから今はまだ歩いていたい。 (踊る大捜査線TVシリーズ最終話鑑賞後、ふと、の気持ち。)

          和久さんを求めて

          その先に進みたいのなら

          今持っている・抱いている・背負っている、最も大事なモノをその場に棄てるか置くしかない。 「その先に」に進みたくてその石化したこなきじじいの様な重りを後生大事に抱えてやって来た。それこそが最も重要な重さであると確信していたから。 結果は何も変わっていない。微小であれば変わってもいるのだろうが、それほどの重りの重さを耐えてきた割には、何とも納得のいかないレベルの変化だ。 「同じ事を続けていては革新的な変化は絶対に起きない」 そう知ってなお離す事が出来ない重りもあって。 それで

          その先に進みたいのなら

          何故見つけた

          ※書かずにはいられなかった、叫ばずにはいられなかったので、そうする事にしたそれだけの何の意味もない叫び。 何故見つけた 何故見つけてしまった まだあの町にいたなんて まだあの会社で頑張っていたなんて 名字も変わっていない そういう時代だって知っている そういう時代だって思わなければならない 見つけるべきじゃなかった 見つけちゃいけなかった どうして見つけてしまった あの町にいるあの人の名前を もう想い出を攫う事すらも無くなって随分経っていた それまでにどれだけの葛藤と苦

          何故見つけた

          自殺について

          YouTubeを見ていてたまたまとある名言系の動画の内容に触れたので書く事にした。 なお全ては個人的経験による主観発言にしか過ぎないと、ハッキリと明言しておく。 生が苦し過ぎて、それが長期に及び慢性化し、やがてそれが極点に達する。 私の場合は 私「自分は何故今生きて呼吸をしているのだろう」 と己に問う。そして 心(沈黙) だった。 自分の命を懸けた問いに自分が答えられなかった時、全てが終了したと悟った。だから実行した。 思考が零の状態で深夜に包丁を片手取る。その切っ先を

          自殺について

          幸福論、不幸論。(シンプルバージョン)

          外の世界で理不尽な目に合いそれに苦しむ。 それは私にとって不幸ではない。 だってそんな事をずっと越えて来たから。 でも穏やかに息が出来、安らかに横になって目を閉じられる空間が無いのは、それは最大の不幸。 外の世界でも心で戦い、一人の部屋に帰ってさらに心が戦う。 体を横たえる時も肩は常にいかり肩で、目覚めた時は歯を食いしばっていたのかいつも首筋がガチガチ。 過酷に戦う兵士達の戦場ですら休息の時はあるという。 私はいつもいつか倒れる予感を抱きながら夜を超えている気がする。

          幸福論、不幸論。(シンプルバージョン)

          断っていた薬を再開した話

          私は先天性の発達障害である。それが発覚したのは近年の事なのだが。 約4年前にその症状とは異なる精神疾患でそれまで長年飲んでいた向精神薬をはじめ、抗うつ薬と睡眠薬の全てを一気に断った。薬の副作用による身体的な問題で、それを相談した上でちゃんと医師の判断の下でだ。 この4年間の詳細はこの記事投稿以降、もしも気が向けば書くかもしれない。 し、書かないかもしれない… 断薬後一つだけ凄かったのは、それまで「俺は生きるゾンビだな」と自認するレベルで眠っていたのかと思うほどの脳機能が活

          断っていた薬を再開した話

          修羅に成りつつある顔と心

          自分を守る為に強く在る。 外野からの視線に負けない強い心を持たなくてはならない。 それには自信が必要だ。 それも虚飾ではなく積み重ねられた確固たる自信が。 そうやって積み重ねた自信により、今の私は確かに強い。 自分を騙さなければ立っていられない、シークレットブーツにより丈増しされた自信とは違う。 こう自然に言ってのけられるほどには強い。 でも独りきりで成立する強さには、優しさや温かさ・穏やかさは余り無い。 勿論他者と接する時にはそう在ろうと努力する。 そう、努力、するのだ

          修羅に成りつつある顔と心

          極大重力に抗う人

          欲望とは全てを無条件無差別に引き寄せる圧倒的な重力の塊にして、底の存在しない・誰もその底を見た事が無い巨大で真っ黒な大穴だろう。 極大重力惑星であるブラックホールに質量を持つ全ての物質が落ちて行くのは、この宇宙に存在する以上必然でしかない。 ならば、欲望が精神のブラックホールであるのなら、人はどうなのだろう? 誰もが一度は自分の全てを以て、その極大重力に抵抗する。 それが可能な脱出速度を生み出せる力を得ようともする。 そう成れると信じて、ただひたすらに。 しかしそれでもブラ

          極大重力に抗う人

          孤独と痛みと耐性と

          人は生きていれば孤独になってしまう時期もあるもの。その期間は本当に辛さの極限に襲われ続ける。現代はネットがあるのでただ一人孤独の闇に包まれる状態と言うのは、ちょっと考えづらい。 それでも自分の側に温かさが無く、その空間にただ自分だけがポツンと在る様な感覚に陥ってしまう。 さて、孤独だがまずこのテーマの結論から言うと 「孤独に耐える機能は人間には元から備わっていない」 ある科学実験によれば、孤独によって精神的苦痛を感じている時は肉体的な物理の痛みを味わっている時と同じ反応が脳

          孤独と痛みと耐性と

          レスト・ポイント

          凄まじい時を過ごしたこの4年を書き残しておこうと思った。 それで何を書こうか、と考えたが、何を書こうか? 迷った。 何を書けば良いのか、と疑問に思ったが、何を書けば良いのか? 浮かばなかった。 脳裏の記憶に鮮明に、あるいは朧気に浮かんでいる、その全てのシーンが、ポイントが、今の自分を創ってくれている。 それは記憶以上の想いであり、それは余りにも強過ぎる。 だから言葉も文字も文章も表現出来ない、しきれない。 足りないのだ、全てが。 明日の自分の為に遺すのは、言葉ではなく想い。

          レスト・ポイント

          X回目の光を追う者

          頭の中に生まれ宿った光。 それを確かなモノにしたくて眩さを追いかける。 地平線から昇る新しい光に自分の光の確かさを確かめ。 夜空を滑る刹那の光に自分の光を乗せ運ぶ。 それでも地平線から昇った新しい光は自分の上を通り過ぎやがて落ち消え行く。 それでも滑る光は自分を待つ事無く運ばれ刹那に消え行く。 知っていた事。 光はいつもこうだと。 知っていた事。 光の結末はいつもこうだと。 それでも自分を照らす大きな光を見ながら深呼吸する空気の鮮烈さを忘れられず。 それでも自分の限界

          X回目の光を追う者