不安との向き合い方 岩瀬コラム02
不安がなければワクワクできる
いつも《湧く湧くマガジン》をお読みいただきありがとうございます。
私たち人間は、誰でも不安になることがあります。
実際に私も不安になることは良くあります。
今回は私自身が必要以上に不安にならなくなった方法をご紹介します。
不安に上手に対処できるようになれば、心に余裕が生まれ、もっと日々を楽しく、ワクワクさせることができます。
これまで不安にうまく対処できていないという方は是非一読ください。
なぜ不安になるのか?
不安という感情は他の感情と比べるとある特徴があります。
喜びや怒り、悲しみなどの感情は、すでに起こった出来事に対して生まれます。
しかし不安は、まだ起こってない出来事に対して持つ感情です。
これは私たちの脳が発達したことにより、未来に対して“予測”ができるようになったために生まれた感情です。
また、同じ不安でも2つのパターンがあります。
1つ目が、不安な出来事がいつ起こるか分かっているもの。
(例、1週間後に職場で大事なプレゼンがあるなど)
2つ目が、いつ起こるか分からないもの。
(例、大きな地震が来たら住むところがなくなるかもしれない、など)
そして不安という感情は、実際にその不安な出来事が発生する(もしくは発生しないと分かる)まで繰り返し起こります。
しかし、不安に対してきちんと整理する事で必要以上に不安になることは減ります。
次の項では、必要以上に不安にならないための具体的な方法をご紹介します。
必要以上に不安にならないために
まず、不安な出来事に対して“どうなっていたら理想か”という目標を明確にしましょう。
その上で、そのためにはどうすればベストなのか、“項目”を作って1つ1つ整理してみます。
私が実践していて、この“項目”がたくさん出るほど、不安にならなくなると感じています。
具体例を挙げると
「自分が思っていることを言ったら今後の相手との関係性が悪くなるかもしれない」
という不安があるとします。
(私は人間関係でこのような不安を持つことが多いです。)
この場合の“理想”は
・関係性が悪くならなずに指摘した部分を相手が改善してくれること
とします。
その上で対策として、
・いつ言うか(タイミング)
・どう言うか(メール、電話、直接など)
・話し方
・話すスピード
・話す場所
・声の高さ
・立ち位置
・相手の性格
・相手との関係性
・その日の相手の心理状況
など、項目をできるだけ多く抽出します。
そして、これらを1つ1つ整理するためには“書き出す”“人に言う”など「言語化」することが大切です。
頭の中でぼんやりしている不安が、言語化することで気づくことがあったり、考えが整理されたりします。
また、人に相談することで、アドバイスして貰えることもあります。
言語化することで、不安なことが整理できて、アドバイスまで貰えたら一石二鳥ですね。
このような対策を私自身、実践していますが、必要以上に不安になることが以前より本当に減りました。
みなさんも是非実践してみてください。
リラックスする
それでも不安な出来事が近くに迫ってくると不安が強くなることがあります。
(例:明日が大事な話し合いをするなど)
そんな時は緊張して、脳が異常に興奮してしまっている可能性もあります。
これも必要以上に不安になる原因です。
脳の興奮を抑えるためにも自分なりのリラックス方法を把握しておきましょう。
お勧めのリラックス方法として
・十分な睡眠をとる
・好きな匂いを嗅ぐ
・好きな音楽を聴く
・深呼吸する
などがあります。
落ち着いた状態で不安な出来事に対してもう一度整理してみましょう。
そうすることで客観的に見ることができ、別の捉え方ができるかと思います。
※整理しないでリラックス方法ばかり実践しているのは、ただの現実逃避になるので注意しましょう。
まとめ
不安とはまだ起こっていない出来事に対して生まれる感情です。
その不安な出来事が起こらないように、もしくは起きても想定内で済むように対策しましょう。
そのための方法として、
①どうなっていると理想的かを明確にする
②項目をできるだけ多く抽出し、1つ1つ整理する。
③ ①②を言語化する
(④リラックスする)
そうすることで不安という感情は随分と少なくなります。
上手に不安と向き合い、楽しい日々を過ごしましょう。
お読みいただきありがとうございました。
岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー
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