【問題集】英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH TOEIC L&Rテスト対策」
はじめに
「スタディサプリENGLISH」シリーズの「TOEIC L&R」対策用アプリを長い間利用してまいりましたが、そろそろ英検や「TOEIC S&W」などに集中しないといけないと思い、今年の4月にサービスの利用を停止しております。
その上で、サービスを利用してきて感じたことを簡単にまとめておくことといたします。(こちらの記事は、別のブログで掲載していたものの転載となっています)
感想
総評
評価点:4.5 / 5
問題の質・量ともに良く、学習効率も高めだと思います。ただし料金も高額なので、ご利用は計画的に。
メリット
問題数は豊富にあります。模擬試験形式の問題20セット(計4,000問)に加え、各Partについて要点説明のための問題も別途利用できるようになっています。自分の気が済むまで試験問題の対策に取り組むことができるかと思います。
出題パターンの幅も広く、また嫌らしいひっかけ問題も用意されており、本番の試験さながらの臨場感を味わえます。
難問や正答率の低そうなものを中心に、解説を要する問題については講義動画が用意されています。
ただ問題を解いて終わるというだけでなく、シャドーイングやディクテーション、音読練習といった復習用コンテンツも充実しています。
初心者向けに、文法学習講座や発音法などのコンテンツも用意されています。こちらも納得が行くまで取り組むことができます。
iPhoneやiPad、Androidはもちろん、パソコンのブラウザからでも利用可能です。学習環境はほぼ選ばないと言って良いでしょう。
これさえしっかり取り組んでおけば、後は公式問題集にも繰り返しチャレンジすることで、800点以上は余裕で取れるようになると思います(実際、私自身も965点を獲得し、リスニングで満点を取っています)。他に対策問題集に手を付ける必要はなくなるでしょう。
デメリット
料金は高いです。1ヶ月につき3,278円かかります(クレジットカード利用の場合)。すなわち、TOEICの公式問題集1冊分(全400問+α)のお値段が1ヶ月でかかってしまいます。
6ヶ月間パックや1年パックといったものもありますが、こちらも結構なお値段です。短期集中でしっかり頑張らないと、お財布には厳しいと思います。
公式の問題ではありませんので、リスニング問題のナレーターも公式のものとは異なります。本番で高得点を目指したかったら別途公式問題集を買う必要があるかと思います。
解答・解説は、市販の対策問題集と同様、割とあっさり気味です。公式問題集同様のクオリティは期待しない方が良いでしょう。もし解説を読んでもさっぱり理解できませんでしたら、初学者向けのコンテンツを利用するか、または市販の参考書をしっかり読んで勉強する必要があります。
単語や熟語の学習用コンテンツも用意されていますが、これは市販の単語集などを使った方が手軽で良いと思います(アプリならではのメリットはあまり感じられませんでした)。
専用のテキストも販売されていますが、1セットあたり1,320円もかかり、市販の問題集よりもかなり高いです(時々セールで安くなることはありますが)。利用料金のこともありますし、よほどガッツリ取り組みたいという方以外はオススメしません。
その他
講義動画は全て関正生氏が担当しています。教え方について合う合わないの問題があるかと思いますので、事前に公式サイトで確認すると良いかと思います(YouTubeでも検索すると出てきます)。
上述の通り専用のテキストが公式サイトで手に入る他、単語学習コンテンツは『TEPPAN英単語』という題名でKADOKAWAより出版されています(市販品です)。