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ミスを他人のせいにして終わらない 岩瀬コラム44

ミスを他人のせいにしていないか?

スポーツや職場、アルバイト先で、自分がミスをしてしまった時

「あの時〇〇してくれれば良かったのに」
「〇〇のせいで上手くいかなかった」

このように他の誰かが絡んでミスしてしまう時ってありますよね?


私自身もミスした時に、直接口に出さなくても、他人のせいにしたくなる時があります。

さまざまなケースがあるので、他人のせいにしたくなる感情が出てきてしまうこと自体は仕方がないのかもしれません。

しかし、それを口に出して相手を傷つけたり、イライラを相手にぶつけても、誰も得をしません。
相手のせいにして責任逃れをしても、心が晴れないどころか、かえって後で「悪いことしたな」と後悔してしまう場合もあります。

それよりも、ミスしたことから学び、自分自身が今後どう行動していくかを考えることの方が大切です。

あなたはミスを他人のせいにして終わっていませんか?


失敗したときの心境


実は私自身が最近、仕事でミスをしてしまいました。
その時に出てきた感情の変化をここでは述べます。


まず始めに、自分の非を認めたくない、周りからの自分に対する評価が下がってしまう、と自分のことばかり考える卑怯な自分がいました。
正直、なんとかして他の人の非のある部分を探して、その人のせいにしたいと思いました。

人のせいにできたら自分は怒られず、評価も下げられずに済みますからね。


次に、起こった出来事を振り返ると、改めて自分の行動に非があったと反省し、そこは受け入れることができました。
しかし、今度はどうにかして会社に自分の評価を下げないように報告しようと考える、ずるい自分がいました。

つまり、バレない範囲のウソをついて報告しようとするのです。
自分はこんなに他者評価を気にしてしまう人なんだと自分でも驚きました。

ですが、自分を守ることよりも、迷惑をかけてしまった会社やクライアントのことを考えて、ウソはつかず正直に謝罪、報告をしました。

自分の評価よりも、迷惑をかけてしまった人のことを考えることの方が大切ですし、正直に謝罪することでスッキリできる部分もありました。


このような、私自身の心境の変化が、みなさんに当てはまるかはわかりません。
ですが、他者評価を気にして自分を守ろうとして、他人のせいにしたり、ウソをついてしまう方も中にはいるのではないでしょうか?

私も過去にウソをついて報告してしまったことがあり、そのことは小さなミスでも未だに覚えています。
他人にウソをつくことは、自分にもウソをつくことになります。
今回伝えたい本題とは少しズレてしまいますが、「ありのままの自分」でいることは大切ですね。


自分の成長につなげる

他人のせいにして逃げてしまうと、一時的には楽になったような気がします。

しかし、のちのち後悔してしまうことに加え、自分自身の成長を妨げてしまう可能性があります。

しっかりと成長につなげていくためにも、自分自身がどうするべきだったかをきちんと整理しましょう。


また、明らかに自分に非がある場合だけでなく、客観的にみて自分には非がないような事例も、「どうすればこのミスが起こらなかったか?」という視点を持って考えることが成長につながります。

その時の自分自身の立場、相手との関係性などから、どうするべきだったかを考えましょう。
ミスした時の状況だけでなく、その手前でできるアプローチは何かなかったか?

自分には関係ないというスタンスではなく、自分をより成長させるため、関わっている組織が成長していくためにも考え、行動していきましょう。

ただ、自分の非を受け入れたり、どうするべきだったかなど振り返っていると、「不足している」ことにばかり意識が向いてしまいます。
自己否定や悪いとこ探しばかりは良くないので、ここからの思考が重要です。

そこで、不足していた部分が整理できたら、これから「できることは何か」「どう行動するか」をしっかりと整理しましょう。

振り返ることは大事ですが、どれだけ反省してもミスをする前にはもどれません。
しかし、これからどう行動するかで未来を変えていくことはできます。

だからこそ、ミスを振り返りつつ「できること」にフォーカスしていきましょう。
その行動の繰り返しが、自身の成長につながります。

自分のプライドが邪魔をしてつい他人のせいにしてしまったり、自分には関係ないと何も行動しないのは楽かもしれません。
しかし、自分自身が成長していかないことに加え、また同じようなことを繰り返してストレスを感じてしまうかもせれません。

向き合うことに一時的な苦痛はあるかもしれませんが、ありのままの自分を受け入れ、謙虚な姿勢で成長していきましょう。


お読みいただきありがとうございました。


岩瀬勝覚
理学療法士
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